兵庫区の奥の烏原貯水池から菊水山に上る。烏原貯水池は100年以上前に造られたものなので、重厚な石造りの施設が見られる。今日は花粉の舞が激しかったようだ。鼻は完全に故障してしまった。
兵庫区の奥の烏原貯水池から菊水山に上る。烏原貯水池は100年以上前に造られたものなので、重厚な石造りの施設が見られる。今日は花粉の舞が激しかったようだ。鼻は完全に故障してしまった。
2月の中旬だというのに、すっかり春の日差しのなか散歩に出る。時々通る家だが、いつも季節季節の花の寄せ植えが門にかけられ、毎回通るのを楽しみにしている。今日はこのような春らしい寄せ植えである。
散歩の途中神社を通り抜けるとこのような清めの水場が。見にくいが左の看板には「近づくとセンサーで水がでます」と書いてある。なかなかハイテクである。
そしてその脇にはこのようなものも。散歩の犬にもやさしい神社である。
1月2日
今日はオアフ島の東部の海岸線を通ってノースショアまで行く。ダイアモンドヘッドを過ぎた辺りから海側、山側ともすばらしい眺めの連続となる。ハワイといえば海という漠然としたイメージしかなかったが、切り立った峰、急峻な谷と、眺めを変える山側の景色のすばらしさは、山好きの私にとってはうれしい誤算である。ワイキキ周辺にいたのでは想像もできないオアフ島の違った一面を満喫する。
Haleiwaの町で昼食後、島の中央を縦断しているKamehameha hwyとKunia rdを通って帰宅。夜は近くのParadise Coveでluau(ルアウ)の夕食。ルアウはnative hawaiianが豚の丸焼きなどで人を招いて行う正餐をいうらしい。夕刻まだ明るいうちに会場に入ると、レイをかけてもらい、夕食までのひと時を、スタッフたちがレイの作り方、椰子の木の登り方、漁のやり方などいろいろ実演をしてくれ楽しませてくれる。私たちもレイを作ったり、アウトリガーに乗せてもらったりする。暗くなるとフラのショーが始まり、バフェスタイルの食事となる。ポリネシアン文化センターではもっと大掛かりなものが楽しめるらしいが、ここでも一人40ドルほどで十分に楽しめた。
コオラオ山脈の一角
前を走る車に犬発見
ノースショアのサーファー
ルアウの行われるParadise Coveの夕日
優雅なフラ
1月3日
車でアラモアナSCへ向かう。、ドライバー役の友人もハワイでは道に不案内なので、私が助手席で地図を片手にナビゲータを務めるが、高速を降りると、一方通行に引っかかったり、通りを変わるための車線変更のタイミング遅れなどで、なかなかたどり着かない。ぐるぐる大回りの末やっと到着、友人2人を降ろす。私とドライバー役の友人はここでの買物には興味がないので、私の希望でマノアの滝に向かう。
マノアの滝はハワイ大学の北にある滝で、駐車場から歩いて40分ほどのところにあるようなので、ハイキングにはちょうどいいと思い、行ったのだが、途中から雨が激しくなって、駐車場に着いた頃には土砂降りになる。これでは無理と判断して引き返す。アラモアナの友人たちをピックアップするまで時間が余るので、パールリッジのSCに行き、別荘の備品で足らないものを買い足す。スーパーやホームセンターが好きな私は見るだけで大いに楽しめる。
途中で出会った犬。胸に星のマークあり
1月4日
今日は広島から来ていた友人が帰国するので空港まで送る。そのあともう一度マノアの滝を目指す。今日は合羽と着替えも用意して万全の態勢である。案の定、現地は雨がちらつき、奥へ行くにつれ激しくなってくる。滝はさほど大きくないが雨の中、滝つぼで泳いでいる若い女の子がいてびっくりする。滝のさらに奥まで歩いてみるがキリがないので引き返す。
駐車場で、濡れたものを着替え、近くのライオン植物園を見に行く。熱帯の派手な植物がにぎやかに咲いている。あとで調べてわかったのだが、オアフ島でもこのマノアの辺りは有数の多雨地区であるらしい。
植物園の花
1月5日
本土から来ている友人の友人がオアフ島に住んでいるので、彼女の案内で、山越えの道Pali hwyや、タンタラスの丘などあまり観光客の行かないところへ案内してもらう。あいにく雨模様で丘からの眺めは雨に煙っている。
