数年前の冬、霧氷で有名な奈良県の高見山に行ったときはほとんど雪もなく拍子はずれだった。今年はこの寒さで見頃を迎えているようだ。高見山とその東の三峰山には休日には榛原から霧氷バスが運行されているので行ってみる。駅前は人でいっぱい。ほとんどは高見山の方に向かうらしく、何台も増便が出ている。そこで人が少ない方の三峰山へのバスに乗ることにする。
榛原駅で高見山へのバスを待つ人の列。山ブームのせいか若い人が目立つ
高見山より少ないとはいえ、三峰山の登山口「みつえ青少年旅行村」へも大型の観光バスがほぼ満席状態。車幅のあるバスが、側溝に脱輪するのじゃないかと思える細い、微妙にカーブした道を行くのでハラハラするが、無事旅行村に到着。登山道の入り口から雪があるが上りなのでアイゼンはなくても大丈夫そう。途中滝のある不動滝コースを登る。
滝の入り口の鳥居
この不動滝は冬でも凍らないようだ
けっこう急勾配の杉林を登っていく
上り詰めたところにある避難小屋
ここからは尾根道になって木々についた雪が美しい
登山口出発が1030時なので、どうしても太陽が昇ってしまいなかなか完璧な樹氷を見ることは難しいようだ
頂上は1235M
倶留尊山がよく見える
頂上を少し降りたところで昼食にするが、手袋を取ると寒さで手が痛い
早々に下山。八丁平から少し下ったところからは隣の高見山がよく見える。通称「関西の」だったか「日本の」だったか忘れたが、マッターホルンといわれているが、確かに鋭角ではある。
帰りのバスは近くの姫石の湯に寄ってくれるので、気持ちよく汗を流して帰ることができる。