ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

世界の果ての通学路

2014年04月28日 | 映画

世界各地の4組の子供たちのそれぞれの通学風景が描かれるドキュメンタリー映画。映画なので多少の演出もあるかもしれないが、世界には学校に行くことがこんなにも大変な国があるのだと改めて思い知らされた。

ケニアの兄妹は毎日危険な象を避けながらサバンナを通って2時間かけて学校へ行く。モロッコの少女は毎週4時間かけて寄宿学校に通う。アルゼンチンの牧場に住む兄妹は毎日馬に乗って1時間30分かけて通う。インドでは足の悪い兄をボロボロの車イスに乗せて弟2人が引いたり押したりしながら1時間以上かけて通う。そして授業が終われば皆また同じ時間をかけて帰宅しなくてはいけない。

学校に通える喜びを語る子、将来の夢を語る子、久しぶりに「健気」という言葉を思い出した。日本の子供たちも観たら、「あなたたちは恵まれているのよ」と恩着せがましくいわなくてもきっと何かを感じることができると思う。

と思いつつ、日本でずっと短い距離を通っている都会の子供たちも、昨今は自然の中とは違う別の危険のなか通学しているのが現実なのだが。子供もけっこう大変だ。

 

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寄り道

2014年04月25日 | 山旅

せっかく関東まで出てきたので、ちょうど東京で開かれている山関係の催しを観て帰ることにする。

 

 

観終わってからさらについでで東大の隣の根津神社のツツジを見に行く

東大横のマンホール

 

根津神社ツツジ祭り

 

  

 

ツツジはきれいだが人が多くて疲れる。若い時は映画にコンサートにと魅力満載の東京だったが今は人が多くてゴミゴミしていてひたすら疲れる。おまけにオバマ大統領の来日真っ最中で駅のコインロッカーも使わせてくれない。用が終わったらさっさと帰った方がよさそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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快晴無風の谷川岳

2014年04月24日 | 山旅

大きな高気圧が日本全体を覆う日が続く予報が出ている。こういう時に登らない手はないと関東まで遠征。特に天候が難しいとされる谷川岳に登る。3年前の2月にも訪れた時は天気が悪く途中で引き返したが、今回は天気に問題はなさそうだ。

高崎に前泊、翌朝上越線で水上へ。この辺りの春の訪れは遅く、沿線は桜が満開。水上から一番バスでロープウェイの駅へ。天神平は標高は1300Mほどだが、まだ雪が残っていてスキー場も営業している。

天神平から谷川岳の双耳峰トマ、オキの耳がはっきり見える雲一つない快晴

 

春なので雪は完全にシャーベット状。アイゼンは効きにくいのでとりあえずツボ足で登りだす

途中の熊穴の避難小屋はまだほとんどが雪に埋もれている

 

見えているのは中ゴー尾根か

 

斜面は広く、見通しが悪ければ方向を誤りやすいが今日は大丈夫

 

時折のクラック、大穴に要注意

 

斜面に大きな割れ目ができていて一気に崩れそうなところも見える

 

2時間半ほどでトマの耳(1963M)到着

 

隣のオキの耳までは10分ほど。西側の斜面の雪はかなり不安定そうだ

 

茂倉岳・一ノ倉岳・オキの耳

 

 オキの耳(1977M)到着。こちらが一応谷川岳頂上ということになっている

 

茂倉岳・一ノ倉岳

 

白毛門方面

 

 

 

 風もなく暖かなのでいつまでも見ていたいほどの眺めである。30分ほど楽しんで下山にかかる。オキからトマの耳

 

アップで

 

オジカ沢の頭の稜線。斜面の雪のまだら具合がいかにも春らしい

 

肩の小屋を見下ろす 

 

午後になっても空に雲はなく、素晴らしい眺めを楽しみながら尻スキーなどもしながら無事下山することができ、今回も感謝

水上の駅に戻ると連休に動かすのだろうか、SLのD51の整備の真っ最中。黒光りするくらいきれいに磨かれている

 

水上マンホール

 