タンタラスから雨に煙るダイアモンドヘッド
1月6日
今日は東京から来ていた友人が帰国、空港まで送る。その足でホノルルのサルベーション・アーミー(日本では救世軍)に行き、買物。ここでは寄贈された家具、食器、衣類等を格安で販売している。古着4着を6ドルで購入。帰宅後、別荘の掃除、シーツなどの洗濯。終わってから家のすぐ裏にあるプールで泳ぐ。1組だけ親子連れがいたが、ほとんど貸切状態。水中メガネをして本気で泳ぐ。そのあとはジャグジーに入ったり出たりして、夕刻のひとときを過ごす。明日は家主である友人が本土に帰ることになっているので、別れを惜しんで夕食。
1月7日
本土に帰る友人を空港に送る。私はワイキキのホテルに移ることにするが、空港で車を返したので、空港からはバスでワイキキまで戻る。時間はかかるが自分の意思で動けるバスも悪くない。バスでは大きな荷物の持込が禁止されているが、見ているとかなり大きな荷物でも持ち込んでいる人がいる。ホームページに持ち込み手荷物のサイズ制限が出ているが、多少は運転手さんの裁量で許されるようだ。ワイキキが近づくと乗客はほとんどが観光客になる。
チェックインしたホテルはワイキキのど真ん中で便利はいいが、、あまりきれいとはいえない。一泊100ドル程度ならこんなものかもしれない。もっとも、これまでいた新築の家と比べれば見劣りするのは当然といえば当然だが。 夜は近くのデニーズで食べる。日本のデニーズとはまったくメニューが違う。日本のは日本風の洋食なのだろう。
アラモアナ近くの斬新なビル
1月8日
ビショップ・ミュージアムへ行くことにする。ここへはバスを利用する人はあまりいないようだ。降りたのは私一人。ミュージアムではハワイ王朝の歴史がよくわかるが、一部改築のため閉鎖されていて、日本関係の資料が見られなくなっていたのが残念。中を見終わると中庭でフラの実演がある。
午後は山越えのpali hwyを通って、Kaneoheの町まで行く。バスはエンジン全開で登山バスになる。山間の道は土砂降り。オアフ島は小さな島だが西部と東部ではまったく気候が違うようだ。これまではバスの乗客のマナーのよさに感心していたが、帰りのバスで高校生の女の子の集団と出くわすと彼女たちのうるさいこと。これは日本と同じだった。
ミュージアム中庭でのフラ実演。最後は観客も踊るように指導がある。
ミュージアム正面。
1月9日
明日は帰国するので実質的には今日が最後の日。ハワイでの日本人移民の歴史について知りたいと思い、Waipafuにあるプランテーション・ビレッジを見に行くことにする。43番のバスは途中高速をノンストップで走るので早い。ここへも観光客はツアーのバスか車で来るらしく、バスを降りたのは私だけである。
87歳になる日系2世のボランティアの方に案内していただく。第2次大戦にもアメリカ兵として従軍、日本へも駐留軍としておられたとの由。いろいろ貴重な話を聴かせていただいた。
ビレッジを見終わり、バス停からバスに乗ろうとしていたら、女の人が「ワイキキに帰るのか」と訊いてくる。「そうだ」というと、丁寧に乗り換え方法を教えてくれる。前もって自分でも調べていたのでわかっているのだが、ありがたく教わる。途中乗り換え地点でも、私は近くの店に寄りたくて、そこへ行きかけたのだが、さっきの女の人が追いかけてきて、「そっちじゃない」と教えてくれる。わかっているのだが、せっかくの親切に水を差すのも悪いので、店には寄らず、そのままバスにワイキキへのバスに乗ることになる。バスの中でも外でも、ローカルの人はやさしくてありがたい。
ワイキキに戻りハワイ・マリタイム・センターを見学。ハワイと海の歴史を知るためのいろいろな資料が興味深い。
夜は近くのショッピング・プラザで無料のショーを楽しむ。ダンスはニュージーランドからやってきたマオリのもので、ハワイでのフラとはまた違う趣がある。
プランテーションで使われていた蒸気機関車
マリタイムセンター内部。クジラの骨格標本が吊り下げられている。
マオリ族のダンス
1月10日
