今年は3月にはいってから、気温が高く雨の日が多い。外歩きがままならないので映画でもと、「フローズン・リバー」を観に行く。夫に逃げられた白人の女性と事故で亡くしたインディアンの女性2人がお金のために密入国に手を染めてしまう話。2人ともトレーラーハウスに住んでいる貧しい生活の中、子供を守るために犯罪に手を染めてしまい、最後は白人の方が捕まってしまうのだが、少し救いのあるラストになっているのにホッとする。5歳の弟の面倒を見る15歳の兄の存在がけなげでいじらしい。何がなんでも子供との生活を守るんだという強烈な母性の物語を観ながら、虐待で子供を殺してしまう親のニュースに接するのが現実の世界である。
映画を観終わってから元町を歩いていたらこんな街のど真ん中でコブシの花が咲いているのを発見。季節は着実に進んでいる。