ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

ヘビーな1日

2012年04月27日 | ちょっと裏山

  

雨が降る前の2、3日、お天気はよかったのだが黄砂がひどく、六甲山も白くかすんでいて登る気にもならなかった。今日はすっきり視界もよくなったので午後から布引の水源地から市が原の辺りを歩いてみる。

桜は終ったが、新緑が鮮やかになってきた水源地付近

 

水のきらめきも美しい

 

 

秋の色とはまったく違う色を見せる木々の生命力はすごいなぁ

 

スタートが遅く、あまり遠くまでは行けないので市が原から高雄山に上る

 

この上りは六甲山でも屈指の急坂なので、ここを休まず一気に息を乱さず何分で上がれるかでそのときの体調がわかるのでけっこう好きなコースである。尾根を歩いているというよりむしろ山の背骨を歩いているような気がするところでもある。

 

今日は30分で上りきる。まあまあといったところか

 

この後、新緑の中気持ちよく歩いていたのだが、道を横切るようにが横たわっていて動こうとしないヘビに遭遇して驚く。木の枝を近くに投げてやってもまったく動じない。下手に近くを通って鎌首を上げられ咬まれでもしたらいやなので、藪に迂回してやりすごす。ところが今日はその後も2回、またヘビに遭遇してしまう。この辺り、地名にも蛇の文字が付くのだが。

 

木々だけでなく、動物もまた活発にうごめく季節になったということか。まあ、むこうにしてみたらこちらが闖入者なので文句もいえないが。これまでにも山では何回か出遭っているが今回のように3時間くらいの間に3回も出遭ったのは初めてで、少々気持ちがヘビーな日であった。

 

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一抹の寂しさが

2012年04月20日 | 映画

  

  最近はネットのamazonや、BOOK OFFなどの店舗でも安く古本が手に入るようになり、つい気軽に手を出してしまう。安いのはありがたいが、新本のように定価で手に入れたというありがたみがなく、つい「積ん読」状態にもなってしまうのはいいのだか悪いのだか・・・。時折処分もしているが、いつの間にかまた溜まっていく。

  今回、昔集めた映画関係の本、パンフレット、ポスターなどを思い切って処分しようと古本屋さんに来てもらった。これらはみな、定価で手に入れ、目も通していて、それなりに愛着もあるので処分を決めてからもグズグズと引き伸ばしていたのだが、場所ふさぎでもあるのでやっと重い腰を上げることにした。

  一番映画を観たのは1970年代だが、今のように公開が終るとすぐDVDになるという時代ではなかったので繰り返し名画座で上映され、3本立てなどというのもあった。そんななか年間100本ぐらいを映画館で観ることもあった。付随する本やら資料を集めていたのもその頃である。

  ただ、現在の古本業界では70年代は新しすぎて、1950年代から以前のものでないと大した価値はないとのことである。といってあと20年も30年も寝かして古くなるのを待つというわけにもいかない。結果、ダンボール6箱分で買取提示価格12,000円也。思わず「うーん」と、うなってしまったが了承してしまった。

スペースができてスッキリはしたが、一抹の寂しさが・・・。

                                 

       

 

    

 

 

 

    

                        

 

 

 

 

 

  

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

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室生再訪

2012年04月19日 | その他

   

2年前に宇陀の仏隆寺の桜を観にいった帰りに寄った室生の里の雰囲気がとてもよかった。ただそのときの室生の桜は少し遅かったので、今回満開の時期に再訪した。

最寄り駅は近鉄の室生口大野。駅の周辺の桜も満開

 

先ずは駅から歩いて10分ほどの大野寺の枝垂桜。お見事!

 

境内は花盛り

 

川を挟んだ対面の摩崖仏

 

近くのカフェ、というより茶店

 

 東海自然歩道を歩いて室生寺のある集落を目指す。途中、山の中に室生山上公園芸術の森という施設があった。ロケーションは素晴らしいが訪れる人は少ないようだ

 

歩いて1時間ほどで室生の里に到着。桜は満開、椿や水仙も咲き乱れていた 

 

 

西光寺の枝垂桜

 

その上のお屋敷の辺りの雰囲気がとてもいい感じ

 

室生寺周辺も桜が満開

 

 

国宝、室生寺金堂

帰りも同じ東海自然歩道を歩いたが、陽の差さない石畳の道は苔むしていて滑りやすく、何度も滑りかけたが何とか持ちこたえ、今回はこけずに済んだのだった。

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ヘルプ 心がつなぐストーリー

2012年04月19日 | 映画

   主人公スキータは、その当時家に黒人の使用人がいるのが当たり前の白人の中流家庭の娘で、大学を出て小説家を目指して地元の新聞社で働くようになる。

  アメリカで奴隷解放令が出て100年、今から50年ほど前の1960年代ミシシッピ州が舞台なので、黒人たちは当然雇用契約で雇われているのだが、その実は理不尽な扱いを受けたり、白人至上主義のKKK団に狙われたりして根強い差別のなかにいる。そんな状態を取材し本にしようとスキータは黒人のメイドたちに話を訊こうとするのだが、メイドたちは仕返しを恐れてなかなか応じてくれない。それでも1人2人と協力者が現れて最後には"The Help"という本になって出上梓されるまでのお話。Kathryn Stockettの同名の小説が原作になっている。

  メイドが働く白人の家庭の女たちはポーカー、パーティーなどに興じて、家事も育児もメイド任せ。黒人は不潔だから家の中のトイレは使わせないと、使ったメイドをクビにしたり、外に専用のトイレを作ったりする。そのくせメイドが作った料理に舌鼓をうち、子どもがメイドにべったりなついてもそれは当然のこととして受け入れる。そのあたりの差別感情が矛盾しているように思えるのだが、説明できないところにその根深さと本質があるのかもしれない。映画の中ではメイドの作ったチョコレートパイをおいしいといって頬張ってとんだしっぺ返しにあうところが痛快に描かれている。

  描かれる白人の中にはメイドと真っ当な雇用関係で接したり、スキータのように義憤に駆られて行動する人物もいるのが救いになっているが、差別という問題は黒人が大統領になる時代が来ても完全に払拭されたとはいえず、その根深さが悩ましい。

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片岡珠子展

2012年04月18日 | 散歩

  

  御影の香雪美術館で開かれている「片岡珠子 生命あるれる」展を観に行く。日本画だが油絵を思わせる大胆な色使いの富士の絵が気に入っている。103歳で亡くなっているが、歳をとっても「涸れる」とは無縁の大胆な構図の絵を描いていて、100歳まで院展にも出展していたというからそのエネルギーや・・・。

 

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満開

2012年04月12日 | 散歩

  

今年の桜は春の大嵐もかいくぐって見頃を迎えている。阪急御影駅から岡本駅の辺りをぶらぶら、春爛漫の桜を観て歩いた。

弓弦羽神社の参道の小さな並木もそろそろ花吹雪

 

境内の枝垂桜も満開

 

香雪美術館のお庭のウメも

 

岡本の木蓮も

 

あまりの暖かさにネコの気も緩んで熟睡

 

 散歩の後は友人たちとお茶を飲んだが、そこでの会話はやたら「あれ」「それ」が多く、人間の脳みそもかなり緩んでいたのだった。

 

 

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僕たち急行 A列車で行こう

2012年04月04日 | 映画

  

  昨年亡くなった森田芳光監督の遺作「僕たち急行 A列車で行こう」。鉄道オタクの2人の青年を松山ケンイチと瑛太が独特の台詞回しとテンポで演じているのが心地よいと感じるか不自然と感じるかは観る人によって違うと思うが、私にはあまり心地よくなかった。

  2人ともそこそこ仕事もできて、女の子にももてる好青年で、出てくる人もみんないい人で、なんとも緊張感のないゆるい作品だったが、出てくる鉄道風景には旅情を誘われる。冒頭出てくるわたらせ鉄道は以前から気になっていた路線なので、ぜひ乗ってみたいものだ。

松坂慶子が女社長の役で出てくるが、ますます貫禄がついてなんだかはじけていたなぁ

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