ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

稼働率の低いスキー

2015年02月25日 | 山旅

若い時やっていたスキーを去年からまた始めた。リフトに乗っている間が寒い、時間の無駄、稼働率が低い、汗もかかないのにスポーツといえるのか、など文句たらたら。しかし毎日山登りでは体力が持たないのでその間隙を縫う楽しみにしたいのだが。

ゲレンデからは乗鞍岳がよく見える。お天気がいい日なら一人でも登れそうな気がするが無茶は禁物。おとなしくスキーを履く。

 

若いころはまる1日ゲレンデに出ていたが、今は午前2時間滑っていったん宿へ戻り昼食、昼寝、午後また2時間くらい滑るペースで十分。いくら一生懸命やってもスキーでは汗もかかないし、運動量も知れている。早めに切り上げて最後はスノーシューで宿の前の斜面を登ったり下りたり、森の中を歩いたりしてやっと少し汗をかく。

 

今回の宿の食事はバイキング。前回は懐石料理の魚攻めと朝食の米飯攻めにあったが今回はお肉もあるしパンもあってありがたい。サラダバーもあるので野菜が思い切り取れるのもうれしい。

信州名物花豆とイナゴも食べてみる。イナゴは佃煮にして甘辛く煮付けてしまうと昆虫感はなし。エビの殻みたいなもの。1匹食べれば十分

 

平日の宿泊プランは熟年ばかり。私など若手に入りそうな70歳台が主流。そのうち半分ほどはスキーが目的のようだ。山登りよりはずっと楽だし昔取った杵柄も活かせるしといったところか。

お天気は晴ればかりじゃない。強風で吹き付ける雪。こんな時リフトに乗っていると「なんでこんな目に遭わないといけないのか」とブチブチ文句ばかり。前回懲りたので今回は超極厚パッチを履きこみ、バラクーバ、ゴーグルも付けて完全武装だがそれでも寒い。バラクーバに着いた息が凍りバリバリになる。

 

ずっと初心者コースの緩斜面を滑っていたが、ちょっと欲を出して中級コースなども滑ってみる。ジグザグならなんとか滑れるが、他人が見たら斜滑降ならぬ不格好だろうなと思いながら下手は下手なりに楽しんだのだった。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街歩きは楽だ

2015年02月22日 | 散歩

今週はよく動いた。お天気がよくて近くに山があるとなるとついがんばってしまう。体育会系の趣味はなかなかしんどい。

今日は力を抜いて松本街歩き。

これは初めて見るマンホール。防火関係だけにいなせな纏いなどが描かれた和柄

 

いつもの松本市立美術館に行って、70歳以上限定の公募展など観てみる。

 

静的な趣味とは無縁だが、年相応の枯れた画風のものより歳とは関係なく奔放な作品が多いような気がする。じっと座って描く趣味でもこれはこれでもなかなかエネルギーが要りそうだ。

お昼はソバ。松本は蕎麦屋が多くてどこがおいしいのかよくわからないが、最近見つけたセルフのお店で肉ソバを食す。早い、安い、適度にうまい

 

駅前広場にこんなものがあったとは今まで気が付かなかった。槍が岳開祖の播隆上人。江戸時代末期にすでに槍が岳頂上に立ったとか。敬意を持って見上げる

 

山歩きに比べれば街歩きは楽だと改めて思った1日だった

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蓼科山

2015年02月21日 | 山旅

秋に登り損ねた蓼科山へ登る。0755時茅野から北八ヶ岳ロープウェイ行きのバスに乗る。土曜日なのでスキー客も含めほぼ満席で出発。最近はロープウェイで上って北横岳や坪庭をスノーシューで歩くのが人気らしい。

蓼科山の登山口行きのバスはないので石臼台別荘地で降りてあとは車道歩きで登山口へ向かう

顔だけ出したバス停

 

 先日の大菩薩嶺と同じく部分的に道路が凍っているのがいやだ。ここはけっこう通行量もあるので滑って転んでそこへ車が来たら目も当てられない

蓼科山が見えてくる

 

道路際のツララ

 