ホテルをチェックアウトし、予約しておいたリムジンを外で待っていると、ごみの収集車が来る。どうやって収集するのか見ているとホテルから出る大きなごみ箱を、車についている大きなクレーンで持ち上げさかさまにして豪快に収集車にほおりこんでいる。それにしても小さな島で観光客の出す大量のごみはこのあとどう処理されるのだろう、気になるところである。
まだまだこの地にいたいところだが、そうもいかず帰国の途につく。
ごみ収集車
12月27日
近くのホテルまで歩き、バフェスタイルの朝食を食べる。今日は遠出をせず、リゾートの中だけで過ごす。夕方4つあるビーチの端から端までを歩いてみる。夕日の沈むのが美しい。
koolinaからnanakuli方面
12月28日
これまで一緒だった友人は帰国。入れ替わりに別荘の持ち主である友人がアメリカ本土から来ることになっているが、朝電話があり、飛行機のトラブルで代替機が見つからず、到着は深夜になりそうとのこと。
空港まで出迎えに行く予定がつぶれたので、バスでワイパフに出て、さらに乗り換えてワイケレ・センターまで行ってみる。本屋でカレンダー、CDなどを買って、大きなホームセンターをのぞく。DO IT YOURSELFが盛んなアメリカらしく、住宅に関するあらゆるものを売っていて、見るだけで楽しい。帰りは乗り換え地点のワイパフで買物して帰る。豆腐、納豆、漬物などの日本食も売っている。
深夜友人到着。
12月29日
今日は朝の便で広島からもう一人友人が来るので出迎えに行く。昨日本土から来た友人がレンタカーを借りてきたので、車での移動となる。空港まではハイウェイが利用できるので早いのだが、こちらの高速道路は車間距離も短いし、追い越しの頻度も多いのでヒヤヒヤものである。友人はアメリカで車に乗り慣れているが、日本人がレンタカーでいきなり運転するのはさぞ怖いのではと思う。
12月30日
アロハスタジアムのフリーマーケットをのぞく。Tシャツは8枚で20ドル、ビーチタオルは5枚で20ドル、ムームーは16ドルというのが相場のようである。友人たちはさっそくムームーを買って、私にも買えという。そんなものは着る気がなく、初めはまったく買う気などなかったが、なんとなく買ってしまう。このハワイの開放的な雰囲気の中なら似合いそうな気がしてしまう。
12月31日
今日はもう一人東京から友人が到着。空港でピックアップして、またフリーマーケットへ連れて行き、彼女にもムームーを買えと迫る。意外にも即断即決で購入。
今日はカイルアの町までドライブする。途中ダイアモンドヘッドを過ぎてからの道は海の眺めもコオラウ山脈の眺めもすばらしい。ダイアモンドヘッドは駐車場から40分ほど歩くが、友人たちは最後の急な階段の手前でギブアップしてしまうので、一人で上まで上ってくる。さすがに眺めがいい。
夜はポーカーを教えてもらい4人で遊ぶが、私はすっかりカモのなってしまう。
マカプーポイントからマナナ島
ダイアモンドヘッドより
1月1日
元日。友人が日本から持ってきてくれたおせちと私が作ったお雑煮でささやかだが新年を祝う。
今日は終日遠出はせず、近くのビーチで泳ぐ。シュノーケルで潜ると、きれいな魚を見ることができる。久しぶりに砂山を作ってトンネルを掘ったりして子供時代に返って遊ぶ。
元旦を祝う
12月20日
1030時ホノルル着。タクシーでオアフ島西部Koolinaの友人の別荘へ向かう。友人から詳しい地図をもらっていたがリゾートエリアの敷地が広いので、曲がるところがわからず迷ってしまう。下手な英語を駆使して運転手さんにあっち、こっちと指示を出してようやく探し当てる。
新築の別荘はきれいでゆったりとしていて気持ちがいい。ゆっくりする間もなく、荷物を置いて、歩いて10分ほどのバス停から近くの町Kapoleiへ出かける。ネットで調べた情報では30分に一本の間隔で走っているらしい。ネットでは時刻表も掲載されていたが、あまりあてにはならないようだ。バス停にはベンチと屋根はあるが、日本と違い、バス停の名前、時刻表などの表示はない。降りるときも運転手さんに頼んでおけば教えてくれるが、わかりにくい。別荘の持ち主の友人が来るまでは車がないので、しばらくはこのバスとつきあわねばならない。
Kapoleiのショッピングモールのスーパーで買出しして帰る。別荘の敷地の中では車で動いている人ばかりで、スーパーの袋を持って歩いている人などは皆無である。
