ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

雨が降らないうちに

2019年09月20日 | ちょっと裏山

このところ急に吹く風に秋を感じるようになってきた。思えば今年の夏は一度も六甲山に上ってなかった。今週末の3連休は天気が崩れそうなので今日のうちにと出かける。

岡本から上り始める。風吹き岩には今日もネコ、眠そう

 

横池のハスの花

 

よく見るとけっこうたくさん咲いている

 

雨ヶ峠の手前で雨が降りだす。今日日中くらいは持つかと思ったが予想より早かった。六甲山頂へ行くのはあきらめて東おたふく山まで行って引き返す

萩の花と色づき始めた木


ススキの再生を目指して今日も笹を刈る作業をしていたが、ススキはなかなか増えないようだ

住吉谷を下る。今の季節、思ったより多くの花が見られた

イブキトラノオ?

 

 ランの仲間のようだが

 

以下名前分からず


 

 

 

 

今日は下りでも足が痛まず機嫌よく下りて来られた。結局今年の夏は本格的な山行はできなかったのが心残りだ。上れたとしても下りて来なければいけないことのだから足に問題があるとなかなか行きにくい。これからは秋山シーズン、どこへ行けばいいのか悩むところだ。

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フリーソロ

2019年09月12日 | 映画

アメリカのクライマー、アレックス・オノルドがヨセミテの高さ約1000Mの垂壁エル・キャピタンを一切の道具を使わずフリーソロ、つまり単独で素手だけで上るドキュメンタリー映画。

以前にやはりヨセミテのハーフドームを上る映画を観た時は登る映像だけだったのだが、今回は私生活から登るまでの準備、撮影隊の様子なども詳しく描かれている。その時はどうやって撮っているのか不思議だったが今回はそれもよくわかった。

何回もロープを使った下見をしたうえとはいえ、誰もなしえたことのないフリーソロでの登攀は失敗すれば死は必至。無謀なことは本人が一番わかっているはずだがそれでもどうしてもしたい、しなくては気が済まない。常人の理解を越えてしまっている行動をガールフレンドを含め誰も止めることはできない。

準備が終わっていちど上りかけるがその時は途中で止めてしまう。そして再度の挑戦。滑り止めのチョークをいれた小さなバッグだけを腰に着け、ヘルメットさえ着けず(着けても無駄だけど)上っていく。成功したことは分かったうえで観ているのだがそれでもハラハラしてしまう。撮影隊の人でさえ、怖くて見ていられないと途中で目を背けてしまうほどだ。上り始めから4時間弱、生きて頂上に立つ。

これまで世界中の岩壁で道具を使い、ロープで確保した登攀でも亡くなったクライマーは数知れず。そんな人が天国から見ていたら「何してくれてんねん」「こっちへきたらあかんで」と声をかけたくなったのではないだろうか。

今回の成功で彼はやり切った感を得られたのだろうか。肉体的にもう無理と納得するまで命懸けの挑戦は続くのか、それとも守りに入った人生を送るのか。周囲は皆、もうやめておいたらと思いつつ、また新しい挑戦を見てみたいと心のどこかで無責任に期待しているところがあったりして。

 

 

 

 

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広島・鞆の浦

2019年09月10日 | 

昨日は岡山で後楽園を見た後また電車に乗って福山まで来て一泊。今日も暑いので電車に乗っていた方が涼しいのだが、前から行ってみたかった鞆の浦へ行ってみる。

福山市マンホール

 

 

駅から30分ほどバスに乗って鞆の浦へ。鞆の浦は瀬戸内海航路の要所として栄えた港町で幕末に坂本龍馬が乗った海援隊のいろは丸が紀州藩の軍船と衝突して沖合で沈んだことでも有名な町だ。

まずは沖合の仙酔島へ行ってみる。島と本土間は橋がなく渡船で5分ほど。車の入らない島は静かで自然も豊か、標高160Mほどの大弥山が最高峰なのでこれは登っておかないと。

