ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

ヨシタケシンス展かもしれない

2022年07月28日 | おでかけ

猛暑の中、伊丹市立美術館へ「ヨシタケシンスケ展かもしれない」を観に行った。絵本を読むわけではないけれどヨシタケシンスケの絵は大人向けの本の挿絵などで最近よく見かける。

 

見ているとなんかほっとするのだ。写真撮影OKなので撮り放題

 

 

 

 

 

 

私も顔を嵌めて見たかったが子供でいっぱいだったのであきらめた

 

何かと暗いニュースが多い今日この頃、こんな催しで束の間のほっこりを楽しんだ。観終わって外へ出ると日差しが痛い。

マンホールは酒蔵と昆陽池

 

 

昆陽池公園にでも歩いてみようかと思ったが、あまりの暑さに駅の近くのイオンに入って涼んだのだった。

今日の夏空

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KIITOでEARTH STATIONSを観る

2022年07月27日 | おでかけ

三宮周辺にはレトロなビルがいくつかあるがKIITOもそのうちのひとつだ。もともとは生糸の検査場で昭和初期にできたものらしい。現在は神戸のデザイン関係の拠点デザイン・クリエイティブセンターになっている。

正面入り口

 

隣のビルの丸窓もかわいい

 

道を挟んで西側の神戸税関もかっこいい

 

KIITOの内部

石造りの階段手摺

 

ソフトクリームか

 

ドアも昔のまま

 

生糸検査場の時の機械なども展示されている

 

 

 

今日の目的は開催中のEARTH ATATIONS by AMDL CIRCLE

 

 

タリアの建築家ミケーレ・デ・ルッキの斬新な建築デザインに興味があった。特に以前見たこの建物のこのデザインが印象に残っていたので他のものも観たかった。

 

 

 

 

 

 

前衛的にも思えるが解説によれば自然に調和させ、現地の建材、建築技術などを活かしたデザインなのだそうだ。ルッキは六甲山旧六甲山ホテル周辺で現在進行中の「六甲山サイレントリゾート」にもかかわっているとのことだったのでよりいっそう興味をそそられる。

六甲山サイレントリゾートにはこんなのが建つとか

 

斬新な建築デザインを楽しんだあとは、このビルに最近移転してきた三宮図書館にも入ってみる。決して大きくはない空間だが使いやすそうで居心地がよさそうだった。三宮駅に近い移転前の図書館よりは人も少なく落ち着いた雰囲気だ。また来て深堀してみたい。

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atoaに行ってみる

2022年07月19日 | おでかけ

神戸の街が最近変わってきたような気がする。新しい公営、民間施設もそうだが、何気ない街角にも様々な変化が感じられる。

そんな施設のひとつ、メリケンパークにできた新しい水族館atoaに行ってみた。水族館には違いないが今どきのデジタルアートとの融合が売りだ。

入場料は2500円と少々高め。

冷房の効いた空間と展示は今の季節にはぴったりで入場者もそこそこ多い

 

大きなアクリルの球体にはプロジェクションマッピングのようないろいろな光があてられ

 

普通の金魚もいたり

 

床ではゾウガメが散歩していたり

 

寿命が150年くらいだそうだが、誰が最後まで面倒みるのか、要らぬ心配もしてしまう。

フロアごとに趣向があるが、とくに「和」を意識した空間はあきらかに海外からの観光客向けのようだ。屋上にはカピバラやペンギンもいていささか総花的に思える。ただ維持費はかかるだろうなと2500円でも納得だが海外からの観光客が戻らないとちょっと苦しいのでは・・・。

 

 

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野田弘志 真理のリアリズム

2022年07月13日 | おでかけ

姫路市立美術館で開催中の野田弘志の作品展を観に行く。以前別の展覧会で作品の一つを観てその究極のリアリズム絵画が気になっていた。

 

今回はそんな画家の芸大卒業後のイラストレーターとしての作品から現在のものまで、代表作を集めた展示だったので見ごたえがあった。

新聞の連載小説の挿絵として描かれたペン画の精密さ、繊細さもすごいが、大きなキャンバスに描かれた油絵の作品にはさらに驚かされる。特に裸婦を描いたもの、鳥の巣を描いたものなどに圧倒された。

