ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

東北お手伝いちょっと観光ツアー 食べたもの買ったもの

2011年05月27日 | 

  登米にいたときの食事の副菜は野菜と山菜で、ほとんどたんぱく質とは縁がなかった。そこで仙台

に移ってからすぐ食べたのがこれ。仙台名物牛タン。さすが名物だけあって、牛タンの店がやたら多い

のには驚いた。

 

ついでにズンダ餅とアイスクリームのパフェも

 

仙台は地理的にやはり関東系の店が多い。蕎麦も東京の立ち食いソバチェーンの出店が多い。安い割にはおいしかった

 

労働の後の夕食はガッツリとというわけで、これも関東系の「大戸屋」でよく食べた。コロッケとから揚げに目玉焼き。安くておいしい。関西にももっと出店してくれないかなぁ

 

これも鳥のから揚げだが南蛮風味

 

こちら和風ハンバーグ

 

牛丼チェーンでも食べたが、味はいまいち

 

ホテルの朝食

 

ズンダ餅とくるみ餅。美味

 

ズンダ餡ドーナッツ

 

ついでにこんなのも買ってしまった!

登米で1週間、仙台で1週間、あっという間に2週間経ってしまった。見知らぬ人たちと力を合わせる

屋外での作業は適度な疲れがあって、その後の食事がうまい。まだ続けたいのだが、仙台での滞在費

も嵩んできたし、週末はお天気もよくないとの予報なので、ひとまず帰ることにする。

  「ボランティア」という言葉はなんとなく気恥ずかしく、自分としては「お手伝い」くらいの感覚での参加

だったが、出会った人たちの一生懸命さとひたむきさが心地よく、いつもの山行きと同じように楽しい、と

いっては被災された方には申し訳ないが、充実した2週間だった。震災の爪あとを片付けるだけでもま

だまだ人海戦術が必要で、その多くは行政の力だけでは不十分だと思える。できれば再度東北の地を

踏んでお手伝いできることはしたいと思いつつ帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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東北お手伝いちょっと観光ツアー その8

2011年05月23日 | 

  東松島へのバス送迎がいったんなくなったので、JRで行ける岩沼市に行くことにする。地震直後、仙

台空港に津波が押し寄せる映像をテレビで見て驚いたものだが、仙台空港はこの岩沼市と名取市の両

市に跨ったところにある。駅から15分くらい歩いたところにある総合福祉センターがボランティアセンター

になっていて、その日訪れるボランティアを捌いているのだが、内勤のボランティアスタッフも多く、作業

に出かける人たちを手厚く支えている。作業も半日単位で参加できるよう、調整も工夫されている。

  ここでの泥かきは農家で家の周りに積もった泥を剥がす作業。地震後日にちが経っていて見た目は

泥に見えないが、スコップを入れてみると確かに泥の層が出てくるので、元の地面が見えるまで削り取

る。10人ほどのメンバーで行うが、若い人は元気でネコと呼ばれる一輪車に泥を満載にして集積場まで

走ったりしている。元ガテン系の年配男性も「コンクリートに比べたら軽いもの」と平然としているし、若い

女の人でもネコを操る人がいてびっくりしたり感心したり、見ていても気持ちがいい。そんな人たちに比

べれば、私は非力なのでネコも操れないし、スコップで一度にすくえる量も知れている。しかしそんな彼

らを見て一緒に働いていると現場作業も苦にならない。

  福祉センターの傍の公園にボランティアのテント村ができている。これからの梅雨の長雨や夏の暑さはちょっとしんどいかも

 

岩沼市のマンホール。飛行機が飛んでいる

 

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東北お手伝いちょっと観光ツアー その7

2011年05月22日 | 

  今日は朝から雨。作業は中止なので仙台の街を歩いてみる。

まずはマンホール。先代(仙台)萩の地ならでは

 

こんなのも

 

青葉神社で奉納される「すずめ踊り」を観にいく。格式のある踊りかと思っていたが、ゆるキャラも出て楽しく自由な舞だった

 

神社の鳥居は地震で崩壊していた

 

県立美術館に先日亡くなった彫刻家の佐藤忠良の展示館があるというので観にいく。

 

