ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

岩手山 その4

2009年08月20日 | 山旅

岩手地方の伝統的家屋南部曲り家を見たかったのだが、もはや現存するものはほとんど存在せず、わずかに遠野で何軒かが見られるとのことで遠野まで足を伸ばす。遠野は昔話やカッパが出るというカッパ淵でも有名。

伝承園に移築してある曲り家

 

幾何学模様のような天井

 

かっぱ淵の由来

 

ここにかっぱが出る!もっと陰気なところを想像していたが明るいただの小川だった

 

近くのお寺には狛犬ならぬ狛カッパが お供えはもちろんキュウリ

 

ここにもかっぱが

 

ここにも

 

遠野の郊外にある南部曲り家千葉家。母屋の部分は今でも実際使用中とのこと

 

厩の部分にはいろいろな馬具が

 

 

外の物置の屋根は一面の草むら

 

道端のひまわり 蜂がせっせと作業中

 

今回の旅のマンホールは遠野のこの1枚のみ

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岩手山 その3

2009年08月19日 | 山旅

翌日未明、お鉢を回って岩手山(薬師岳)へ登る。 

これはお鉢の中の妙高岳 

 

薬師岳頂上

 

お鉢の中の噴火壁

 

砂礫の中、けなげに咲くコマクサ

 

ハクサンシャジンか

 

アキノキリンソウか

 

シシウドの一種か

 

 

アザミの一種

 

花の名前はいつまでたっても苦手

 

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岩手山 その2

2009年08月18日 | 山旅

網張温泉に泊って、朝、御神坂登山口に向かう。ずっとガスがかかって遠望はきかない。初めは樹林帯を登るが登るにつれて岩場となる。その形がおもしろい。

これは船の舳先のよう

 

ゴジラの横顔

 

こちらは何の顔かな

 

岩の間に隙間ができている

 

九合目の避難小屋 新しくてきれい

 

内部

 

こちらは8合目の避難小屋 避難小屋とは思えぬ大きさ それにしても8合目と9合目とすぐ近くに立派な小屋が2軒あるのが不思議。結局9合目の方に泊ることにする

 

小屋のロフト部分に寝たが、夜中に下でネズミが走り回っていたのには驚いた

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岩手山 その1

2009年08月17日 | 山旅

東北地方の梅雨はあけないままお盆も過ぎてしまった。スカッと晴天とはいかないようだが雨の心配もなさそうなので岩手山に登りに行く。

花巻へ向かう飛行機の中から剣岳と思しき山が見えた

 

こちらは池が見えるので白馬大池か

 

花巻上空は広々とした水田の中、木立に囲まれた家が点々と見える

 

盛岡の駅前の柵。さすがは南部鉄の産地 今時珍しい重厚さ

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嗚呼満蒙開拓団

2009年08月14日 | 映画

 8月は何かと戦争を意識する月。満州からの引揚げ体験者たちの声を集めた映画を観た。

 終戦で引揚げようとして着の身着のままで、列車を求めて駅に行ったら、関東軍の高級将校の家族が大量の荷物とともに最優先で列車に乗っていったこと。

 引揚げの障害になるからと母親が自分の子供を川に投げ込んだところ、たまたまその子が助かり残留孤児として日本に帰ることができ、母親のことは一生許さないとの思いを持っていること。

 戦後何十年かして残留孤児として帰国しても周りは無理解で、なんでわざわざ満州なんかにいったのだといわれたこと。

これまでにも似たような話は聞いたことがあるが、改めて語られるのは悲惨な話ばかりである。国策に協力しても、庶民にとって、国家とは時により非情で残酷なものである。

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立山 4日目

2009年08月06日 | 山旅

入山して3泊が過ぎたので、そろそろ食料も少なくなってきた。天気予報では台風も発生しているようなので、下山することにする。往路と同じ道を引き返すのもつまらないので平の渡しを経て黒部湖へ下りることにする。

朝のテント場から針の木岳方面

 