高崎マンホール

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8月の家族

2014年04月21日 | 映画

メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツの2大美人女優迫真の演技で描く家族のドロドロ劇。もともとは舞台劇とのことでそんな雰囲気がよく出ている。

舞台はアメリカ中西部。夫ビバリーと妻バイオレットの夫婦、荒涼とした風景の中の一軒家が象徴するように夫婦仲は冷え、バイオレットはがんに侵され薬に溺れ、夫はそんな妻をもてあましている。そんななか夫のビバリーが突然失踪する。それを聞いて、バーバラ、アイビー、カレンの3人の娘とバイオレットの妹マティーが集まる。その場でビバリーが水死したことが知らされ葬儀を終え全員で食事を囲むが、その場で家族の問題が噴き出し、バイオレットと長女バーバラが取っ組み合いのけんかになる。かっての美人女優もそれぞれいい歳になっての迫真の演技である。3人の娘たちそれぞれに様々な問題を抱えていることが次第に明かされ、終盤さらにマティーから衝撃の事実が明かされ話はさらに泥沼に入っていってしまう。

両親の死や介護をきっかけに子供たちが集まり、話し合い、いがみ合い、それでも最後は和解し、めでたしめでたしというストーリーはよくあるが、この映画では特に解決策も和解もなくそれぞれが問題を抱えたままこの先どうするのだろうと問題を丸投げする形で終わっている。

ここまで泥沼でなくともどこの家族も少々の問題は抱えていてそれでも逃げることもできず向き合っていかなければならないのが現実。ハッピーエンドの物語ばかり見せられるよりは逆に救いがあるかも。

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摩耶山から森林植物園

2014年04月19日 | ちょっと裏山

天気がいいので久しぶりに摩耶山に登ってみようと出かける。コースは最短の山寺尾根。日差しはあるのだが案外風が冷たいなか六甲道の駅から2時間ほどで掬星台へ到着。標高は700Mほどだが下では終わっている桜がけっこうまだ咲いている。

 

 

自然観察園には水芭蕉が少々

 

シャクナゲ三姉妹

 

桜谷を森林植物園へ。木々の新芽が出始めたところでまだ空はスカスカ

 

コバノミツバツツジとレンギョウ

 

ツバキとユキノシタ?

 

再度公園から大師道を下りるが、少し高度が違うだけで芽吹きの密度が濃くなってくる

 これからしばらく山は生命力溢れる新緑の季節。しかしまだ雪に未練もあるし、どこへ行こうか思案しながら歩いた1日だった。

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LIFE

2014年04月14日 | 映画

「さえない中年妄想男の冒険譚」といってしまえば身も蓋もふたもないが、それなりにおもしろかった。「LIFE」はすでに廃刊になったアメリカのグラフ雑誌だが、そのLIFE社が舞台となっている。 ネットの普及で出版界も様変わり、LIFE以外にも多くの雑誌がなくなってしまった。日本でもアサヒグラフという写真誌があったがこちらもとっくになくなってしまった。

ウォルターはLIFE社で写真のネガの管理を担当する社員。同僚の女性に思いを打ち明けることもできない弱気の彼だが、空想の世界では勇ましい男に変身する。LIFE誌の廃刊が決まり会社ではリストラが始まる。LIFEの最終号の表紙に写真家ショーンの作品が決まるがそのネガが見つからない。リストラ担当の嫌味な髭の上司に責められ、本人に訊くしかないとショーンを追って旅に出るウォルター。アイスランドの海に飛び込み、得意のスケボで滑降し、アフガニスタンの奥地の山に登ったりしてやっとショーンを見つけネガの所在を突き止める。意外にも身近なところにあったネガを上司に渡し、ウォルターもリストラで会社を去るが、完成した最終号の表紙にされたその写真とは・・・。

物語はウォルターの妄想、空想、現実が入りまじる形で展開される。現実だけで描かれたらそんな馬鹿なと思える現実の部分もなんとなくありえると思わされてしまう。

自分自身は生来の怖がりなのでこれまで大した冒険などしてないはずだが、実際にその場面にいるときは案外気づかず、あとから考えて危なかったなぁと思うことは時々ある。しかしそれって冒険というより無謀ということなんだろうか。人生終盤、守りに入るか、少し大胆に冒険して攻めるか、それが問題だ。

