のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

交渉人 真下正義

2005年06月20日 23時51分02秒 | 映画鑑賞
■ストーリー
 「台場連続殺人事件」から1年。2004年12月24日、
 クリスマス・イブ。
 警視庁交渉課準備室課長の真下正義は、雪乃とのデートの約束を
 楽しみにしていた。しかし、突然、室井管理官からの呼び出しが入る。
 東京の地下鉄の最新鋭実験車両1両が何者かに乗っ取られたというのだ。
 大都市・東京の地下鉄を車両が爆走。1両の車両が、東京地下鉄の
 乗降客200万人の命を危険にさらすことに!
 犯人の狙いは何なのか?犯人が交渉の窓口として指名したのは、
 真下だった。

■感想 ☆☆☆☆*
 踊るシリーズのメンバはほとんど出ませんが、踊るテイストは
 充分に楽しめます。映画ラスト近くでは、不覚にも
 真下さんを「かっこいいかも。。。。」とハート型の目で
 見てしまいました。

 真下さんだけでなく、周囲の脇役キャラひとりひとりにまで
 きちんと愛情が注がれているのが踊るシリーズの特徴。
 今回の作品でもその愛情をひしひしと肌で実感。
 細部まできちんと作りこまれていて
 くすりと笑えるサービスショットも満載。

 とはいえ、ストーリーはやや破綻気味。
 すっきりと気持ちよくラストを迎えることはできない。
 犯人が本当はどんな人なのか。
 真下さんに執着し始めた理由は?
 どうやって一年前から準備を行っていたのか?
 こういった謎は解決されないまま、映画終了。
 もやもやとしたものは残ります。

 それでも、ラストの解決に向かっての
 スピード感と小気味よいテンポで「解決へのカタルシス」を
 充分に味わうことができる。あっという間の2時間弱。

 真下さんが長年の片思いをようやく結実させた
 ラストシーンは感慨深いものがありました。

 ・・・ただ、すみれさんなどの踊る主要メンバーも
 ほんの少しでいいから見たかったかな。