しばらくはお花畑の木道を歩いていく

 

刈安峠までは急坂もあるが峠からは緩やかな下りである

ふと足元を見ると「足」が。小指がなかったので足して完璧に

 

10時前に平の渡しに着く。小屋は新しくきれいになっている

 

ちょうど10時の渡しの船が出て行く。こちらから乗る人はいないが針の木側に何人か乗客が待っているとのこと

 

ここからは地図で見てもほとんど勾配はなくほぼ水平道のはずなので、楽勝と思って歩き出したが、この「ほぼ」というのが曲者で、実際には細かい上り下りがあって、沢を迂回するハシゴも多くて消耗する。10年分くらい汗をかいた

根っこからほとんど土がなくなってしまっている木

 

何度も沢を渡るが、増水したらこんな橋はひとたまりもない

 

こんなところをくぐり

 

ハシゴも上り

 

きれいなキノコもあって

 

沢の水を飲み

 

水は黒部湖へ流れ

 

やっとダムが見えてくる

 

3時間かけてやっと黒部ダムの上にでる。最近はこんなところでも中国語が飛び交っていた。

 

 

 

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立山 3日目

2009年08月05日 | 山旅

雷鳥沢の居心地がよすぎて去りがたいがこのまま居ついてまた室堂へ戻るのでは、実質1時間くらいしか荷物を担いだことにならないので予定通り五色が原に向かう。

今日の朝食はお茶漬け。これだけではカロリーが足らないのでお餅を入れてみる。重い荷物を担ぐにはいささかあっさりしすぎかもしれないが、おいしく食べられるのが一番

 

 テントを撤収する。雨でびしょぬれだと重くてかなわないが少し湿った程度なので助かる。一の越までは昨日と同じ道を辿るが、一度歩いているせいか昨日ほど距離や高さを感じず2時間ほどで一の越に到着。到着するとすぐ小屋の人が、ヘリが荷揚げに来るので小屋の中に入れという。小屋の窓越しに見ていると至近距離にヘリが飛んできてあっという間に荷物を下ろしていく。

 

一の越の売店の自販機にはこんなことが書いてある。文句が多いんだろうな・・・。

 

一の越からは龍王岳方面へ登っていく。登るに連れて雄山の全貌が見えてくる

 

 

しばらく登ると富山大学の観測所に出る。ここで室堂からの道と合流している

 

龍王岳は頂上を踏まず腹を巻いていく

 

しばらく行くと頭の上にこんな岩が。今地震が起こったら確実に落っこちてきそう

 

鬼岳の雪渓にさしかかるがすでに多くの人が渡って道がついているのでツボ足で大丈夫

 

振り返れば鬼岳が。そういえば頭にツノがあるように見えるのだが

 

何度が上り下りがあるが基本的にそれほど危険なところはない。お花畑もあって目を楽しませてくれる

 

獅子岳のピークから、佐々成政の故事で有名なザラ峠まで下りる。ここから最後の登り返しで五色が原に到着。正面が五色が原山荘

 

 五色が原は地図で見ると、ここだけ等高線がゆるりと伸びていかにも高原の様相を呈している。高原は一面伸びやかなお花畑で、なんだか別世界に来たみたいな気すらしてくる緊張して登ってきたが一気に気が楽になりゆったりとした気分にさせてくれるところだ

テント場もお花畑のなか

 

今日の夕食はミネストローネスープ、チーズ、オリーブ、クラッカーなど

 

 

 

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立山 2日目

2009年08月04日 | 山旅

昨日の夕方の雨は夜には止んでいた。それでもテントは夜露で濡れていた。気温も予想以上に低く、夜中にシュラフの肩口をなんども引っ張りあげた。

 今年は剣岳は映画人気で人が多く、昨日もすれ違った人が「登るのに数珠繋ぎになっていた」といっていた。ということで今回は眺めることに徹し、今日はまず奥大日岳に登り、時間があれば雄山にも登ってみることにする。午前中早い時間なら奥大日からはガスに邪魔されず見られるのではと期待する。0615時出発、8時前に到着。荷物はサブザックだけなのでさすがに足が軽い。

