紫の雲が出る山と書いてシウデヤマ、なんとも優雅な名前の山が香川県の瀬戸内海に突き出た庄内半島にある。春は桜の名所でもあるので新幹線と特急を使って日帰りで遠征する。
最寄り駅は詫間、そこからコミュニティバスで大浜に向かう。コミュニティバスだけあって途中病院、スーパー、市役所などに寄って行く。時間がかかるが、よそ者が100円で乗せていただいているので感謝しなければ。
大浜のバス停で下車。ここから歩いて行く。
この辺りは浦島伝説があるところなので郵便局の正面には
マンホールにも
道はしばらくは舗装道だが山道に入ると傾斜がきつくなってくる。
みかん鈴なり
道の両側の小さな花々に励まされて上って行く。高さ350Mほどの山なので1時間ほどで上れるが、思ったより上り甲斐がある。軽い花見気分で上るには少々しんどいのではないだろうか。頂上手前で車道と合流して駐車場を経て頂上へ。
瀬戸内海の小島が見渡せる素晴らしい眺望と満開の桜
昔の遺跡が発掘されたところでもあるらしい
今日は平日ということもあって人出はそれほど多くなくブルーシートでの宴会組もないのが好ましい
幹の太くて大きいサクラが多い。胴吹きが足元にもあるサクラ
半島は先端の灯台まで行けそうなので先を目指して歩いていくが、道は上ってきた分が帳消しになるほど下っている。この道はあまりサクラの樹もなく味気ない。下って出たところは箱峠。ここも紫雲出山への反対側の登山口らしく駐車場がある。箱峠の箱というのは浦島伝説らしく玉手箱のことらしい。灯台まではまだ時間がかかりそうなのでここで引き返すことにして上り返す。
頂上に戻り改めてサクラを鑑賞
どちらを向いても美しい
駐車場から山頂
手前の島は粟島
大浜のバス停まで戻り詫間駅へ。帰りに多度津から乗った特急はアンパンマン号だった
香川といっても岡山まで新幹線、岡山から瀬戸内海を渡る在来線特急に乗れば近いものだ。全国津々浦々サクラの名所は数あれど、今回のように海を一望できる場所でのお花見も素晴らしかった。ただ本場の讃岐うどんが食べられなかったのが心残りではあった。