リゾートエリア内
12月21日
ワイキキに行く用があるのでバスに乗る。ワイキキまではかなり距離があるので、昨日行ったKapoleiの町でExpressに乗り換える。Expressは2両連結のバスで、途中高速道路をノンストップで走るが、かなりの速度でぶっ飛ばすので怖い。
用を済ませて同じルートを帰るが、帰りにちょっとしたトラブルとなる。帰りのバスの降りるべきバス停を見逃して乗り越してしまったのだ。降りるバス停の手前にwater parkという遊園地があるので、そこが過ぎてから注意していればいいと思っていたのに、そこを通らなかったので、タイミングを逸してしまった。見知らぬローカルなところで運転手さんに降ろしてもらって、戻りのバスを待つが、日暮れが近づいてきて少々あせる。なんとか帰りついてやれやれほっとする。あとで調べると、時間帯によってはそのwater parkには止まらないバスもあることが判明。注意せねば。
敷地内のゴルフコース
12月22日
今日はハワイ島へ飛ぶため、早めに家を出る。昨日ワイキキに出たついでにバスの時刻表をもらいに行ったのだが、空港への路線の時刻表の在庫が切れていてもらえなかったため、時間がはっきりしない。念のためかなり余裕を見て出たので、搭乗時間2時間くらい前には空港に着いてしまう。
ところで何回かバスに乗っていて気づいたのだが、こちらのバスは前部が優先席になっていて、実によくそれを守って気持ちよく席を譲っている。荷物を持っていたりすると私にも譲ってくれることがあるのには恐縮してしまう。ローカルな路線のバスには実にいろいろな人が乗ってきて、なかには大きな体で一見怖そうに見える人もいるが、みんなごく自然に席を譲るのには感心する。若い人でも席を譲ろうとしない今の日本の方が異常なのだろうか。
ハワイ島のコナ空港はビルではなく、小さな建物が点在する開放的な空港である。火山の島らしく溶岩だらけの乾いた風景の中、タクシーでカイルアコナの町に向かう。カイルアコナは土産物屋と数軒のホテルがあるだけの小さな町である。
コナ空港
12月23日
今日は予約していたツアーでキラウエア火山に向かう。添乗員さんの話では今日1日で500キロくらい移動するそうだ。溶岩の流れでできた洞窟を見てから、キラウェアカルデラーの見えるポイント、そして夕刻には海岸に出て離れた場所で溶岩が海に流れ出るところを見学。暗くなるとともに煙と火がはっきり見えて、この島が活発な活動をしている火山の島であることを実感する。
すっかり暗くなった中を車は走り、途中星の見える標高2000メーターの地点で望遠鏡で星を見る。さすがに最近見たことのないほど多くの☆☆☆を見ることできた。南国の島も夜の2000メートル地点は寒くて、貸してもらったダウンのパーカーがありがたい。
溶岩の数々
途中立ち寄ったコンビニのビールのネオンサイン
12月24日
今日はオアフ島へ帰ることになっているが、飛行機の時間まで時間があるので、カイルアコナの町を散策していたら、地元の朝市に出くわす。果物を並べる店をのぞくが、パパイアなどは7個で1ドルなどと出ている。少し買ってオアフにもって帰ることにする。
朝市の果物屋
12月25日
クリスマスなので店などはみな休み。リゾートエリアのなかに4つあるラグーンと呼ばれるビーチに行く。4つのうちホテルのそばにあるところは比較的人が多いが、それ以外のところは人も少なくて静かでのんびり泳いだりくつろぐことができる。
静かなビーチ
12月26日
友人に付き合ってアリゾナ・メモリアルを観に行く。10時半ごろ着いたが、映画の上映と艦の沈没地点への案内は14時の回になる。やむなく敷地内の展示などを見て時間をつぶす。ここは前にも両親と一度来たことがあるが、やはり日本人にはあまり居心地のいいところではない。日本軍のパールハーバー攻撃を正当化する気はないが、その犠牲者の数は2000名台。広島、長崎での犠牲者はその100倍以上、そのほとんどが民間人であることを考えるとこちらも一言いいたくなるのだが・・・。
屋外に展示してある日本海軍の人間魚雷回天。意外に大きい。