ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

今年の六甲の滝

2012年01月29日 | ちょっと裏山

  

  12月に一度雪山を踏んで以来、今月は一度も行っていない。ならばと滋賀の方にでも行ってみるかと思ったのだが、朝寝過ごしてしまいしかたなく六甲山に上る。このところ気温が低かったのでひょっとしてと思って有馬から紅葉谷を行くが期待はずれだった。これなら去年の方がましだった気がする。水量が少なく全体に小さいし水がダダ漏れ。

七曲の滝

 

百間の滝

 

似位滝 しょぼい!

 

  紅葉谷道の上に行くにつれて登山道も雪が凍って滑りやすかったが、上りでもあるし結局アイゼンを着けることはなかった。だいたいアイゼンを着けなくてもいいということは滝も大して凍っていないということだからしかたないか。

日が昇るにつれて霧氷はあっという間に消えていくが、極楽茶屋の手前ではまだかろうじて霧氷が残っていた

 

 

  ガーデンテラスまで来ると「氷の祭典」の開催時期らしく寒いのにも拘らず人が多かった。氷の祭典をのぞいてみようかと思ったが有料とのことなので止めて、文字通り外からのぞき見るだけにする

 

 

 

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水玉でドッと疲れる

2012年01月25日 | その他

大阪に出たついでにこれを観てきた。

 

  作者は松本出身なので松本市立美術館に所蔵作品があり、山の行き帰りの際何度か観て、なんとなく好きになった。初めて観たときは「なんじゃこりゃ」と思ったが、観ているうちにその色使いのド派手な水玉模様、ミトコンドリア模様が理屈抜きに楽しく思えてきた。今回は中ノ島の大阪国際美術館で開催中。

正面からすでに水玉模様

 

中へ入ったロビーにも

 

有名は水玉かぼちゃもあった!

 

こんなのも

 

  作者は自殺願望の強い統合失調症を患い、現在は精神病院からアトリエに通っているとか。比較的最近の作品が多いが、原色鮮やかな楽しい作品を観ると、そのエネルギーたるや、とても83歳のものとは思えない。

  この大胆さ、奇抜さは好き嫌いがはっきり分かれるところだと思うが、「芸術とは」などと難しく考えずに観たままに感じればいいのだと思う。単純に楽しく観たが、その水玉攻勢に少々疲れ気味でもあった。

展覧会を共催している近くの朝日新聞社の前もこんな具合になっていた

 

さらに、近くのリーガロイヤルホテルでは展覧会を記念してこんなメニューも 

 

この水玉オムレツ、ちょっと食べに行ってもいいかな。

 

因みにこれが松本市立美術館玄関前にある作品。岡本太郎もびっくり!?

 

 

 

 

 

 

 

 

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サラの鍵

2012年01月24日 | 映画

  重い!この作品も重かった、けれど救いもあった。 

  第二次大戦中のドイツのユダヤ人迫害はよく知られているが、フランスでも国家による同様の 

強制連行があり後にミッテラン大統領が過ちを認め謝罪していることは知らなかった。この迫害

を雑誌に取り上げる現代の女性ジャーナリスト、ジュリアが主人公。取材するうちに自分の夫の

家族が、当時迫害を受けて強制収用された後のアパートの一室に住んでいたことがわかってく

る。連行された家族のサラという少女の過酷な運命とその後の人生という過去、そしてそれを追

跡せずにはいられなくなったジュリアの現代が並行して描かれる。 

  ジュリアも自分自身の悩みを抱えての追跡取材が続く。追跡することが今の彼女の人生にも

大きな影響をもたらすことになるのだが、終盤になるとそこまでしつこく追跡しなくてもいいのでは

とも思える展開になり、正直「まだやるの」と思えてきた。しかしその後のいわばエピローグの部

分でのサラの息子とジュリアの会話の一言にグッとくるものがあった。

  重い題材だったが、サラはどうなったのかという一点に惹きつけられ目が離せない作品だっ

た。

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犬塚勉展 純粋なる静寂

2012年01月21日 | その他

  

先日京都へ行った際、時間がなくて観られなかった展覧会を観にいく。雨模様だが、京都駅から四条まで歩いてみる

京都駅前のヨドバシの建物の側面に植えられた植物が雨にぬれてなかなかいい雰囲気

 

レンズはタイヤ!?

 

大通りを外れた小路を行くと京都らしい路地も

 

昔の住居表示には仁丹も

 

これはなんだ?

