リックを背負って後ろから見ると高校生のように(ちょっとオーバー)、夕暮れのなかを自転車を飛ばします。今日は、上着がないと肌寒いくらいです。帰宅したら、メールを書こうと急ぎます。
ジャニーズの性的虐待や強制わいせつ行為などいままでどちらかというと表き出にくかった問題が報道されています。特にジャニーズの問題は聞くたびに加害者に吐き気がするような嫌悪と怒りが湧いてきます。そして、同罪のマスメディアに対しても。
心理学で学んだことの中に、例えば、虐待を3歳から6歳まで受けたとすると、その心のトラウマから解放されるまで最低3年はかかり、普通は倍かかる(6年くらい)と言われています。それは偏桃体と言われるところに情動の記憶として残るそうです。同じような場面に遭うと、フラッシュバックするのはそのためだそうです。元ジャニーズで被害者として声をあげた人たちは、ずっと心から離れず持ち歩いていると言っています。取り返しのつかない少年時代であり、青年時代であり、成人としての人生なのだと思います。
心の傷は誰もが持ち歩いていることだと思います。今もウクライナでは愛する人を失った悲しみに暮れている人がいます。それは何かによって癒される問題ではないのですが、時間をかけて誰かがその悲しみに寄ろ沿って歩けば、少しずつ癒えていくもののでしょう。そういう意味での心理学(カウンセリング)は日本では遅れています。
キリスト者の私は、毎朝、イエス様やマリア様にお祈りします。マリヤ様にはどうか哀しみくれる人の心に少しでも明るいあたたかい光を届けてくださいと祈ります。その哀しみや苦しみは、愛によってすこしずつ癒えていくもののように思います。私がそうであったように。
今は、喜びのメールを書けるようになりました。