今日は燧ヶ岳へ登り、見晴らし十字路へ下りる。今日もお天気はよさそうだ。
長蔵小屋の朝食。海苔の袋は小屋オリジナル!
尾瀬沼から燧ヶ岳へは長英新道とナデッ窪の2つのルートがある。距離が近いのはナデッ窪だが昨日下りてきた人によると笹で道が見えにくく歩きづらかったとのことなので長英新道を歩くことにする。樹林帯の道は緩やかで歩きやすい。
赤い実
青い実
2時間ほどで歩くと頭の上を何度もヘリが飛ぶ。登山道補修の器材をあげているようだ。出来立ての階段を上ると眺望が開けてくる。
尾瀬沼方面
尾瀬ヶ原方面
頂上に近づくにつれ、岩場の急勾配になる。俎(まないたくら)と柴安(しばやすくら)の2つのピークがあるが後者の方が10Mほど高く、ここが燧ヶ岳(2356M)頂上ということになる
これなら盗まれる心配はなさそうだ
ここから尾瀬ヶ原へは見晴らし新道を下るが、名前とは大違い、谷筋で眺望のない単調な道である。
目玉のようなおっぱいのようなきのこ
そろそろ十字路へ出るかと思ったらちょっとドキッとする。妖怪カッパ女現る!
見晴らし十字路は広い尾瀬ヶ原の北東に位置し、その名のとおり東西南北の道が交差している。小屋が6軒軒を並べ、山の中の宿場町のようになっている
さっそく宿に荷物を置き、尾瀬ヶ原の木道歩きに出かける。
下りてきた燧ヶ岳も秋の気配
花の終わりのアザミに蝶が
オゼミズギク
チョウジギク
花火のようだがヨウワカランソウ
これもワカランソウ
のんびり歩いて東電小屋で休憩。東電小屋といっても東電の厚生施設ではなく営業小屋である。でも心なしか立派
尾瀬は群馬、福島、新潟、栃木の4県にまたがる地域だが、このうち群馬に属する土地は東電が持っているらしい。もともとは東電の前身の電力会社が水力発電用の土地として入手し、何度も開発の手が入りそうになったが、紆余曲折の末、自然のまま残すことになったようだ。そのため今でも木道の管理、整備などは尾瀬林業という東電の子会社が担っているが、今回の原発事故による影響で今後どうなるか心配されている。
東電マークの木道
木道歩きを終え宿へ戻る。今日の宿は燧小屋
畳の縁に注目!
シーズンオフで客は少ない。食堂に下りていってみると登山客は私一人。あとは工事関係のおじさんが5、6名のみ。夕食メニューは充実