それぞれの作品に作者の意図するところやら思いがあるのだろうけれど、素人はそんなことは二の次、まずは近づいて油絵の具で描かれたことを確認。その後1M、1.5Mと後ろに下がってどの距離で写真のように見えるのかを確かめ、人間の目のいいかげんさを再認識する。さらには写真に撮ったものは見抜くことができるのだろうかなどと考えると不思議な気持ちになる。

ひとくちに油絵といってもその技法は極厚のこってりしたものから、今回観た極薄の塗り方をしたものまでさまざま。描かれる対象も極端にデフォルメされたものから超リアルなものまで、まさに多様性の世界だ。

今回の作者の作品は技法を超えた究極の技術の塊のような気がするのだった。

 

作品を堪能した後は姫路に来たついでに、古くはあの後白河法皇もお参り、おこもりしたという書寫山圓教寺に上がってみる。

姫路の街を一望

 

標高300Mの山の上の境内は広く、参拝者も少ない静寂のなか、木立のなかに建ついくつもの重要文化財の建物を巡る。

 

 

苔も美しい

 

 

 

歩いていると汗だくになる日だったが、場所によってはひんやり冷気を感じる名刹のお堂巡りだった。

絵画鑑賞、お寺参拝、そして最後はグルメで締めくくったのだった。

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峠 最後のサムライ

2022年07月11日 | 映画

幕末の長岡藩の家老河井継之助をモデルにした司馬遼太郎の小説を映画化した作品。

越後の長岡藩は官軍と幕府側にのどちらかにもつかない決断をする継之助だか、結局は流れに逆らえず官軍を迎え撃つことになり、大勢の犠牲者を出し、最後は敗走を余儀なくされる。その決断をする継之助の生きざま、死にざまが格調高く描かれるが、今見るとなんだかロシアの侵略に耐えるウクライナのことを思ってしまう。

攻められたらすぐに白旗を揚げて被害を少なくするという選択をしてはいけないのだろうか。そのことで領土を取られ、負けた後の支配者による圧政を考えるとそうもいかないのかもしれないが、日々ウクライナの悲惨な状況を見ていると、何の罪もない子供まで殺されることに大義があるのかとつい思ってしまう。

平時なら一人の人間の命を守るために経済的、時間的に膨大な犠牲を払う場面を多く見るのに、いったん戦時になれば何の配慮もなく簡単に殺されていくのが当然ということに暗澹たる思いがしてくる。

幕末からウクライナまでの間にいやというほど戦争があった。この間に目覚ましい技術の進歩を成し遂げた人間が戦争一つ止められないなんて・・・。

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アルピニスト

2022年07月09日 | 映画

猛暑を忘れられる映画「The Alpinist]を観てきた。

カナダのマーク・アンドレ・ルクレールは、以前観た「フリー・ソロ」のアレックス・オノルドもびっくりの天才クライマー。その彼のドキュメンタリー映画だ。オノルドが主に岩をよじ登るのに対してルクレールは岩、氷、雪のどれへもソロのフリーで登るというのだからあきれるしかない。

彼は少年時代にADSDと診断され学校になじめない。その特性を活かすために母親は自宅での学習を選び、自然の中に連れ出し、彼の素質を活かせるように育てる。そこで彼が夢中になったのがクライミングというわけだ。

命がけのクライミングだが彼には自己顕示欲がなく純粋によじることを楽しむので、撮影スタッフも予定外の行動に振り回されることになる。

岩の隙間に手を入れて素手で登る岩の壁もすごいが、さらにすごいのは途中で靴を替えたり、アックスを素手に変えたりして氷と岩のミックスの壁をよじていく場面だ。写した画像を公開しているのだから落ちないことはわかっているのだがそれでもヒヤヒヤする。

しかし映像を撮っていない終盤、思わぬ結末を迎えることになる

スリルに満ちたクライミング、美しい氷瀑、雪山の映像を冷房の効いた映画館で観れば凍えること必定

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