蓼科山への登山口としては竜源橋と女ノ神の2つがあるが、竜源橋の方は誰も入っておらず、スノーシューがあっても一人ではとても無理そうなので女ノ神登山口から上る。今日は土曜日なので駐車場はいっぱい、行きかう人も多い。

途中まではツボ足。雪山の基本フラットフィッティングと八の字歩き、言い換えればべた足、がに股歩行で乗り切るが幸徳平からはアイゼンを着ける。

高度が上がって八ヶ岳連峰が間近に見えてくる

 

 快晴、無風、360度眺望ありの快適な登山日和である。雪と氷が同時に付くのもこのお天気のおかげ

 

 

蓼科山は下から見ると丸いこんもりとした山だが、頂上直下はけっこう傾斜があってしんどい。バス停から3時間半で頂上到着。

 

穂高連峰

 

南アルプス方面

 

 

 雪に埋まった頂上小屋の後ろは北信の山々

 

 

快晴微風のなか頂上から360度の眺めを満喫して下りてくるとカモシカが2頭歩いていた。小さくてわかりにくいがお尻が白いのがかわいい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新雪の大菩薩嶺

2015年02月19日 | 山旅

今日は山梨まで足を延ばして大菩薩嶺に登る。昨日はこの辺りも積雪があったようなのできれいな雪を踏めそうだ。JR中央東線塩山まで普通電車で2時間半ほど。沿線からは八ヶ岳、南アルプスの眺めがいい。

途中の日野春駅と甲斐駒ヶ岳

 

大菩薩嶺の地元塩山市マンホール

 

スタートが遅いのでバスを待たずにタクシーで登山口へ向かう

 

0930時登山口からまずは丸川峠へ向かう。タクシーを降りてからしばらくは車道を歩くことになるがアスファルトが黒光りしている。水に濡れているのではなく凍ったブラックアイスになっている。道はゆるい上りだがそれでも滑る。昔白馬の駅前で見事に滑って負傷した苦い経験があるので慎重に端の雪のあるところを歩いていく。

やっと車道をはずれ、狭い尾根道を登っていく。先行の足跡はつぼ足とアイゼンの2人。傾斜はけっこうあるがつぼ足でも行けそうだ。ただ時々新雪の下が凍っているところがあるのが怖い。雪道の上りはやはりコースタイムどおりにはいかず、丸川峠まで2時間半かかって到着

富士山が見えるのだが上は雲がかかっている

 

峠からさらにコースタイムでは1時間20分とあるがこれがなかなか遠かった。雪も多くなりトレースを外すと膝ぐらいまでもぐるので忠実にトレースをたどる。だんだん先行者の足跡に引きずるような跡が見えてくる。その気持ちがよくわかるしんどい道である。コースタイムより20分余分にかかって13時50分大菩薩嶺(2057M)到着。周囲の眺望はなし

 

一般には大菩薩峠が有名だが時間の都合で峠は省略。峠への分岐付近から河口湖と富士山が望めるが残念ながらほとんど雲に隠れている

 

下は木々の雪がほとんど落ちていたがこの辺りはまだ残っている

 

帰りのバスの時間もあるので上日川峠方面への下山を急ぐ。登るのに比べて雪道の下りの楽で楽しいこと。上りで余計にかかった時間を余裕で取り返すことができる。

今は車道も雪のため通行止めなのでカーブミラーで撮ってみる。

先行が2人いたが結局追いつけず、平日だったこともあり他に行き交う登山者はなく久しぶりに誰にも遇わない静かな山行となった

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の上高地

2015年02月16日 | 山旅

やっぱり六甲山では物足りなくて信州まで足を伸ばすことにして今年も松本へ来た。最初はとりあえず白銀の穂高連峰を見たくて冬の上高地へ入る。

今の季節、上高地への直接のバスの便はないので松本から高山行きのバスに乗って中の湯で下車。釜トンネルから徒歩で上高地を目指す。

釜トンネル入り口

 

この辺り、見上げるといつ雪が落ちてくるかわからない不安定な斜面である

 

トンネルの中は照明がないのでヘッドランプを点けて行く。オフシーズンだがこの時期は工事関係の車両の往来が結構多くてあまり気持ちのいいところではない。おまけに普段はバスで通り過ぎていてあまり気づかないが、歩いてみると結構上り坂になっていて1200Mほどの距離が長く感じられる。15分ほどで抜ける。

