梅雨がやっと明け、お天気も安定してきたので富山の折立から新穂高温泉までを縦走した。富山で1日お天気待ちをしたので、越中八尾と高岡の町を歩く。八尾はおわらで有名で、あと1ヶ月もすると大混雑の様相だが、今は静まり返っている。高橋治の例の小説が大きな契機になっていると思うのだが、最近は狭い町に観光バスが連なり、、一度観たいと思いつつ、その混雑を考えると、未だ観たことはない。町には立派な資料館があり、年に一度のこの踊りが小さな町の一大観光資源になっていることは間違いないが、本来のあのしっとりした情緒は味わいにくそうである。
橋の欄干も街灯もおわら仕様
マンホールもきれい
富山からバスで折立に入る。太郎兵衛平を経て薬師岳山荘着。荷物を置いて頂上をピストンする。カールには雪もかなり残っている。山小屋はほぼ満杯だが布団は一人1枚確保。
薬師岳頂上
カール
薬師岳山荘
翌日はガスのなか、太郎兵衛平まで下り、黒部五郎岳を目指す。お花畑も多い、気持ちのいい稜線歩きを楽しむが、黒部五郎への最後の登りがきつい。
黒部五郎岳
黒部五郎のカール
黒部五郎の小屋で泊まって三俣蓮華、双六を踏んで新穂高へ下山。
三俣蓮華岳頂上より槍、穂高連峰
鏡平の小屋。泊まりはしなかったがなかなか雰囲気がよさそう。
新穂高への下山道にこんなところが。クマが盆踊りでもするのだろうか。
新穂高温泉の中崎山荘で入浴。井上靖の「氷壁」にも出てくるこの旅館も今年いっぱいで閉館するとのこと。いい温泉があふれているのに残念でならない。
高山へ出て、駅弁を買う。開運さるぼぼ弁当。さるぼぼのストラップ付き。