今回の山旅にはうれしいおまけがついた。それは以前から乗りたかった大井川鉄道に乗れたこと。大井川鉄道は東海道線の金谷から千頭の大井川本線、千頭から井川への井川線から成っているが、後者は途中にアプト式の区間もある山岳路線。今回はこれに乗れるのだからこんなうれしいおまけはない。
畑薙第1ダムからの静鉄バスの復路では井川の駅で降りることが可能で、井川線のダイヤに接続している。
井川の駅はなんとものんびりした雰囲気


井川線を走る車両は立つと頭がつかえるぐらいの軽便鉄道並みの小ささ

お天気のいい日は窓は全開、風がきもちよく、写真も撮りやすい。1557時発でいざ、出発進行!
井川からしばらくは大井川の深い谷を見下ろす森のなかをギチギチ、ガタンガタンとゆっくり走っていく。

途中駅もあるが人家のあるところは少なく、何のための駅なのかわからない
百日紅が満開の尾盛駅

駅長のタヌキがお見送り!

ダム湖の上を走ったり

トンネルに入ったり

吊り橋に沿ったり

ちょっと大きな温泉町の接阻峡温泉も過ぎしばらく行くといよいよアプト式の区間にさしかかる
長島ダム駅で前にもう一台機関車を連結

列車は勾配のきつい下り坂をゆっくりギチギチと進んで、アプトいちしろ駅で増結した車両を切り離す

これがアプト式の線路。この歯車を平らにしたような溝がミソ

車両の増結、切り離し、ドアの開閉、途中の観光案内等、女性の車掌さんが大活躍で頼もしい
大きなダムを見下ろしたり

鉄橋を見上げたり

水面に映る逆さ鉄橋も見て

富山の黒部鉄道もいいけど、こちらも負けてはいない。看板など汚い人工物がない山岳路線は見所満載、今の季節もいいけれど紅葉の季節はいかばかりかと思わせる
大興奮のうちに列車は千頭駅に到着
千頭からの大井川本線は今でもSLを走らせていることで有名

大井川本線では関西の近鉄や京阪の車両も第二の人生を送っている

ここからは途中人家も増えてくるがだんだん日も暮れてくる。さっきの大興奮の反動か、すっかり眠くなって、どんなところを走ったんだかよくわからないまま1912時終着の金谷駅に着いたのだった。