1/5の朝日新聞の天声人語。霊長類研究の第一人者、山極寿一京大総長の、家族をあり方をめぐるインタビューが書かれていました。人間とサルとの違いに、食物を仲間の所に運んで一緒に食べるようになったことをあげています。そういう人間の発達は、言葉を獲得する以前のコミュニケーションがもたらしたらしいです。だから現在でも言葉以前の交流が大切だ ということです。たとえば触覚。認知症の母もデーサービスで介護師さんが玄関をはいるとすぐ抱きしめてくれると嬉しそうに話します。心理カウンセリングのなかにも抱きして癒していくということもあります。本当につらい時、ただ抱きしめてほしいと思うことがありました。人は生身の体を使って人とつながることが必要なのでしょうね。そう、抱きしめ合うことができないなら、握手でもいい。二人しかわからない熱い熱い握手もあります。
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