桟橋に鯛が跳ねる

 

島に民家はなく宿泊施設があるのみ。国民宿舎の前が小さなビーチになっているが今は海水客もいなくて静かな浜だ

 

ここから海岸沿いに遊歩道があって眺めを楽しみながら歩ける

 

ただ山側は浸食された崖でいつ落石があっても不思議ではないようなところを歩いていく

こんな波でえぐれた洞窟がいくも見られる


 

 断層など地形的に貴重なところらしいのでプラタモリ向きかも。

 

海岸線から離れて赤岩展望台を経て大弥山に向かうが、あまり人が歩いていないようで歩いているとクモの巣にひっかかり閉口する。

久しぶりに見るムカデ

 

祠があるところが大弥山

 

頂上からの眺め

 

さらに中弥山、小弥山をプチ縦走。道にはキノコもにょきにょき

 

 

 

これもキノコ?、じゃなかった

 

小さな島なので1時間もせずに縦走終わり。

国民宿舎の他に「人生観が変わる宿」というのがあって日帰り入浴もできるようだが、入ってもこの暑さではまたすぐ汗をかきそうなのでやめておく。人生観はちょっと変わってもいいけれど

渡船に乗って本土側に帰る。たった5分ほどの航海だが水面を吹く風がここちよい。

鞆の浦のランドマーク、常夜灯

 

朝鮮通信使をもてなしたという福禅寺対潮楼

 

いろは丸関連の資料館などもあって

 

なかには龍馬さんが

 

昔の街並みを歩く

 

 

 

 

 

城址に上ってみればなぜか宮城道雄の像が。父親が鞆の浦の出だとか

 

他にも見どころはあるが暑いので省略、バスで福山駅に戻る。

帰りの電車の待ち時間に駅のすぐ前にある福山城なども見ておく

 

城内の松の倒れ具合

 

重文伏見櫓

 

18切符の電車旅は電車に乗るのが目的でほとんど観光はしないのだが、今回は珍しく観光をしてしまった。何もこの暑いのにとは思うがたまにはよかったと思いつつ、切符の有効期限ぎりぎりにまた電車を乗り継ぎ神戸へ帰ったのだった。

 

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岡山・後楽園

2019年09月09日 | 

関東地方を襲った台風の被害を報じているが、今回は勢力範囲が狭かったためか西日本ではウソのような静かな状態だった。こんなこともあるのだ。

そんななか残った青春18きっぷを使ってしまおうと西日本へ向かう。18きっぷの旅ではあらかじめ時刻表を繰ってルートを決めていくことが多いが、最近はスマホで18きっぷ専用の列車接続を簡単に調べることができるので今回はそれを使っての「行きあたりばっ旅」にしてみる。

初めはとりあえず新快速で姫路に向かう。そこから乗り継ぎで岡山に向かい日本海側に出るルートにしようかと思うが乗った電車に遅れがあって接続がうまくできなくなったしまった。

しかたがないので岡山でゆっくり昼食を食べて市内見物をする。岡山といえばまずは後楽園。

歩いて行くとマンホールは桃太郎づくし

 

 

 

消火にも大活躍

 

ゴトゴトと懐かしい音がすると思ったら岡山市内は市電も現役だった。

 

街の真ん中に涼しげな水路が流れている

 

ちょっと気になる看板。ドラム缶焼とはなんぞや

 

後楽園は自己申告でシニア料金OK。140円也

手入れの行き届いた芝生が美しい

 

40年ぐらい前に母と来ているはずだがあまり記憶がない。若い時はこういうところにはまったく興味がなかった

 

 

百日紅がきれい

 

トイレというより厠の雰囲気

 

庭に船着き場あり。お城と水路でつながっていて、藩主池田剛政公がちょっと散歩にでもということだったらしい

 

天気がよすぎて日差しが強く残暑どころではなく汗だくになる。もう他にどこへも行く気にはなれず駅へ戻ることにして市電に乗ってみる。久しぶりの市電は懐かしさいっぱいだ。

