gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

悪いところをたくさん思い出して

2024-09-09 20:31:36 | 日記

八幡さまではまだミンミンゼミが精いっぱい鳴いています。鳴きだした秋の虫たちも季節を間違えたかなと鳴くのをやめてしましました。まだこの暑さが1週間は続くそうです。夜中はうすい夏掛けから手や足も出ているのですが、朝方はミノムシさんのようにくるまっています。なんとか体力維持をしていますが・・・。

学童クラブのお友達の先生は夏休みからご主人が入院されています。発見がむずかしいとされているがんで、かなり進んだ状態で入院してどこまで?という感じだそうです。2学期から少し遅刻してきますが、彼女は仕事に復帰しました。少しやせた感じです。「だいぶ持ち直したのよ」と彼女は話します。

「あの時、あんなことされてて苦しめられた」とか「あの時のことは絶対に今でも許せない!」とか悪いことを思い出すことにしたの、と彼女は言います。「だから、罰が当たって病気になったのよ」と思うそうです。いいことは亡くなった後たくさん思い出すだろうからだそうです。そうですね、思い出は浄化されていいことばかりおぼえていますから。そんな話ができたのも、少し彼女に余裕が出たからかもしれません。久しぶりに夏休み1度顔を出されたときは、握手しただけで涙ぐんでいました。

そんな状態でも働いている時間だけは気がまぎれれば、それがいいのでは、と思います。わずかな言葉ででも彼女の想いを受け止めてあげられればと思うのです。

「生きる」ことは厳しい・・・。不安で眠れない夜もあれば、泣き明かした夜もあります。でも、ひとはその命がある限り生きなくては(生き抜かなくては)なりません。気障に言えば、それが人生

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事実婚がいい

2024-09-08 21:00:13 | 日記

はるか昔の教え子が(当時は11歳くらい、今は内緒)京都へ来るのでお会いしましょうと連絡がありました。いくらか涼しい比叡山にでもと思ったのですが、あまりにも能がないので、神護寺に行くことにしました。久しぶりの京都ですし、高山寺へはいつ行ったかしら?くらいになります。TVで秘仏「毘沙門天」などが150年ぶりに特別御開帳ということで、出かけました。

教え子のTちゃんは中学受験で中高一貫校へ、大学進学の頃相談を受けました。経済的にも恵まれ女の子一人なのでのびびのびと大学時代を過ごし、海外へも留学。それでも普通?女の子として上場会社へ就職しましたが、ある日転職したいという相談がありました。そのころから、なにか迷うときは私のもとに相談というよりは、思いを吐き出しにきました。

「先生、(まだそう呼ぶのですが)朝ドラを見ていますか?」という話から始まりました。朝ドラのストーリというよりは、彼女は夫婦別性や夫婦のかたちや性的マイノリティの話をしたかったようです。特に、「日本に戸籍があるのがいけない」と。本当に戸籍というものは面倒なもので、姓が変われば、銀行口座から様々な変更届が必要です。もちろん、彼女はその面倒さを言いたいのではないのですが。「二人の問題」がどこかで「家」と「家」の問題になる。「事実婚」がなぜ海外のようにこの国は認められないのか等々。

ここでそのお話をすると長くなりますが、最近、能登半島地震のボランティアで「防災士」の資格を取って現地へ行っているような彼女には、失いたくない自由があるのでしょうね。子どもを産むことへの抵抗もあるようです。結局、「子育ては女性が担うことがいまは多すぎる」と。

器もできていないところでいくらお金をばらまかれても、子供は産めないと思います。結婚、出産・・・。

「Tさんを良く理解してくれるようなレベルの人と巡り合いうときが来ると思うわ。それは先かもしれないけど、きっとくるわよ。狭い世界の男性でない人がね」それが私の答えでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「今」を幸せにする

2024-09-07 20:45:49 | 日記

9月ももう7日。それでも昼間は容赦なく太陽が降り注ぎます。なんとなく体重が落ちてきた気がします。夜の涼しい日には、温かいお茶やコーヒーがおいしく感じられたのに・・・。

今日も図書館へ出かけました。区切られた空間の一人机で程よい冷房で、冷蔵庫もパソコンもないので勉強するにはとてもいい環境です。昨日まで全体像が見えなかった2021年位からの教育方針。すぐそばに教育関連の書籍の棚があるので、手にした本『みんなの「今」を幸せにする学校』(遠藤洋路著)が、熊本市の例に説明されていて「ああ、そういうことなのだ」と納得しました。