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残念

2014年04月10日 | その他

  

最近、クライマーのNさんが滑落事故で亡くなったことを知った。その人はある小屋の小屋番でもありガイドでもあり先鋭的なクライマーとして海外の未踏峰にも挑戦していた。

小屋のブログで破天荒な山行の記事を読むのが楽しみにしていただけで個人的に面識があったわけではない。小屋の休憩時間を使って、周囲の危険な岩場をまるで遠足のように短時間でこなす超人的な話にわくわくさせられた。その小屋を訪れたときほんの少しだけ話をしたことがあって、この人がそうかと少しうれしかった。海外遠征の話を聴きに行ったことも一度ある。岩登りもできない私にとってはまったく次元の違う雲の上の人だが、ほんとうに雲の上に逝ってしまった。この先どんなことをしてくれるのか期待していただけに残念で仕方がない。

事故は核心部を登り終えてテント場に帰る途中に起きたようで同行者とザイルで確保もしていなかったようなのでそれほど危険なところでもなかったのか、一瞬の油断だったのだろうか。

れまでにも多くの先鋭的なクライマーが山で命を落としているそんな本をたくさん読んだ。技量に自信があればあるほど困難なルートを求め死と隣り合わせのようなところに行ってしまう。クライマーの宿命かもしれないが何とも因果なことである。そんな中にNさんも入ってしまった。

それにしても31歳というのは若すぎる。

 

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山の桜

2014年04月09日 | ちょっと裏山

街の桜の次は山の桜も一応は観ておこうかと出かける。普段あまり歩かない神戸薬科大学の裏の登山道を上る。ここは山桜の多い道だが歩く人は少なく静かなお花見ができる。街の桜はすでに散り始めているがここはまさに今見頃を迎えていた

 

西側の保久良山方面もほわっとした桜色に

 

ツツジもそろそろ咲きはじめ

 

これはベリーの一種だと思うのだが

 

いきつけの見晴らしのいい場所で昼ご飯

 

横池ではオタマジャクシが大量発生。これが全部カエルになるのかな

 

七兵衛山辺りをうろうろして

 

やはり最後は保久良山の桜も観ておくとするか

 

お見事

 

神社の車道にはハナマル

 

下りてきてみるとイノシシが無事出産を終え

閉ざされた河川敷の中での近親交配、エサの確保などを考えると無事に育つものか、めでたいとばかりいっていいものか・・・

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街の桜

2014年04月07日 | 散歩

街では桜も花吹雪から落花盛んになりつつある。街で見かける何でもない桜だが散歩の途中で思わず足を止めてしばし見上げて名残を惜しむ

三宮の小さな公園の桜

 

御影の神社の桜

 

この神社、最近アイススケートファンに人気らしい。その原因はこの名前

 

「ゆづるは」という名前が例の金メダリストを思い出させるらしい。本人も参拝に訪れたことがあるとか。

桜だけじゃなくこちらもきれい

 

 

児童公園の古木

 

上だけじゃなく足元も

 

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春爛漫

2014年04月01日 | 散歩

街を歩いているといろいろな花が咲き競っていてつくづく春だなぁと思う。

満開のモクレン

 

まだまだ椿も頑張っている

 

道端のコンクリートの隙間からスミレも頑張っている

 

岡本へでかける、といえばイノシシの話題が多いが、今日はさすがに桜。桜の研究者笹部博士の自宅跡が公園になっている桜守公園に行ってみる。小さな公園だがソメイヨシノ以外の種類が多いので花の色の濃淡を楽しむことができる。

 

 

 

 

歩いているとあっちもこっちも桜が満開。花が咲いていない時は気づいていないが、こうしてみると日本はほんとうに桜の多い国だと思う。

せっかくなのでいつもの奴も

おめでたのようで、こちらも春ですなぁ。

 

 

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