一見いいお天気そうでも山ではなかなか一日中安定した晴れには恵まれない今日この頃、待っていてもきりがないので出かけていく。
今回は八方尾根を登って唐松岳を往復の予定だ。前回は3月の積雪期で晴れの天気だったが強風のため丸山ケルンで撤退して頂上が踏めなかった。今回はできれば頂上まで行きたいのだが、天気予報もあまり期待できず登り始めてもこんな空。
午後からは雷雨の可能性もあり、あまりのんびりできず気が急く。
足元の花はすっかり秋の花
ウメバチソウ
トリカブト
八方池もうすぼんやりしか見えず
ダケカンバの森を行く
さすがに今の時期は扇の雪渓も小さくなっている
小屋近くまで来ると幸運にも頂上が見えてきた
一瞬青空も
3時間ほどで頂上到着。また厚い雲に包まれてしまった。晴れていれば剱がよく見えるのだが
眺望もないし、雷雨の可能性もあるので10分ほどでそそくさと下山開始。下り始めるとすぐに雨がパラパラ降りだしたのでカッパを着るが、山の法則「着れば止む」のとおりすぐに止んでしまう。しかし「脱げば降る」も法則なのでしばらくは着たまま歩いていく。
小屋からすぐのところにライチョウが一羽
中央すぐ上のところにライチョウの白いお尻
トラノオ・アザミ
マルバダケブキ
シシウド
ハクサンシャジン
オオカメノキ
結局雨もそれほど降らず、何より雷鳴がなくてホッとする。無事にリフト乗り場まで下りて終了。
鏡池まで下りてくるとこれまで何も見えなかった白馬三山の姿が雲の切れ間から顔を出していた
今日は眺望は期待していなかったのでこれが見られただけで上出来。昨日も唐松岳頂上付近で事故があってヘリが出動したようなので無事に下山できたことも上出来。
今夏はほんとうに死亡、負傷事故の発生が多いように感じる。自分がそうならないよう普段より一層気を付けて登っているつもりなので下りてきた時の解放感もひとしおなのだった。