この不確かな時代・・・。たしかに不安定、不確実、複雑、曖昧の時代。それは教育ばかりでなく私たちの生きていく環境がまさにそのものですね。予測不可能な未来。私などが生きた時代の価値観とはかなり違うのですから、感覚的にわかりにくかったのかもしれません。安定して固定されてなくてはなりませんでしたから、なんとも生きにくく落ちこぼれと思って生きていました。

「教育」というものは本質的には「未来」へのものかもしれませんが、この不確実な時代に子供たちは「今」をいきているということを感じました。言語の違う子どもたちと思っていましたが、それではない気がしました。それはみなが同じなのではないでしょうか。「今」という時が保障されれば。そう、それで十分しあわせなのではないでしょうか。

がちがちなものから解放されて、自分らしい方向へ向かっていければ、それでしあわせを感じることができるのではないでしょうか。大げさにいえば、人は自由に自分の幸せに向かって生きることができる。

この年になり、教育学の勉強から思わぬ価値観を見つけることができました。ここまで導いてくださった方に感謝です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多様性の中を生きる

2024-09-06 20:28:05 | 日記

朝の涼しさとは打って変わって、昼間の暑さと陽ざしの強いこと。空気が澄んでいるだけに、肌に突き刺さります。夕方遅くの買い物の帰りには、裏道を走ると虫の声が大きくなりました。

今日はお休みなので、午前中から図書館へ勉強に。お昼も図書館でと、お勉強に飽きないように「源氏物語」の本なども持って出かけました。市立の図書館は自習室やらが整っているので、平日なので人も少なく静かな環境で過ごすことができました。勉強は好きではないけれども、こんな時間を過ごすのは好きでした。小学生のころから、近くの鷗外図書館へ行って、本を読んでいた記憶があります。一人暮らしは、困ることも多いですが、この自由な空気は一人ならではの貴重な時間のように思います。

勉強を休んでいたのは、約10年でしょうか。それなりにニュースは見ていたつもりですが、まるで浦島太郎さんのように、わからないことばかりです。いや、ニュースで見たり、今回学んでいることと現実の乖離に戸惑っています。教育というののが、立体的になったというのか、多様性を許容するようになったというのか・・・。すばらしい構想なのですが。

そんなことを思いながら、セブンのサンドイッチをほおばりました。気分転換に源氏物語のヒロインたちという対談集を開いてみると、やはり「香」の匂いがするのです。気のせいかな?と思っていたのですが、前に読んだ方が焚きこめた感じです。源氏が恋する女性・・・身分の高い人、同じくらいの人、そして低い人。はかなさを秘めた女性が芯は強かったり、様々たタイプの女性の一生・・・。それこそ多様性の生き方です。笑。

得たいのしれないおまじないのような横文字が氾濫する時代。自由なようで生きにくい現代。おばあさんの人生はそう長くないからいいけれど、これからの時代を生き抜く人たちは、なまじ古いしがらみが残っているこの国は生きにくいのかもしれないなぁと思うのです。面倒になったらAIに聞くのがいいのかもしれませんね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青春時代はゆめ

2024-09-05 21:53:03 | 日記

今日も茜色の空でした。いろんな形の雲にそれが映えて、とてもきれいで、お帰り!と言ってくれているようです。そんな夕暮れ、虫も鳴きだしました。

学童クラブの仕事は、重労働の部類ではないでしょうか。こどもたちにけがなどがないように神経を常に気を使います。そして、何度注意しても聞かない子供たちとの戦いです。シニア世代の支援員が多いので、仕事が終わるとみんなさんへとへとです。今日は、子供たちが学校用のタブレットで運動会のダンスの振り付けを見ていたそうです。ああ、そういう時代なんですね、とみんなで感心!「私たちの頃は、体育の先生が振付を考えて、運動会の前には、何回も運動場や体育館で練習したわね」という話に。「いや、ダンスはフォークダンスだったよ」と男の先生がいいます。そこから「そう、そう、オクラハマミキサとかマイムマイムとか・・・」、「当たりのパートナーとあれ~というはずれのパートナーとか?」話がおじさん、おばさんではずみます。中学のときや高校の時は、運動会の後、キャンプファイヤーがあったとかそれぞれの思い出話にはずみます。

そのあとの何十年、さまざまなことを経てきたのに、青春の1ページはみんなが大事に持っているのが、なんともいえない連帯感で、みんな、疲れが少し軽くなったようです。家のことなどはあまり話し合うことはないのですが、あの盛り上がりはなんだったのでしょうか!

青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの

青春時代の真ん中は 道に迷っているばかり

そんな歌詞を思い出しました。あなたの青春時代はどんな時代でしたか?私の青春は、あのころとこのおばあちゃんの時代のようです。時にときめき、時に迷い不安になり・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする