ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

大阪は35度

2011年06月29日 | 散歩

  今日は関西電力の株主総会の日。株主から原発関係の動議がいくつか出されている。それが通るわけもないがやはり今年は特別ということもあり話だけでも聞いておこうと出かける。ところが朝急いでいたせいで会場に入るための「議決行使書」を持ってくるのを忘れるという大失敗をしてしまった。入れないのであえなく退散。

会場の前にいる反原発を叫ぶ人たちがさすがに多かった。

 

しかたがないので靭公園まで歩いてみる。バラはすでに盛りを過ぎていた

 

近くのおいしいパン屋さんで買ったサンドウィッチをかじることに

 

 せっかく大阪まで出てきたのだから国際美術館でものぞくかと行ってみる。ヨットの帆のようなモニュメントが美術館だが、その手前の川沿いにいまでもこんな昭和を思い出す住宅が残っているとは。 

 外は猛暑だが美術館の中は冷房が効いて涼しい。森山大道という写真家の展示をやっていたがほとんど人はおらず、各展示室にいるじっと座っているスタッフの方が数が多いくらいでなんだか寒そう。電気の使い方も考えさせられる。いっそ無料にして市民の涼み場にしたらどうだろう。

 

 すぐそばの関電の本社。通るたびに思うがこの正面のモニュメントは不思議な形だ。東京のアサヒビールの本社にあるあの有名な黄金色のモニュメントと同じように「あれ」に見えてしまうのは私だけだろうか。

レトロな雰囲気のダイビルも建て替わっているが、少しだけその雰囲気を残している

 

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127時間

2011年06月21日 | 映画

  これぞサバイバルという映画「127時間」を観た。アメリカ、ユタ州のブルー・ジョン・キャニオンでの実際の話の映画化だが、山への単独行が多い人間にはちょっと怖い映画。

  導入部では、車から自転車に乗り換え、渓谷を疾走、歩いて岩に取り付き楽しそうに自然を満喫する主人公だが、すぐに暗転。右手を岩に挟まれ身動きができなくなってしまう。手持ちの道具で何とか岩を削ったり持ち上げようとするが岩は動かない。その間、頭に去来するのは悔恨、希望、妄想など様々な思い。水も食べ物も尽きたとき、助かるためにはこれしかないと決意し実行する究極のサバイバルの方法といえば・・・。

  最初からわかって観ていたとはいえ、なかなかリアルな描き方だったので観ている方もつらかったが生への執念で生き延びた主人公のその後の実際の映像が最後に出てきたのにはホッとした。

  これからは荒地山の七衛門嵒をくぐるのは、ちょっと怖いかなぁ。

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散歩

2011年06月19日 | 散歩

  この時期の雨は夏の渇水を防ぐためにも、作物にも大切だということはわかっているが、週間天気予報に傘のマークが並ぶと少々がっかりする。「ヤマレコ」のサイトを見ると雨でもけっこう山へ登っている人もいるが、雨が降るとわかっているのにそれでも行くという気にはなれない軟弱者にはつらい季節だ。

  原発も汚染水の処理が綱渡りのような状況が続いていて不安定と聞くと気が重い。せいぜい雨の合間を縫って散歩にでも出るとするか。

季節の定番アジサイ。よく観るとなかなか複雑で微妙な色合い

 

 

つぼみもかわいい

 

あまり雨の季節には関係なさそうな強烈な色彩の百合

 

純毛にはつらい季節、お昼寝中の犬。大龍寺のわんこはどうしたかなぁ

 

山手幹線沿いのマンションの1階に新しいパン屋ができていたので寄ってみる

 

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久々の・・・

2011年06月11日 | その他

  大阪に出たついでに「6.11脱原発集会」と難波までの行進に参加した。デモなど何十年かぶりの参加になる。主催者側の発表で4000名という数字は多いのか少ないのかよくわからないが、参加者が労組単位とかではなく、ほとんどが市民団体だったり、全くの個人だったりということでいえば十分多い気がする。

