ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

梅雨の晴れ間の山散歩

2016年06月27日 | ちょっと裏山

梅雨らしい天気が続く今日この頃。家にばかりいるとカビが生えそうなので晴れ間を利用して山散歩に出かける。アジサイの季節なので森林植物園にでも行ってみるかと布引からスタート

このところの雨でさすがに雌滝とその下の堰の水量も多い

 

雄滝も威勢よく

 

水源地の下の五本松隠れ滝もいつになく元気

 

滝は涼しげだが、夏の六甲山は暑い。歩いていると汗が噴き出る。熱中症にならぬよう水分、塩分を補給しつつ、それでも山を歩くのは気持ちがよく2時間ほどで森林植物園に到着。平日だがアジサイ見物の人がけっこう多い。

この季節、スイレンも見頃


白いアナベル


山アジサイのシチダンカ


ここにもあったコンペイトウ。先日行った長居公園にもあったが新しい品種なのだろうか。まるで作り物のようにも見える


その他彩華やか


西口近くのウサギ園には新しい看板


学習の森から洞川梅林を経て再度公園へ。最近の工事で石に落下防止のネットがかぶせてあったがこれって効果あり?


大師道を下り三宮に出ると、いつも満員のカフェが珍しく空いている。これは入ってみなければとつい出来心でこんなものを


う~ん、甘い。しかし山から下りてのパフェ、たまりません









 

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jRO講演会

2016年06月25日 | その他

登山時の遭難に備え、救援費用をカバーするjRO(日本山岳救助機構)の保険を利用している。そのjRO主催の講演会を聴きに行った。ドローンによる救助の試行などタイムリーな話題の他、今回は日本100名山、200名山一筆書きを達成した田中陽希氏の講演付き。

 

 

 

会場には実際に使われた山道具や資料の展示もあり

 

 

 

ご本人は相変わらずのピカピカ頭で登場

 

日本100名山や200名山登頂を成し遂げた人は他にも大勢いるが、たいていは登山口まで車で行ってそこからスタートする方法だと思うので、すべてを歩きしかも海峡はカヌーで越えて成し遂げた人は彼だけではないだろうか。バックにはスポンサーもつき、NHKの取材班も付く方法には異論のある人もいるだろうが、とにかくもやり遂げた行動力はやはりすごい。山でのリスク回避の話や実際のエピソードなど満載の楽しい講演だった。

また、テレビの番組として放送されるのだから、いやがおうにも盛り上がり次第に応援も過熱し、そのことがプレッシャーになってうまく対応できないことへのジレンマなども正直に語られた。今回の山行、とくに200名山では自分の成長が実感できたと語るさわやかな好青年の話に魅了されたのだった。

 

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KNOCK KNOCK

2016年06月20日 | 映画

夏向きの怖い映画。キアヌ・リーブス扮するよき夫、よき父の男性エヴァンが、妻子が留守の間に親切心で自宅に入れた小娘2人に誘惑されてつい関係を持ってしまう。しかしその後には思いもしない地獄が待っていた。男性はこの2人の女の子に徹底的に痛めつけられ、いたぶられる。個人的に恨みがあってその復讐のためなどの理由があるわけでもなく、ただただ小娘2人の快楽のためとしか思えないのが不気味。

リンチ殺人など実際に起こる事件を見てもどこまでも残忍になれるのが人間。しかし同時にどこまでも優しくなれるのも人間。

オカルトだの怪奇映画などが怖いというが、やっぱり生身の人間が一番怖いと思うのだった。


晴れ間に見上げる空のモコモコ

 

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生命大躍進

2016年06月17日 | その他

大阪の長居公園にある大阪市立自然史博物館で開かれている「生命大躍進」展を観に行った。


40億年前に生命の素が誕生して進化や絶滅を繰り返してきた壮大な歴史をパネルや標本、映像など様々な展示で見られる企画展である。

最初はこんなゾウリムシみたいな生命体

 

 

やがて眼を持ち

 

こんなのや

 

こんなのも経て

 

猿も誕生

 

猿人やら原人を経て

 

旧人やら新人になり

 

おなじみのネアンデルタール人はこんなの

 

化石など多種多様な標本の存在に圧倒される。さらにはそれらひとつずつに名前を付け、分類し、体系化した人がいるんだと改めて学問の偉大さに感心するばかり。40億年を一気に観せられてさすがに疲れた。

早々に切り上げて公園内の植物園を散策。

午後だがハスの花もパカッと咲いている

 

アヤメも

 

スイレンも咲いて

 

コンペイトウというアジサイはいかにも金平糖

 

池の淵にカメがぞろぞろ。こうして観るとカメも原始の姿を留めているように見える

 

サルから人間への進化はほとんどの人にとっては当たり前のことのようだが、未だに一部のキリスト教派では進化論を認めず、人間は最初から神様が創ったものだと信じられているそうだ。その創り方のメカニズムはどんなものなのだろうとふと思うのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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64-ロクヨン-

2016年06月13日 | 映画

久しぶりに正統派の日本映画を観た気がする。前・後編の2部作だが後編で一気に謎解きが始まって最後まで飽きなかった。誘拐事件をテーマにした黒澤明の「天国と地獄」を思わせるところもあるが、ロクヨンの方は警察内部の覇権争いや記者クラブとの確執など2部構成でなんとか詰め込んで描き切っているが内容が盛りだくさん。昭和64年という特別な年に着目した原作がいいのかもしれない。

それにしても最近自分とテンポの合う映画が少ない。途中でダレて眠気を催すことしばしば。「団地」という映画は予告編を観て喜劇として期待して観たが、なんだか途中から変な方向に行ってしまい少しも笑えなかった。奇想天外な展開なのだろうが、大阪弁で「けったいな」という言葉がぴったりの奇妙な作品でがっかりした。

昔の日本映画のデジタルリマスター版で観る小津安二郎の作品などは特に大事件が起こるわけでもないのだが、独特のテンポの会話と緻密な画面構成がおもしろくて飽きずに観ていられるのだが、最近の映画にはそういうことは期待できない気がする。単に自分が歳をとってノスタルジーに浸っているだけなのかな・・・。

 

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白馬岳から栂池へ

2016年06月05日 | 山旅

予報では今日の天気はあまり期待できなかったが思ったよりいいお天気だ。梅雨前線の影響は太平洋側だけで日本海に近いこの辺りにはあまり影響がないようだ。

朝の雲海たなびく立山・剱方面

 

その右には毛勝三山

 

 

上ってきた大雪渓を下れば豪快な尻スキーができそうだが、同じところを戻るのもしゃくなので今日は白馬岳頂上を踏み、小蓮華山、白馬大池、白馬乗鞍を経て栂池自然園の下りることにする。

6時過ぎ白馬山荘出発

夏のシーズンに向けて今日もヘリの荷揚げが忙しい

 

遠くには妙高山か


15分ほどで白馬岳(2932M)着


いつ見ても信州側のキレ落ち方はすごい。垂直どころか壁が見えないほどえぐれているところもあって覗き込むとお尻が寒い


旭岳、清水(しょうず)岳方面


ここから栂池までは多少の登り下りはあるが危険なところもなく気持ちのいい稜線歩きが楽しめる

振り返って白馬岳


雷鳥にも出会えた



この辺り、少し雪が残っているがアイゼンを履くほどではなかった


小蓮華山を通過


おっ、また雷鳥


白馬大池が見えてきた。例年ならまだ池は雪で覆われていることが多いそうだが今年はやはり雪が少なかったようだ


ミヤマダイコンソウか


池の淵をトラバース。落ちてもケガはしないだろうが冷たいのは確実


振り返って池と白馬大池山荘


ゴロゴロの石伝いに登り返して0950時白馬乗鞍岳到着。バックは雪倉岳


天狗原へ下りて行くがまだ夏道が出ていないところがあって適当に雪面を下りて行く。樹林帯でズボズボ嵌るがなんとか天狗原の木道に出る。この辺からは水芭蕉をはじめいくつかの花も咲き始めている



リュウキンカか


ショウジョウバカマ


コイワカガミとコウメバチソウ


1120時栂池自然園到着。ケーブルとゴンドラで下山、白馬駅近くのみみずくの湯で温泉に入り今回の旅は終了。白馬の雪渓は日本3大雪渓のひとつだけあって距離、標高差とも十分。さすがにしんどかったが夏の混雑期を避け今の時期に登ることができてよかった。

今年は残雪の山をいくつか登ったが、山に残る雪形も様々、今の時期ならではの眺めを楽しめた。四季それぞれにいろいろな表情を楽しむことができるのも山の魅力といえる







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猿倉から大雪渓を登る

2016年06月04日 | 山旅


梅雨入り前にもう一山登っておくことにして出かける。今回は白馬岳への直登ルート白馬大雪渓を登ってみることにする。

高校時代、学校登山で登って以来、白馬岳には何度か登っているが、この直登ルートは登ったことがない。今の時期なら登山口の猿倉から白馬山荘まで8割ほどは雪渓上を歩くことになりそうだ

0840時猿倉を出発。白馬尻小屋までは夏道を歩いていく。

シラネアオイが咲き始めている


1時間ほどで白馬尻到着


雪渓の下部はすでに大きく破れている

 

猿倉から稜線の白馬山荘までは標高差で1600Mほどの長丁場。装備を整え、エネルギーを補給して登りだす。

おっ、コントレールだ


このルートは落石多発地帯。時折両側の岩の斜面が崩れる音がするが、石が雪上を落ちてくると音が消えるので常に周囲に気を配らねばならない。

槍沢や涸沢に比べてもほんとうに落石が多い

 

何度か上を行く登山者から「ラク!」の声がかかる。この声がなければ静かに落ちてくる石には気づきにくい。石の落ちてくるコースを読んでよけるのだが途中でコースが変わったり、止まったりするので油断がならない。

ザックを下してゆっくり休憩するわけにもいかないので斜面をひたすら登る

  

標高が上がるにつれて傾斜も急になる。先週の涸沢は2時間も登れば鞍部に到着したがここはさすがに長い。小屋の手前で夏道がでているところでやっと大休憩をとることができてホッとするがこのころには周囲はすっかりガスってしまった。

やっと村営頂上宿舎に着くがここはまだ営業していないのでさらに上の白馬山荘までもう一登り。15時過ぎ、やっと到着。久しぶりにしんどい登りだった。

ここから白馬岳頂上までは15分ほどだがガスってしまって眺望はないので頂上は明日にして小屋にチェックイン。

白馬山荘は収容人員800名のマンモス小屋で夏には混み合うが、今の時期は週末でもさすがに宿泊者も少ない。30名ほどだろうか。ストーブの入った談話室もゆったり使えてホッとする。

食事もハンバーグではなかったのがうれしい


夕食後外に出てみるとガスはとれ周囲が見えるようになっていた

隣の杓子岳、白馬鑓ヶ岳。そして右の遠望は剱岳



 

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