内部は撮影禁止なので外に展示してある他の彫刻家の作品を撮ってみた。どれもユニークなものばかり

筋肉質のネコ

 

カエルにロボットが乗っている

 

馬も乗り手も肥満体

 

ウサギが鉄兜の上に

 

植えてある木もなんだかユニークな形

 

美術館の近くにある支倉常長の像もよく見ると土台が動いている。常長さん、落っこちなくてよかったね。

 

 

 

 

 

 

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東北お手伝いちょっと観光ツアー その6

2011年05月21日 | 

  今日は作業は休ませてもらうことにする。仙台平野は広く、近くに高い山もないと思っていたが地下

鉄とバスを使えば行けるところに泉ヶ岳という1200M弱の山があるということがわかる。今回は山装備

を持ってこなかったので山登りの予定はなかったのだが、そうとわかれば行かねばならぬ。雨具は泥か

き用に持っているし、靴もハイキングシューズで来たし。 

登山口入り口。クマ注意は今ではどこでも定番

 

途中岩の間をくぐりぬける胎内くぐりがある。先行者は荷物で苦戦している

 

もう少しすればシロヤシオが満開のはず

 

頂上はガスって何も見えない

 

スキー場のゲレンデ方面に下ってくると笹原の気持ちのいい場所がある

 

白樺の芽吹きもいいなぁ

 

下ではツツジも満開

 

 

 

 

 

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東北お手伝いちょっと観光ツアー その5

2011年05月20日 | 

  仙台で個人でもボランティアを受け入れてくれるところをネットで探したところ、東松島市が仙台から

送迎バスを出していることがわかったので、朝そのバスの列に並んで参加することにした。ここでの仕

事はいわゆる泥かき。しかし一口に「泥かき」といっても、住宅の床下の泥から、側溝にたまった泥のか

き出しなど様々。床下の泥は浸水してから日が経っているので粘土状でひび割れた状態になっている。

床下は桟が邪魔してスコップが入らないのでビニール手袋をした手でつかんでは土嚢袋に入れる作業

の繰り返し。一人でしていたらうんざりする作業だが、大人数で一気にやれば短時間で済み、剥がした

後にはきれいな地面が見えてきて、成果がはっきりわかるのでスッキリ感がある。側溝の泥は水気が多

くて匂いもきついのでこちらは少々手間取る。

  東松島では神戸の舞子高校の生徒たちに出会った。舞子高校には環境防災科があり、そこの生徒

と普通科の生徒たちが交代でボランティアに参加しているとのこと。若くて元気な生徒たちを見るのは気

持ちのいいものだ

東松島でもグランドには仮設住宅が完成しつつある

 

マンホールはカエルのかわいい図柄

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東北お手伝いちょっと観光ツアー その4

2011年05月19日 | 

  登米に来て1週間が経った。ここには短期、長期、入れ替わり立ち代わり様々な年代の人が来てい

る。ほとんどの人は単独で参加し、ここで様々なグループを組んで活動していている。海岸部での清掃

活動、避難所以外の被災者へ物資配送、避難所の人と「お茶っこ」や足湯で話を聞く、入浴施設への送

迎、子どもの遊び相手、等々、力のある人もない人も、特別な能力がある人もいれば、私のような無芸な

者まで実に様々。特に外で活動する人たちは実際見てきた惨状を夜のミーティングで、涙ながらに語り、

なんとか助けになりたいと熱く語る。少々暑苦しいくらいだが、不快なものではなく、その懸命さは普段

何気なく暮らしているなかでは忘れていたもののような気がする。そんななかにもう少しいたい気もする

が、体育館での寝泊りは熟睡できず少々疲れてきたので仙台へ移ることにする。ずっと避難所暮らしで

十分眠れない人もいるというのになんと軟弱なことと思いつつ・・・。

 

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東北お手伝いちょっと観光ツアー その3

2011年05月18日 | 

  体育館の中で炊事をしているだけではのんびりしてしまい、地震の被害も感じられないので今日は

外の作業に行かせてもらうことにする。

  これにゴム手袋が泥かき、清掃の正装だが、実際は暑くて全部は着けていられない

 