トンネルを抜けてから大正池辺りまでは道路際の壁が切り立っているところがあって雪崩の心配もあるので注意深く進む。

1時間ほどで大正池に着く。大正池からの穂高連峰

 

さらにここから1時間ほどで河童橋到着。静寂の上高地を期待していたらそれどころではなく橋の付近は工事車両が入って工事の真っ最中でいささか残念

河童橋から穂高連峰

 

 

 

岳沢アップ

 

反対側の焼岳方面

 

今日はお天気に恵まれたので平日でも結構多くの人が訪れていた。真冬とはいえ上高地の人気は高いようだ。道も人が踏み固めていてトレースがあるので、はずさない限りスノーシューも不要だった。眺めを満喫してまた釜トンネルまで引き返す。往復4時間のちょっと長い散歩だが気持ちのいい雪道歩きを楽しんだ

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

繕い裁つ人

2015年02月10日 | 映画

丁寧で端正な生き方、予告編でそんな感じがした。しかも舞台に神戸とその周辺のあちこちが選ばれているというのでこれは観ておかないと。

創業者の祖母が営んでいた仕立て屋を継いだのは孫にあたる市子。その丁寧な仕事ぶりで地元の顧客に評価されている。そこへ彼女の服のブランド化を提案する大手デパートの社員藤井が現れ説得のため通い詰めるが、彼女の頑固さは一筋縄ではいかない。通っている間に彼女と顧客の様々な関わり方を知る藤井。彼の説得に自分の中に変化を見つける市子。

オーダーメードがあまり身近でない世代にとってはその丁寧な仕事ぶり、職人気質などは憧れである。また一度仕立てたもののサイズの変更など何度も仕立て直しする、ものを大切にする姿勢にも共感できるものがある。しかしその手間暇にかかる費用は、などと考えてしまったりもする貧乏人の悲しさ。仕立ててもらった服を着て一堂に集う夜会の場面もレトロで美しいのだがなんだか気恥ずかしい。

別に人の生き死ににかかわる映画ではないのに主人公と説得役の思い入れの強さに圧倒されなんとなく重く感じてしまう。挿入されるチーズケーキやお団子の話も文字通り胃に重かった。自分では物を捨てない大事にする世代の人間だと思っていたが案外ファストファッションに毒されていたのだった。丁寧で端正な暮らし方ってけっこう大変なのだ。

観終わってから、ロケ地を紹介したポスターを見ていたら、あの夜会が撮られたのが意外な場所と知りびっくりしたのだった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊吹山に登る

2015年02月07日 | ちょっと遠出の山

この前失敗した5時起きに再チャレンジ。今回はなんとか布団を撥ね退けた。この一瞬だけだがこれがなかなか難しいのだ。

ということで今回は近江長岡からバスで伊吹山の登山口へ向かう。駅からの伊吹山。いつ見てもどっしりしたかまえ。見えている広い斜面のちょうど真ん中辺りを上ることになる

 

駅前のマンホール 「さんとう」とは山東のことらしい。なるほど伊吹山の東だ

 

伊吹町の登山口のマンホール

 

出だしは融けた雪で地面はぐちゃぐちゃ。三合目あたりからやっと雪道になる

 

やっぱり雪道は気持ちがいい。6合目の避難小屋が見えてくる

 

6合目を過ぎてしばらくすると斜度が増してくる。なんとかツボ足でがんばってみるが途中であきらめてアイゼンを付ける。急斜面なのでまずはバケツを掘って足元を安定させなんとか装着。4年前の前回は強引に最後までツボ足で登りきったが今回はそんな馬力がない。やっぱり歳のせいだろうか

こうしてみるとけっこう急斜面

 

麓から3時間半で頂上(1377M)到着

 

天気が良く気温も上がっているが、さすがに頂上ではまだ少しエビの尻尾が残っている

 

社務所も寒そうだが前回来た時よりは雪が少ない

 

前回はこんな具合だったのだが

 

道標の埋まり具合からすると積雪80センチくらいか

 

眼下に琵琶湖

 

