こころの浄化のためにではありませんが、高校野球が大好きです。純粋に野球を愛して、日々、その努力を惜しまない球児たちの姿が好きなのです。今日は、高校野球の決勝戦でした。調度、1時半ごろ仕事から戻り、一息つこうとする時間から決勝戦が始まりました。仙台育英高校と慶應義塾高校の試合でした。想像以上に慶應の応援は盛り上がっています。私は初めて、両チームが揃ったのを見て、ユニフォームがそっくりなのを確認?しました。ここまで似ていたのだ!なにか、育英の理事長が慶應出身で、そうなったとか。サッカーですと、まぎらわしいユニフォームにならないように初めに決めるのですが。
107年目の優勝に沸く慶應の応援席。そんななか、仙台育英の選手の悔し涙よりも慶應を讃える拍手に感動。慶應高校の目指した、いつもよりもソフトの決勝戦のような気もしました。もちろん、その火花は熱かったですが。
私の教え子が、神奈川のベストエイトに入るくらいの高校の野球部に在籍していました。もちろん、一般入試で合格しています。朝練のために6時には家を出ます。お弁当は2つくらい持って行っていました。お母さんは大変です。昼練もあり、帰宅時間は8時ごろ。それから夕食です。練習が休みになるのは、定期テストの1週間前からです。成績がクリアできないとレギュラーは絶対に取れません。もう一人男の子(弟)が運動部でしたので、洗濯機は家族用とは別に1台。何よりも大変なのは、神奈川の大会だけでも勝ち進むたびに、父兄が応援にいかなくてはならないことでした。在学中に甲子園の夢は果たせませんでしたが、投手という立場で悩みながらも、たくましく成長していきました。
珍しく閉会式まで観てしましました。その爽やかさと純粋さを味わっていたかったのです。濁っていた心が洗われるからです。「栄光は君に輝く」その陰にはたくさんの支えがあり、なによりも自分自身の純粋さを大切に生き抜くことのように思います。
自分のたからものは、多くの支えとこころの純粋さだと、この年でも確認する時間でした。