青春18切符が使える時にということで、このクソ暑いとき、以前から行きたかった京都府旧加悦町(現与謝野町)にある加悦SL広場へ行ってきた。
家を6時に出て、福知山まではJR、その後、北近畿タンゴ鉄道で野田川まで行き、さらにバスを乗り継いで11時過ぎ到着。
加悦鉄道は大正15年、当初は丹後ちりめん、後にはニッケル鉱石と、乗客を運ぶために敷かれた全長11キロほどの鉄道。昭和60年廃業後、実際に使っていたSL,ディーゼル車などの他、日本の各地で使われていた車両なども集めて展示しているのがこのSL広場である。
単に電車に乗るのが好きなだけで、車両に特別な執着があるわけではないが、見るのは好きなので、狭い敷地にぎっしりいろいろな車両が展示されているとなんとなくワクワクする。
国鉄のSLでの定期走行が終ったのが1974年から5年にかけてなので、40年前にはまだ日本のあちこちで実際に走っていたことになる。今のスマートな車体とは全く異質なこんな無骨で愛すべき鉄のかたまりが走っていたことを思うとつくづく時代の移り変わりを感じる。
展示されているなかでも特に貴重なのがこれ。明治6年イギリスから輸入され当初は大阪・神戸間を走り、その後北陸などを走り、大正15年加悦鉄道開業時に譲り受けられ、昭和31年まで使われていたとのこと。国の重要文化財になっている。
ディーゼル車もいろいろ
京都の市電も展示されている。前の網は何のためのもの?
車内もいろいろ。こちら車掌車の車内。ストーブがかわいい
客車の中。木のぬくもり、光沢がたまらない!
小物もいろいろ
時間を忘れて見ていたが、見ているだけで汗が吹き出てくる。
隣接する道の駅に移動。地元の野菜がいっぱい。白いナス!?
カボチャもいろいろ
ヒョウタンかとおもいきや、これもカボチャ!
旧加悦町(現与謝野町)のマンホール。近くに大江山があるので鬼がいる。
因みに与謝野町は与謝野鉄幹のルーツの地だそうだ
ついでに北近畿タンゴ鉄道の電車。塗装も剥げていたりでかなり古そう
行き5時間、帰り6時間、現地滞在2時間弱のハードな日帰り旅行だったが、冷房の効いた車内ではたっぷり昼寝やら読書ができたのであった。