ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

2月は逃げる

2012年02月29日 | その他

  2月は逃げるのことばどおり、あっという間に2月も終わり、今日はおまけの1日。今日で終る展覧会があることを思い出し、出かける。

  大阪歴史博物館で開かれている柳宗悦展-暮らしへの眼差し-

 

かっての職場のすぐそばにこんなに立派な博物館が出来ていたとは知らなかった

 

  この辺りは難波宮跡もあり、古墳時代の倉庫群なども見つかっていて博物館のホールのガラス張りの下に保存されていて見ることができる

 

  さらには隣のNHKの地下1階にも保存されていて案内してもらえるとのことだったので、展覧会を観る前に見せてもらった。照明が柱の位置とのこと。この下には地下2階、3階もあるのでここは宙に浮いたような構造になっているらしい。こんなものがあることもまったく知らなかった。

 

  柳宗悦は白樺派の同人で、日本や朝鮮の生活雑器である民芸品を見出し収集、後に日本民藝館を作った。今回はその民藝館の収蔵品を中心にした展覧会。日用品であるだけに陶器は持ち重りのしそうなポッテリとしたものが多い。どれもデザイン的には繊細ではないが、素朴で魅力的である。こういうものに美を見出し収集した功績は大きいと思うが、それによって、かっての生活雑器が骨董品になり高い値段がつくようになってしまうのは残念だが、しかたがないのかな・・・。

  観終わって博物館のある大手前から概ね北西の方向の梅田まで大体の見当で歩いていく。

道修町のビルの前の大きな数珠玉

 

  大阪駅周辺は大きく変わってしまったが、堺筋と御堂筋に挟まれたこの辺りにはけっこう趣のある古いビルが残っている

 

 

表から見るとなかなか堂々としている

 

ビルの谷間でがんばる木造のお店もある

 

こんな意外なものも

 

 

 

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久しぶりに王道を登る

2012年02月27日 | ちょっと裏山

  

このところまた寒さが戻ってきた。もう一度湖北に出かけようと思ったがお天気がいまいち。やむなく近場で我慢。早朝、頂上付近がうっすら白くなっていた六甲山最高峰に登る。

最近八幡谷から登ることが多かったが今回は本道住吉谷を登る。久しぶりに歩くとJR住吉駅から登山口までのアプローチが長く感じられる。手抜きして住吉台へのくるくるバスに乗ればよかった。

雪男の足跡か

 

この辺りもグリーンベルト計画が進んでいるようでかなり伐採されていて以前と様子が違う。堰提工事のこんな立派な看板まで立っている

 

こうして見ると六甲山は堰提だらけ。迂回しての高巻きが多くなるばかり

 

1時間ほどで湿地帯到着。少しだけ雪化粧

 

久しぶりに登ったおかげで前にはなかったものを新発見!別に私が見つけたわけではないが。どうやって見つかったのか知りたいところだ

 

その先にはこれが

 

去年の2月に登ったときは七曲りも完全な雪道だったのに今年はこんな程度

 

一軒茶屋から最高峰への道もこの程度

 

頂上付近の霧氷もお日様と競争で消えていく

 

気温はけっこう低いのでそそくさとお昼を食べて撤収

 

魚屋道を有馬へ下りるが裏六甲も雪は申し訳程度。六甲山の冬もそろそろ終わりかな

 

 

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蛇谷ヶ峰に登る

2012年02月22日 | ちょっと遠出の山

  

  今年の冬は寒く、日本海側は豪雪に見舞われたが、その割には六甲山には本格的に雪が積もる日はない。去年の2月には六甲にもけっこう雪が積もって雪景色を楽しむことができたのだが、今年は期待できそうにない。近畿でも琵琶湖の西も東もけっこうな積雪があって、伊吹山などは一時雪崩の心配で入山禁止になったほどだ。

  朝起きるとお天気がいい。昼間はお天気が持ちそうなので急遽、湖西の朽木村の蛇谷ヶ峰(901M)に登ることにして飛び出す。JR湖西線で安曇川駅迄行き、そこから江若バスで朽木学校前下車、登山口へはそこからさらに「くつき温泉てんくう」へ行くシャトルバスを利用する。

くつき温泉から蛇谷ヶ峰を望む

 

  登山口は標高310Mなので600M弱の登りだが、平日でバスの便が悪かったせいで登山口が1130時という遅いスタートになり少々気がせく。

 

冬でも最近はけっこう登る人が多く、トレースははっきりしている。スノーシューあり、かんじきあり、アイゼンあり、ツボ足ありといろいろ

 