日差しはあるが風の当たりがきついので早々に下山。急斜面は尻スキーにが楽しい。爽快に滑って6合目まで下りる。せっかくきれいになった靴が3合目からはまた泥靴と化したのだった

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真展

2015年02月06日 | その他

富士フィルムの創立80周年を記念して同社所蔵の写真を公開した写真展を観に行った。写真家101名のの代表的な作品ばかりなので観たことのあるものも多かった。今はカラー写真を見慣れているが、プロの撮ったモノクロの写真は雰囲気がある。カラーより質感が際立っているからなんだろうか。

さらに富士フィルムのものということもあって、印画紙の説明などもあってそれを読むと写真の初期には卵の白身やゼラチンを他の薬品と組み合わせて塗布していたとのこと。最初に発明した人の発想ってすごい!

 

さて観終わって別の用も済ませ、お茶でも飲もうとTULLY'Sに行く。ところが入り口のドアの取っ手を引っ張っても開かない。変だなと思って押してみたがやっぱり開かない。もう一度渾身の力で引っぱって手を放したとたんその反動で少しだけドアが横にスライドしたのだった。引き戸だったんだ。それならそうとちょっと矢印でも付けておいてよね、もう少しでタリーズのドアを壊すところだった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホドラー展

2015年02月04日 | その他

連日中東からは殺伐としたニュースが届く。ISISを非難することは簡単だが、その台頭のもとはイラク戦争にあり、さらにはアラブ諸国、イスラエル、欧米、ロシア、さらには宗派、民族などいろいろなものが絡んでいて単純な問題ではなさそうだ。いったい誰がどのように解決できるのやら。

人の命は重いといわれるけれど、たまたま生まれた場所によって驚くほど軽い命しか与えられない不運。これまでにいったいどれくらいの兵士、民間人の命が失われてきたのだろうか。

などと私が家で悩んでいてもしかたないので今日も出かける。久しぶりに兵庫県立美術館に行き公開中のスイスの画家フェルディナント・ホドラー展を観る。今回初めて聞く名前だが、スイスの山の絵なども描いているということなのでちょっと観てみたかった

この絵は淡い色調だが、ユングフラウを描いたものは力強く、どちらも魅力的だった。思ったより山の絵が少ないのが残念だったが、人物を描いた大作は色遣いがきれいで見応えがあった。自分の愛人の遺体を描いているのには少しドッキリしたが、これも画家の業だろうか。

 

 

近くの住宅街にできていたこれはなんだ?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダブルおたふく山

2015年02月01日 | ちょっと裏山

榛原からの霧氷バスで三峰山に行こうと5時起きを目指していたのに目覚ましを止めてしまい寝過す。冬のこの時期自分の体温と一体化した布団の中というのはどうしてこんなに気持ちがいいのだろう。いくら好きなことのためとはいえ布団をはねのけるのは至難の業である。いったん出てしまえば体は動くのだが。

もう今からではバスに間に合わないのであきらめて近場でお茶をにごすことにして住吉谷を登る。途中の分岐から西おたふく山を目指す。去年の同時期は膝下くらいまでの積雪があったが今回はほとんど雪がない。

 

去年はこんなにあったのに

 

少々物足りないがおたふく山頂上まで出るとなんとか雪景色に

 

 

六甲山のてっぺん付近も

 

西おたふく山に登ったついでに東おたふく山にも登っておこうと石の宝殿から蛇谷北山ルートで下りる

モノトーンに赤はよく映える

 

このルートも去年は適度な雪があって歩きやすかったが今回は中途半端な雪でしかも人が踏み固めていて滑りやすくなっているところもあって難渋したがなんとかツボ足のまま下る。

東おたふく山からはほとんど雪はなし、足元は雪解けと足跡でこねくり回され靴もスパッツもドロドロに。

 

岡本まで戻ると今年もいるんだよね。西宮では人口浜に定住しているのがいて散歩中の人を襲ったとか

 

900Mまで上がれば雪景色だが、下は春の気配。梅林の梅もちらほら

 

 

本格的な雪山なら雪で磨かれ下山すると靴は新品のようにピーカピカになるのだが。やっぱりそんなところに行きたいなと思う今日この頃

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポイント募金はこちら