 

路地には京都の佇まいを残したおしゃれな店もけっこうある

 

 

展覧会は河原町の高島屋。なぜか店内にポストがと思ったら郵便局が営業している

 

  この展覧会を観たいと思ったのはこの絵がきっかけ。タイトルは「縦走路」。リアルで写真のようにも見えるがアクリル絵の具で描かれている。山登りが好きだった作者らしい作品で、縦走路ってこんな雰囲気だなぁと思わせられて観たくなった。

  美術教師をしながらたくさんの作品を残しているが、時代によってかなり画風が変わっている。特に後年自然を題材にして描かれたものに引かれる。山に登りつつ、ブナの大木や岩、渓流、草原など、なんでもない素材を描いたものが素晴らしかった。題材を求めて入山した谷川岳で遭難し、38歳で亡くなってしまったのは本当に残念である。

 

 

 

 

 

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狭いけどあったか

2012年01月14日 | 散歩

  

散歩の途中で出遭ったわんこ

 

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灼熱の魂

2012年01月12日 | 映画

  新年早々、重たい映画を観てしまった。先日の「ウィンターズ・ボーン」は重いというよりむしろ暗かったが、こちらは忌まわしく、おぞましく、ひたすら重い。それもヘビー級の重さ。

  カナダに住む中東系の女性が双子の姉弟を残して亡くなり、遺言と手紙が残される。その内容は自分を埋葬するときは裸で世間に背を向けてうつぶせにしてほしい、姉弟には存在を知らされていなかった兄と父を探して手紙を渡してほしいというもの。

  姉弟が母の母国(映画では特定されてないがキリスト教徒とイスラム教徒の紛争が描かれるのでレバノン辺りか)へ行き、母の軌跡を追ううち想像を絶する過酷な人生が浮かび上がり、驚愕の事実がわかってくる。

  果たして事実を知らせることが母親の愛情といえるのだろうか。なんとも救いのない暗澹たる気分にさせられる映画だった。

  観終わってたまたま近くにいた熟年夫婦の会話が聞こえてきたが、夫の方は「バカバカしい」と吐き捨て、妻の方は黙っていた。男性にはこの主人公の女としての、母としての悲しみはわからない、というよりわかりたくないのかもしれない

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富士見

2012年01月06日 | その他

  

  京都に行ったついでに美術館「えき」KYOTOで開かれている「北斎の富士」展で富嶽三十六景と富嶽百景を観る。あまりに有名すぎる作品ばかりだが、一同に集めてあるのを観るのは初めてである。当然どの作品にも富士山が描かれているのだが、大きさもポジションも様々。どれも絶妙の構図の中で納まっている。一緒に描かれている当時の市井の人々の風俗もおもしろい。絵を観ているように感じるが、よく考えるとどれも版画なわけで、その精緻な職人技にも驚かされる。

  富士見のあとには不死身の出来事が。ズボンのポケットに携帯電話を入れたまま洗濯、脱水してしまった。干す時に気がつき、これはダメだと思ったが、意外や意外、正常に作動してビックリ。最近の携帯電話、なかなかやるものだ。

 

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初登り

2012年01月05日 | ちょっと裏山

  

   年が明けて最初の登りは摩耶山の掬星台。神戸に住んで30年以上になるが一度も山の上から夜景を観たことがない。六甲山には掬星台、天覧台、ガーデンテラスなどいくつも夜景ポイントがあって、昼間は何度も行っているが、明るいうちに下山するのが普通なので、夜景とは縁がなかった。今回、遠方より来た友人の希望でぜひ夜景をということになり、出かけることにした。

  暗くなる時間に合わせて午後、布引から天狗道を登る。最初はいいお天気だが、上に行くに連れて風が強く、小さな雪片も舞い、猛烈に寒い。掬星台に着いてロープウェイの駅で暗くなるのを待つ。こんな寒いときに、と思ったが我々の他にも2、3組、カップルが夜景待ちをしていた。ロープウェイの最終は17時半なのでそれまで粘ることにするが、下界は雪雲でぼんやり雲ってくる。それでも暗くなるに連れて肉眼ではかなり鮮明に見える一瞬もあり100万ドルとはいかないが10万ドルぐらいにはなった気がする。

コンパクトのデジカメではこんなひどい具合だが

空気が澄んでベストの状態で見られれば間違いなく100万ドルの価値はありそうだ。機会をあらためて見てみたい。

 

 

 

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謹賀新年

2012年01月01日 | その他

     

2012年が明けた。昨年は東北大震災を筆頭に大変な年だったが、今年は少しでも明るいことが増えてほしいものだ。

 新年早々、ちょっとしたへまをしてしまった。年賀状の数が合わない。出した数と残ったハガキの数が1枚食い違い、誰か出したつもりで出していない人がいることになる。リストでチェックしたつもりなのだが・・・。

 

 

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