 剣の全貌が見えた!が、ちょうど朝日を背にしているので逆光になってしまい黒々とした塊に見え、岩肌がはっきり見えない。1時間ほど待って太陽が動くのを待つことにする。

 奥大日から大日岳方面

 

剣岳 まだやはり逆光気味

 

雄山、大汝山方面

 

剣岳を眺めながら雷鳥沢へ下る

 

テント場に戻ってみると隣のテントが撤収されていたのでそちらへ引越し。こちらの方がテーブルが付いていて使いやすい。

 

引越しを終わってもまだ11時なので一の越から雄山に登ってみることにする。雷鳥沢から一の越へは室堂を経由せず通称「神の道」を登る。 

 

 一の越に着くと、そこから雄山への登りは老若男女でいっぱい。今日は特に小学生の団体が多い。山の原則「登り優先」など期待できないので、人並みを縫って登っていく。こういうときは落とすのも落とされるのも落石に神経質になる。ようやく雄山頂上に着く。

 

同じ道を下りるつもりだったがこの混雑では大汝山方面に回って「大走り」を下りたほうが安全で早いと判断して、大汝山に向かう。

立山では雄山も剣も3000Mには少し届かず、大汝山が3015Mと一番高い

 

富士の折立手前の分岐で「大走り」を下りていく

 

賽の河原まで下りてくるとその下は「小走り」の名がついているが、走れば当然コケます

 

テント場に戻っても日が長い時期なので、ゆっくりお風呂を楽しみ食事の支度をする

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

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立山へ 1日目

2009年08月03日 | 山旅

梅雨明け!というほどパッとしないが、待っていてもきりがないので立山に行くことにする。今回は何を思ったかテント泊をすることにする。

 若い頃の山行きは、同行者がテントを持っていたので、小屋泊まりよりテント泊の方が多かった。その頃は、1日歩いて疲れているのに、テントを張って、食事を作ってというのがしんどくて小屋泊まりがうらやましかった。なので一人で行くことが多くなってからはもっぱら小屋泊まりだったのだが、最近やっぱり山行の魅力はテント泊のような気がしてきた。ということで、知り合いからテントを借り、昔の寝袋などを引っ張り出し、大荷物を担ぐことになった。何とか15キロくらいにまとめたかったが、最終的には16キロになってしまった。

 そこで、一人テント泊軟弱者としてはいきなりハードなところと言うわけにもいかず、選んだのが雷鳥沢。そこで立山連峰をピストンで登り、その後、五色が原まで足を伸ばす計画にした。

 初日は富山に前泊し、朝の直通バスで室堂に入る。地獄谷を下りると雷鳥沢が見えてくる。

 

 

 さっそくテントを張ることにする。午前中なので場所は選び放題。結局管理棟に近いところにする。トイレにも近いが、なんとここは水洗トイレなので臭いの心配はない。 

 

 時間はまだ11時なので、別山ぐらいまで行って、剣岳を眺めることにする。登った時にはすでにガスが覆っていて、なかなか全貌は見えなかった。

 

別山から左へ目を転じればこんな雪渓も。カピバラ?

 

 1時間ほど眺めを楽しみ、テント場へ下り次のお楽しみは温泉。雷鳥沢からは歩いて5分ほどのところに2軒ロッジがあって入浴可。500円也。久しぶりのテント泊にここを選んだのはこれが大きい。

 テントに戻り今日の夕食は汁ビーフン餅入り。「ケンミンの焼ビーフン」だが、麺自体に味がついているのでお湯を注げば汁ビーフンに。乾燥野菜とお餅を入れて出来上がり。

 

 食事が終わった頃から小雨が降ってきた。浸水しなければいいがと思いつつ早々に寝袋に入る。

 

 

 

 

 

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