■ストーリ
2010年8月、鈴谷樹里(すずたにじゅり:岡田さつき)は
19年前に飛ぶ。19年前に病気で亡くなった
ヒー兄ちゃん(青木洋:岡田達也)を救うために。
彼の病気を治す特効薬を持って。
■感想 ☆☆☆☆☆☆
二本立てのハーフタイムシアター。
岡田達也さんが出演しているから、という理由だけではなく
純粋にこちらの作品のほうが私の好みだった。
舞台ならではの伏線の練られ方も話の筋もこちらが断然好み。
とはいえ、やはり
「岡田達也ファンにはたまらない作品」(by岡田さつきさん)
であるのは確か。DVD化を切望。
ネタバレはお許しください。
私は「待つ男性」「誰かを一途に思い続ける男性」に弱い。
だからかもしれない。
未来へ戻っていった樹里を7年間、待ち続けた
ヒー兄ちゃんにしびれた。
もっとも樹里がひとりで過ごした時間よりはるかに短い。
そのうえ、ヒー兄ちゃんには
「待っていれば必ず樹里に再会できる」
という希望がある。それでも7年という月日は長い。
待ち続けている間に思い返せる
「ヒー兄ちゃんが好きになった」樹里との思い出は
たったの三日間分。それっぽっち。
一方、樹里が過ごした19年間は
「待とうと思って待った19年」ではなく
「忘れようと思っても忘れられなかった19年」。
死んだと思っていたヒー兄ちゃんを
忘れられずに過ごした19年であり、彼との思い出もたくさんあるのだ。
そう思うとどちらの「ひとりで過ごした時間」も切ない。
そして、どちらの「ひとりで過ごした時間」にも
相手への熱い想いが詰まっていると確信できる。
ラスト、爽やかに現れるヒー兄ちゃんの姿を見て心から幸せを感じた。
たった二日で恋に落ち、その二日間の思いを大切にし続けた
ヒー兄ちゃんの一途さに胸が締め付けられた。
19年間も彼を思い続けた樹里の一途な想いにも
胸を締め付けられた。
やはり「ご都合主義」の展開かもしれない。
特にヒー兄ちゃんを待ち受けるラストは強引。
それでも、私はこういうのが「運命」なのだと思う。
「運命」は少々の「強引」を伴うのだ。
こちらは前田綾さんのはじけっぷりがピカイチでした。
彼女のコメディエンヌぶりは見事。
そして11歳の少女役を見事に演じた29歳の新人さん
小林千恵さん。今後、どんな役を演じていくのか
少女以外の役をどんなふうに演じるのか興味津々です。
なんてね。
そんなこと考えつつ、私の中ではキャラメルで
カップルを演じさせたらもっともお似合いのお二人
W岡田さんの演技に気持ちは集中しっぱなしでしたけどね。
特に岡田さつきさんの熱演が光った号泣シーンは印象的でした。
2010年8月、鈴谷樹里(すずたにじゅり:岡田さつき)は
19年前に飛ぶ。19年前に病気で亡くなった
ヒー兄ちゃん(青木洋:岡田達也)を救うために。
彼の病気を治す特効薬を持って。
■感想 ☆☆☆☆☆☆
二本立てのハーフタイムシアター。
岡田達也さんが出演しているから、という理由だけではなく
純粋にこちらの作品のほうが私の好みだった。
舞台ならではの伏線の練られ方も話の筋もこちらが断然好み。
とはいえ、やはり
「岡田達也ファンにはたまらない作品」(by岡田さつきさん)
であるのは確か。DVD化を切望。
ネタバレはお許しください。
私は「待つ男性」「誰かを一途に思い続ける男性」に弱い。
だからかもしれない。
未来へ戻っていった樹里を7年間、待ち続けた
ヒー兄ちゃんにしびれた。
もっとも樹里がひとりで過ごした時間よりはるかに短い。
そのうえ、ヒー兄ちゃんには
「待っていれば必ず樹里に再会できる」
という希望がある。それでも7年という月日は長い。
待ち続けている間に思い返せる
「ヒー兄ちゃんが好きになった」樹里との思い出は
たったの三日間分。それっぽっち。
一方、樹里が過ごした19年間は
「待とうと思って待った19年」ではなく
「忘れようと思っても忘れられなかった19年」。
死んだと思っていたヒー兄ちゃんを
忘れられずに過ごした19年であり、彼との思い出もたくさんあるのだ。
そう思うとどちらの「ひとりで過ごした時間」も切ない。
そして、どちらの「ひとりで過ごした時間」にも
相手への熱い想いが詰まっていると確信できる。
ラスト、爽やかに現れるヒー兄ちゃんの姿を見て心から幸せを感じた。
たった二日で恋に落ち、その二日間の思いを大切にし続けた
ヒー兄ちゃんの一途さに胸が締め付けられた。
19年間も彼を思い続けた樹里の一途な想いにも
胸を締め付けられた。
やはり「ご都合主義」の展開かもしれない。
特にヒー兄ちゃんを待ち受けるラストは強引。
それでも、私はこういうのが「運命」なのだと思う。
「運命」は少々の「強引」を伴うのだ。
こちらは前田綾さんのはじけっぷりがピカイチでした。
彼女のコメディエンヌぶりは見事。
そして11歳の少女役を見事に演じた29歳の新人さん
小林千恵さん。今後、どんな役を演じていくのか
少女以外の役をどんなふうに演じるのか興味津々です。
なんてね。
そんなこと考えつつ、私の中ではキャラメルで
カップルを演じさせたらもっともお似合いのお二人
W岡田さんの演技に気持ちは集中しっぱなしでしたけどね。
特に岡田さつきさんの熱演が光った号泣シーンは印象的でした。