  今回の福島での事故までは「原発は安全」と信じていたというより、ほとんど無関心だったというのが正直なところ。一部の政党、団体、個人に反原発の声があるのは知っていたが、積極的に賛同してきたわけでもない。その声に賛同し、ずっとその安全性に異を唱えてきたのなら胸を張れるのかもしれないが、突然の参加には、忸怩たる思いがあって、時流に乗っているだけと批判されそうな居心地の悪さを感じる。他の参加者の思いはどうなのだろうか。

  日本のあちこちに原発ができる間にも、スリーマイル島やチェルノブイリでの事故が起きていたのに自分の間近で起こるまでその危険性に気づかないとは・・・。人間は学習するサル、ではないのかも。

 

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気になるわんこ

2011年06月08日 | ちょっと裏山

  先日山で出遭った白わんこのことが気になる。動物愛護センターにも相談してみたが、妙案がない。もう一度様子を見に、今度は水と食べ物を持って行ってみた。前回とは反対方向から大龍寺に上り、付近を捜してみるが今回は出遭えなかった。残念、と思う反面、ホッとしてもいる。いればいたで、また困ってしまう。無事飼い主に会えていればいいのだが・・・。

 途中こんなきのこを発見。すごい色!

 

布引水源地の辺りの緑と水はほんとにきれい

 

 

 

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2011年06月07日 | 映画

 1970年前後、東大の安田講堂の攻防など、学生運動が騒然としていた時代の実話が元になっている。全国で広がった学生運動は当初は学費値上げ反対、学園民主化などが目的だったが、その後一部の学生は革命を叫ぶ過激派となり、この後世間を震撼とさせる事件が続発していくことになる。そんな頃のお話。

  朝日ジャーナルの若い記者と学生運動家は、一方はスクープ狙い、他方は運動家としての功名をあげるために交流を深めていき、お互いが利用し利用される関係になる。結果、学生は武器を奪うために自衛官の殺害に関与し逮捕され、記者も幇助の疑いで逮捕、新聞社を解雇されてしまう。記者はその後、映画評論などフリーの著述家になっていくが、映画の最後、飲み屋で昔の知り合いに遇って、思わず涙を流してしまうシーンが印象的。その涙にはどんな思いが込められていたのだろうか。

  学生運動の盛り上がりは短く、潮が引くように収束していき、当時学生運動に関わった多くの若者は就職し社会に順応していった。しかしなかにはずっとこの時代を引きずって生きている人もいる。そんな人には感慨深い作品だと思う。

  今から40年ほど前の話だが、それにしても世の中ずいぶん変わったものだ。今の学生に「学生運動」は存在せず、インターネットも携帯電話もなく、男も女も黒い髪の毛で、喫煙にも寛容な時代だった。自分自身はほとんど変わったという実感がない、というより進歩していないなぁ。

 

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この仔、どこの仔

2011年06月06日 | ちょっと裏山

  梅雨に入ったが、しばらく晴天が続く。テレビを観てもうっとうしいニュースばかり。外を歩いていた方が気持ちがいい。仙台で買ったハイキングシューズの試し履きということで歩いてみる。

しばらく来なかったら布引水源地の緑もずいぶん濃くなっている

 

今日のお昼はたこ飯

 

 市が原から高尾山を越えて修法が原への定番コース。この高尾山越えは六甲山の中でもかなり急傾斜なので、何分で登れるかで自分の体調がわかる。きょうもまあまあといったところ。分水嶺のある林道に下りて再度公園に向かう途中の池の淵の木に泡の玉がついている。モリアオガエルの卵らしいが池の水面からは3Mぐらいありそうだ。こんなに上まで上って産卵するとは驚いた

 

アジサイの仲間

 

大龍寺まで下りてくると白いわんこが一匹近づいてきた

 

 

 

 首輪をしているので飼い犬のようだが近くに飼い主はいないようだ。あばらが見えてずいぶん痩せて足取りもなんだか頼りない。持っていたジュースをやったらおいしそうに飲んだ。食べ物は飴玉くらいし持っていなかったがやってみたらこれもガリガリと食べた。やっぱりお腹が空いているのだろう。なんだか離れがたくて1時間ほどいっしょにいたが連れて帰るわけにもいかないので帰ることにする。

 

追っては来なかったが階段の上からずっと私を見ていた。なんだか切ないなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

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