今日は3月11日。あれから5年、まだ5年、もう5年、いろいろな思いがある日。そんな鎮魂の日に遊ぶ。
天気予報は悪くなかったので北八に来てみたが、9時のロープウェイの始発に乗って山頂駅で降りると坪庭は雪が止んだばかりという雰囲気だ
今日は文句なくスノーシューの出番。縞枯山を目指して歩き始める。スキーのトレースがあるがこれは縞枯山荘の人のものでその先はまだ誰も入っていない。
山荘もうすぼんやりしか見えない視界の悪さ
縞枯山への入り口がよくわからずウロウロしていたら後ろから何人か追いついて一緒にウロウロする。なんとか夏道を見つけて上っていくが、傾斜が出るにつれスノーシューでキックステップする羽目になる。1030時縞枯山(2403M)に着く。
ここで10人ほどのツアーと出会う。彼らは麦草峠から上ってきたとのことなのでここからは一気にトレースができ道がしっかりしてくる。
茶臼山を経て1150時麦草峠まで下り冬季閉鎖中の車道を歩いて狭霧苑地へ
ここから登山道に入り五辻を経てロープウェイの山頂駅に戻る周回コースをとることにする。トレースはないが新雪の下の雪は締まっているのでスノーシューを外して森の中を歩いていく
時折足首位までもぐるが、誰も歩いていないフカフカの雪を歩くのは楽しい。ただ雪道の下りと違いずっと緩やかな上りが続くので予想以上に時間がかかる。
1320時五辻に着くが、そこからがけっこう大変だった。あと少しでロープウェイ山頂駅だと思われる頃、森から抜けて見晴らしのいい広いところに出る。するとそれまでとは一転、雪が深くなって時折足の付け根までもぐりこんでしまう。脱出のためもぐってない方の足に力を入れるとこちらももぐってしまい進退窮まる。帰りのバスの時間もあるのであせる。スノーシューを出して着けようかとも思うがその時間がもったいないのでツボ足でがむしゃらに突き進む。なんとかバスには間に合ったが結果的にはスノーシューを履いた方がよかった気がする。雪道といってもその状態はいろいろ、適切な判断が求められると痛感した1日だった。