  所属するボランティア団体は海岸部にも3箇所拠点を置いて活動している。そのうちの南三陸町の歌  

津地区の沢の清掃に参加する。ここは津波到達の終着点で、水産会社の魚を入れる発泡スチロールの

箱が大量に流れ着いて当初は道をふさいでいたので、自衛隊が沢に落とす形で道を確保。その沢に落

とされた箱を回収するのだが、私が行ったときはすでにあらかた片付けられていて残りを処理。箱をまと

めて大きな袋に入れて沢から道路上の車に積むのだが、中身が発泡スチロールなので嵩は大きいが

軽いので、女性でも軽々持ち上げられる。

 

  箱が回収されたあとの山肌には大量の漂着物が残っているが、魚網やら衣類やらが複雑に絡み、木の枝などに絡みついているので、この撤去には時間がかかりそうである。

 

この地域のマンホール。地震さえなかったら海辺の静かな町なのに・・・

 

海岸部の惨状は想像以上。映像で見慣れていたはずだが実際に見ると涙がでそうになる。写真を撮るのも申し訳ない気がするが、車中から1枚だけ撮らしてもらった

 

 

 

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東北お手伝いちょっと観光ツアー その2

2011年05月14日 | 

  参加した以上は与えられた仕事は何でもするつもりでいたが、着いた日は担当が決まってなかった

ので、ボランティアの食事を作るキッチン担当をなんとなく手伝っていたら、欠員が出来るとのことで、そ

のままキッチン担当に配属。基本的にはご飯と汁物を提供することになっているが、地域の人から野菜

や山菜などの差し入れがあり、それらを使って副菜も作る。ただ場所が体育館なのでキッチンなどはなく

洗い場は外の足洗い場である。

 

ある日のメニュー

 

 

キッチン担当は朝5時起きだが昼間は少し休めるので、周囲を歩いてみる。緯度が高い分東北は今、八重桜が満開。里山ののんびりした風景が広がっている

 

 

 

 

 

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東北お手伝いちょっと観光ツアー その1

2011年05月13日 | 

  東北に2週間ほど行っていた。震災後新聞やテレビでいろいろなボランティア活動を目にする度なん

となく気持ちが落ち着かず、連休前からあるボランティア団体に登録して要請を待っていたがなかなか

お呼びがかからなかった。連休後さすがに人手が減ったようで要請が入った。当初のテンションは少し

下がっていたが、出かけることにした。まずは仙台に夜行バスで向かう。途中なにか地震の痕跡がある 

ものと思っていたが拍子抜けするほど見えない。ひとくちに仙台市内といっても中央部と津波があった若

林、宮城野区などの沿岸部では全く被害の状況が違うようだ。

   JR仙台駅はかなり被害があったようだが一部を除いて復旧、街も人やものが溢れ、見た目は通常と変わらない。

 

 

  仙台から1時間半、高速バスで登米市役所に入る。その後市バスに乗り継ぐのだが、本数が少ない

のでタクシーで、団体の本部のある廃校になった小学校に行く。その道中も特に地震の痕跡は見当たら

ず、ほんとうに地震があったのかと思うほどだった。タクシーの運転手さんに聞くと、登米では人的な被

害はなくいくつか建物に損害があったもののそれほどひどい被害ではなかったとのこと。ただ地震直後

停電してしまったので、周りの状況がよくわからず翌日ラジオで「仙台の浜に何百体も遺体が」というニ

ュースを聞いて初めてその被害の甚大さを知ったとのこと。関西など遠くで津波の生中継を見ていた

我々の方が状況を把握していたことになる。情報の伝わり方は距離とは関係ないということをあらため

て実感する。

  廃校になった小学校の校舎は南三陸町からの被災者の避難所になっている。

 

隣の体育館がボランティア団体の拠点

 

中は救援物資の置き場とボランティアの生活空間になっている

 

 

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2011年05月10日 | 映画

  公開中の映画「岳」を観てきた。「漫画をそのまま映画にしました」感が強く、山の装備や遭難の設定に「それはないんじゃない」と突っ込みどころが満載だったが、まあ穂高を中心とした山の景色を眺められたのだからよしとしなければ。それに去年の3月17日のブログに載せたロケ隊の背負っていた張りぼての石が見事に落下していったし・・・。

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