2月は逃げるのことばどおり、あっという間に2月も終わり、今日はおまけの1日。今日で終る展覧会があることを思い出し、出かける。
大阪歴史博物館で開かれている柳宗悦展-暮らしへの眼差し-
かっての職場のすぐそばにこんなに立派な博物館が出来ていたとは知らなかった
この辺りは難波宮跡もあり、古墳時代の倉庫群なども見つかっていて博物館のホールのガラス張りの下に保存されていて見ることができる
さらには隣のNHKの地下1階にも保存されていて案内してもらえるとのことだったので、展覧会を観る前に見せてもらった。照明が柱の位置とのこと。この下には地下2階、3階もあるのでここは宙に浮いたような構造になっているらしい。こんなものがあることもまったく知らなかった。
柳宗悦は白樺派の同人で、日本や朝鮮の生活雑器である民芸品を見出し収集、後に日本民藝館を作った。今回はその民藝館の収蔵品を中心にした展覧会。日用品であるだけに陶器は持ち重りのしそうなポッテリとしたものが多い。どれもデザイン的には繊細ではないが、素朴で魅力的である。こういうものに美を見出し収集した功績は大きいと思うが、それによって、かっての生活雑器が骨董品になり高い値段がつくようになってしまうのは残念だが、しかたがないのかな・・・。
観終わって博物館のある大手前から概ね北西の方向の梅田まで大体の見当で歩いていく。
道修町のビルの前の大きな数珠玉
大阪駅周辺は大きく変わってしまったが、堺筋と御堂筋に挟まれたこの辺りにはけっこう趣のある古いビルが残っている
表から見るとなかなか堂々としている
ビルの谷間でがんばる木造のお店もある
こんな意外なものも