夕方、接骨医院へ出かけると、八幡さまの境内ではツクツクボウシが鳴いていて、赤とんぼも群れで飛んでいました。昼間は蒸し暑く、滝のような雨も降りましたが、季節は秋へ動いています。
久しぶりの学童クラブは子どもたちが元気で来ていました。少しテンションが高いようでにぎやかです。外遊びができないので、室内のゲームなどが中心の遊び時間になります。二人組か一人遊びになります。都会的なセンスのお姉さんタイプの子が一人でシラーっとしていました。何をして遊ぶか考えた末、一番ピースの多いジグソーパズルを提案しました。ちょっと興味を持たせるように、1ピースだけ抜いてやることにしました。
なかなか賢い子なので、一人でどんどん絵を作っていきます。それでも200ピースは少し手伝わないと大変そうです。学童クラブで子供たちと遊ぶ間に、ジグソーパズルが好きになりました。そして、例のお話を思い出したのです。あなたは、ジグソーパズルがお好きですか?
冬ソナの小道具にジグソーパズルがありました。そして、「ジグソーパズルが好きな人は、一つ一つ覚えておきたいことが多い人なのかもしれない」というようなセリフがありましたね。ラストシーンでもその1ピースが鍵でした。
覚えておきたいことが多いのだろうか?と思いました。いや、そういうことではないと思うけど・・・。1ピース埋めるたびに、ああ、あれはこういうことだったのではないかしら?と思い出すのです。気が付かずに通り過ぎたことを思い出すのです。それを続ければ、絵が少しずつできてきます。
彼女は見事に時間内で完成!1ピースは(私の思っていた)はいれば、運命の1ピースののよと話しました。少しわかったような彼女でした。もう一人、こんなのできない!と放棄しそうな男の子も一緒に頑張って完成!ちょっとヒントをあげればできるのですね。嬉しそうで壊すのがおしそうでした。
私のジグソーパズルも絵が出来上がりつつあります。とてもうれしいです。