途中小さな沢を渡ると傾斜が急になってくる。大穴が開いているのではまらぬよう慎重に

 

下山してきた子どものグループは皆昔なつかしいカンジキを履いて尻スキーに夢中

 

私は結局ツボ足のまま最後まで登り、2時間ほどで蛇谷の頂上着

 

 

時間がないので大急ぎで昼食を食べる。今日はカップラーメンに野菜を入れたもの

 

  尻スキーに備えてカッパのズボンとブレーキ代わりのスノーシューを履いてバタバタと下り始める。先行者の尻スキーで斜面が磨かれているのでけっこうよく滑る。調子に乗って滑っていたらストックのリングやら手袋の片一方を落としてしまってもったいないことをした

  1時間10分ほどで温泉まで下ってくる。バスが出たところで次のバスまで時間があったのでついでに温泉にも入って、1615時のシャトルバスに乗せてもらう。

 

  温泉の下のグラウンドには雪遊びで作った小さなカマクラがトーチカみたいになっている。こんなところで雪合戦をしたら楽しそうだ

神戸まで戻ってくるとすでに雨が降りだしていた。いいタイミングでの山行きだった。

 

 

 

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空から見れば

2012年02月11日 | 山旅

  

  新潟で1泊して翌日弥彦山に登ろうかと思っていたのだが、600M台の山とはいえ、日本海に近くこのところの豪雪で雪の量も多そうなので一人でラッセルできる自信もなく結局断念する。

  往路では長野県上空の視界がなかったが、復路は真っ白な山々がはっきり見えて大興奮、小さな窓にしがみついてしまう。ちょうど座席が翼の上というのがちょっと残念だがそれでも上空からの冬山の景色を十分堪能した。

鞍部に小屋が見えるのは穂高岳山荘か

 

その続きとしたら前穂辺りか

 

翼の左には富士山も

 

手前の峰々がが中央アルプス、後が南アルプスかな

 

 

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豪雪の新潟 

2012年02月10日 | 山旅

  

  裏磐梯の休暇村は居心地がよく、お金さえかからなければ1ヶ月くらいいたいところだがそうもいかない。

  帰りは列車で新潟に入り、沿線の雪景色を堪能するつもりで新潟空港からの便を予約したが、予約した時点では2月に入ってからの豪雪は予想できていなかった。猪苗代の駅で新潟までの切符を買おうとしたら、会津若松から先の列車はどうなるかわからないと駅員さんにいわれる。といっても今更変更も出来ずとりあえず会津若松までの切符を買う。

会津若松までは雪もさほど多くなく順調に走る。

 

会津若松へは定時に到着

  乗り継ぎの列車は新潟から来て折り返すのだがまだ着いていないとのこと。結局1時間遅れで到着。新潟までの切符を買うとき、駅員さんに新潟へはいつ着くかわからないと脅かされるが、食料も飲み物も着るものも十分あるので乗ることにする。

  会津若松を出てからしばらくは雪もそれほど多くないが、駅員さんが「津川から先がちょっと」といっていたとおり津川駅の辺りから雪の量が増えてくる。列車の屋根にも雪の塊が落ちてくる音がするし、線路の両側の雪を巻き上げて走る。両側の斜面が切り立ちいつ雪崩になってもおかしくないようなところもある。

咲花という駅のすぐ前は咲花温泉の宿が何軒かあるがすっぽり雪に覆われている。

 

  沿線の家々はすっぽり雪の中でただひたすらモノトーンの世界。

 

雪下ろしの人がいた

 

  以前飯山線に乗ったときの雪景色は余裕を持って見ていられたが、今回の豪雪は雪のすごみのようなものを感じる。実際に生活するとなると雪との闘いになるのも肯ける。太平洋側に住んでいる人間の想像を超えた別世界を見ている気がした。

  列車はすいていてわずかに乗っている乗客は地元の人ばかり。当然ながら、食い入るように沿線の景色を眺め興奮して写真を撮っている私とは違い、皆静かに座席に座っている。

  新潟に近づくに連れ、雪の量は少しずつ減り、列車は定刻より1時間15分ほど遅れて新潟に着いた。それぐらいの遅れで列車を動かす雪国のJRの底力に感嘆しきり。

  新潟駅に着くと、さっきのひっそりとした家々の風景とは違い、行き交う人が多い。ミニスカートやハイヒールの娘さんが、雪道を恐々歩く私を颯爽と追い抜いていく。自転車に乗っている人さえいる。

 

 マンホールも健在

 

  夜になれば飲み屋の灯もともる。普段雪のない地方ならほんの少しの積雪でも大混乱をきたすところだが、雪国ではごく普通に人々の生活があるのだと変に感心してしまう。雪国に生きるノウハウはほんとうにすごい!

