冷房の効いた室内から外へ出ると、空気が肌にまとわりついてふさがれていくようです。このような気候が続くようでしたら、生活のパターンを変えていく必要がありそうですね。会社に勤めているころ、海外へメールを打つと、いまはバケーションで〇月〇日ごろ戻りますというメッセージが戻ってきました。ああ、1か月以上バケーションなのだなぁと思いましたが、いまは海外でバケーションにしても、暑すぎて避暑にならないようですね。私も夕方にならないと外出しなくなりました。1日の時間の過ごし方が違ってきました。
学童クラブに行くと、女の子が待っていたように私の手を取って本箱の所へ行って、本を選んでほしいといいます。自分でできないことではないのですが、そばにいて何かしてほしいのでしょう。3冊ぐらい見つけてあとは自分で選んでもらいます。それで満足で席にもどって本読みを始めます。常勤勤の先生たちは厳しいのですが、私は関係性ができていないのでほとんど注意もしません。あまり、話したことのない男の子が、手を挙げて何か質問かと思えば、読んでいるWBCの写真集を（彼が個人で持ってきている）一緒に見たいといいます。おばあさんは感動して「えっ、どこで買ったの？」と小声で尋ねるのでした。笑。ああ、オータニさん！だ。この子もただそばにいて、一緒に本を見てほしいだけなのです。
親友が昔、フルタイムで働いているときに、帰宅すると年子の男の子二人は、台所でそばから離れなかったといいました。そういう子供たちが増えたのかもしれませんね。ですから、私の仕事は子どもたちのそばにできるだけいてあげることになりました。叱ることもかばうこともしないで、ただそばにいるように心がけています。みんなに公平に。
私自身がそうなように、誰かがそばにいて、そのぬくもりを感じて安心して生きていけるのですから。特別に何かをしなくても、ただ無条件に愛していればいいように思います。条件付きの愛は、不安定ですから。