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ついてない日

2019年09月05日 | その他

7月に買っておいた青洲18切符が残っているので日帰り電車旅に出かける。まずは京都まで行ってそこから山陰線、舞鶴線、小浜線を乗り継ぎ敦賀から湖西線で戻ってくる周回1日コース。

山陰線は沿線に嵯峨野、保津峡など観光地が多いので平日でも乗客が多い。やっと園部で座れたのだが後ろに座った男性がやたらと私の背もたれに触れて引っ張ったり蹴飛ばしたりする。おまけに頻繁に痰を切るのに「ガァ」とのどを鳴らす。さらには女性3人組が通路を隔てた席にいて少々うるさい。席はほぼ満席で変わるわけにもいかない。

今日はついてないと思いつつ福知山で下車、舞鶴線に乗り換える

右の京都丹後鉄道宮津行、目がパッチリでかわいい

 

乗り換えた列車では海の見える側のボックス席を確保、さっきの3人組が乗ってきたが前方に移動していったのでやれやれと思ったのもつかの間、戻ってきてあろうことか私の座っているボックス席に。雪隠詰めになってしまった。

女性3名、旅に出る、気分はハイ、おしゃべりしないわけがない。沈黙の時間がほとんどない勢いだ。これはもう寛容の心で耐えるしかない。こういう時は鉄ちゃんが物静かでいいとつくづく思う。

やっと敦賀で解放されて帰途に就いてお茶など飲んでゆったり。ところが、家に着いてからさらについていないことが判明。電車に長時間乗るときはいつも小さなポットに暖かいお茶を入れて持っていくのだが、最後に乗った敦賀からの新快速の座席に忘れてきてしまったようだ。山行にも持っていくお気に入りだったのだがついていない日とはこんなものと笑うしかない。

それにしても前回の東北行きでもカードを持っていくのを忘れてしまったところなのに今度は車内への忘れ物だ。確実に老人力がついてきてしまったようだ

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帰らなければ

2019年09月02日 | 山旅

もう一山、二山、当て、じゃなくて登りたかったのだが、今回の旅では致命的なミスをしてしまいもう帰らなくてはならない。

いつも旅に出るときは普段使いの財布に入れている余分なカードなどを置いて旅用の財布を持つことにしている。その際必要最小限のカードは持っていくことにしているのだが、今回はそのクレジットカードと銀行のキャッシュカードを忘れて現金しか持って来なかったことに行きの新幹線の中で気づいた。行きの切符は前日に買っていたのだが、帰りの電車代、宿泊費、食事代、バス代などはすべて手持ちの現金でやりくりしなくてはならず、ゆとりがなく登山口へのタクシー代など論外だ。

ということで帰途に就くことになってしまった。帰りは行きと同じ新幹線では味気ないので日本海を南下する在来線の特急に乗ることにしてまず秋田1035時発特急いなほに乗車、新潟へ向かう。

特急いなほのお顔

 

今日は天気もいいので日本海側、山側の眺めなどなかなか楽しい

鳥海山は山裾が広いなぁ。見るだけで我慢

 

海岸線の眺めも堪能。見えている島は飛島か

 

1405時新潟着。乗り継ぎは1624時の特急しらゆき。時間があるので市内をぶらぶら

マンホールはハクチョウ?

 

左、特急しらゆきのお顔。失礼ながら名前ほど美人ではない。最近は「きらきらうえつ」だの「リゾートしらかみ」だの特別な快速列車の方がおしゃれになってしまって従来の特急の方が見劣りしまう


日本海に沈む夕日

 

1823時上越妙高着、新幹線に乗り継いで1936時長野着。今日はここで一泊、明日帰宅

長野のマンホールはりんご

 

 

なんだか中途半端な旅になってしまったが手元不如意ではしかたがない。こんなこともあるさと思いつつも、致命的な忘れ物は歳のせいかと苦笑するのだった

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