 

 

 

 

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裏磐梯で雪まみれ ④

2012年02月09日 | 山旅

    

  今日は猫魔平のブナ林を観にいくツアーに参加する。

  昨夜はかなり雪が降ったので、雪はふかふか。そんな新雪の森を歩くのは実に気持ちがいい。若い低木の森の枝はたっぷり雪をまとっていて、まるで迷路の中を歩いているような感じがする。

 

 

ブナの大木

 

えぐれた幹の中へ入ると上が抜けていて空が見える

 

これは森のマザーツリー シナノキ

 

 

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裏磐梯で雪まみれ ③

2012年02月08日 | 山旅

    

今日は休暇村の敷地内のコースをクロスカントリースキーを借りて遊ぶ。

  コースは高低差はほとんどないのだが、それでもちょっとした段差があるとスキー幅が細い分安定が悪く転んでしまう。ゲレンデなら傾斜があるので起き上がるのは簡単だが、傾斜がないところでは起き上がるのに一苦労で雪まみれになる。

休暇村のキャンプ場も今は雪に埋まっている

 

イルカの頭。ちょっとかわいい

 

がんばれソーラー

 

昼からは少し晴れて宿の正面に磐梯山が顔を出した

 

 

 

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裏磐梯で雪まみれ ②

2012年02月07日 | 山旅

    

  磐梯へ来たのなら磐梯山に登りたいところだが、まったく地理感のない厳寒期の雪山に入るのはためらわれる。そこで今日は地元のアウトドアツアーに参加、麓の銅沼(あかぬま)の近くのイエロー・フォールを観に行くことにする。

  磐梯山は120年ほど前に大噴火し、今でも活動中でところどころ今でも蒸気を噴出している。イエロー・フォールは滝のように見えるが滝ではなく、岩盤から染み出した水が火山の硫黄や鉄分のせいで黄色く変色し凍ったものとのこと。火山性の山ならどこでもありそうだが他でも見られないそうだ。

裏磐梯スキー場から登りだし、凍結した銅沼の上を歩き1時間半ほどで到着

 

  地図で見ると裏磐梯国立公園には火山の噴火でできた無数の湖沼が点在する。午後からは休暇村の近くのレンゲ沼の周囲を歩いて見るが、むろん今の時期は雪に覆われどこが沼なのかわからない。1周して案内所に戻ってくるとカマクラを見つけた。今週末からのイベント用らしい。

 

宿の近くの建物。使われてないらしく雪下ろしもしていないのでそのうち埋もれてしまいそう

 

 

 

 

 

 

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裏磐梯で雪まみれ ①

2012年02月06日 | 山旅

    

  JALのマイレッジの有効期限が迫ってきたのでどこかへ行かねばならない。北へ行くか南へ行くか悩んだ結果、冬ならやっぱり雪遊びがしたいということで選んだのが裏磐梯の国民休暇村。敷地は広大でクロスカントリースキーのコースまである。

  磐梯なら福島へ飛ぶのが近道だが、JALには福島便がない。やむなく山形へ飛んでバックすることにする。飛行機は大阪から安曇野上空を飛び新潟経由で山形へ飛ぶ。安曇野上空は残念ながら視界がなかったが新潟に入ると佐渡島も見えてくる。雪で覆われた地上は平野も山襞もいっそうはっきり見え、飽きることなく窓にへばりついてしまう。

のたうちまわる大蛇のように見えるのは信濃川か阿賀野川か

 

新潟から山形へ向きを変えた左に見えるのは朝日連峰だろうか

 

贅沢な遊覧飛行を終えて山形着。電車で猪苗代へ。

  磐梯山があるのは福島でも西寄りの会津地方なので放射線量も少なく、原発の直接の影響は少ないが、訪れる人は少なく、観光業は痛手のようだ。路線バスもガラガラ、宿泊客も激減している。予約した休暇村もやはり宿泊客は多いとはいえない。

  休暇村は敷地も広く、建物は全体にゆったりした造りで部屋も広く設備も充実。食事はバイキング形式で、贅沢ではないが地元の郷土食も供され種類も多い。

 

 

 

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見上げてみれば

2012年02月05日 | 散歩

 工事中の住吉川沿いの高層マンションがニョキニョキと背を伸ばしている。見上げてみればクレーンがいかにも不安定そう。こんな工法、誰が考えるのか驚きつつ感心してしまう。 

 

 

 

 

 

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