のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

禁酒は二ヶ月が限度です。

2007年06月08日 15時08分47秒 | 日常生活
新人研修が終了したので、本日、ご褒美のお休みをいただきました。
わーい!平日休みー♪
と昨日の昼頃からテンションがどんどん高くなり
その勢いで後輩飲みに乱入してきました。

・・・新人研修終了してから連日のように飲んでます。
そろそろ肝臓がやばめです。
体も防衛本能が働き始めたらしく
昨日はチューハイ1杯半しか飲んでいないのに
酔っ払ってしまい、ふらふらに。
「眠くなったので帰ります!」
と(勝手に乱入したにも関わらず)終了宣言を発し
そのまま眠り込んでしまいそうだったのでタクシーもお断りして
歩いて帰宅。帰り着いた途端ベッドに倒れこんでしまいました。

あぁ。自分で自分のお酒の許容量が未だに掴めません。
チューハイ1杯でこんなにふらふらになる日もあれば
ビールだろうが、ワインだろうが、焼酎だろうが
どーんとこーい!という日もあるのです。
どうも周囲のテンションや自分自身のポジション、
そして妙な義務感が関係している模様。
そこまでは掴めているのですが、
自分でコントロールするところまでには至っていない未熟者です。

それにしても、後輩が全員「先輩」になっていて
先輩談義に花を咲かせているという大変感動的な光景が
見られる楽しい飲み会でした。
未だに「後輩」がいないのりぞうは、
そういった部署間のつながりを羨ましく眺めてました。

そんなのりぞうを
「のりぞうさんには100人と言わず、
 がっつり後輩がいるじゃないですか。」
と励ましてくれる後輩。

・・・・でも、みんな立派に成長しすぎて
「後輩」扱いするのも恐れ多いのです。おこがましいのです。
たまにこうやって飲みに付き合ってくれる飲み仲間で
ちょうどいい感じです。どちらかというと、のりぞうが
「仲間に入れて」とお願いしている立場です。

まあ、いいや。
のりぞう、仕事に関してはとことん無欲ですから。
「上に立つ」のは期間限定、4月から5月までぐらいが丁度いいのです。

と、開き直っていると、帰り間際に後輩くんから
「のりぞうさんて、4月、5月は少し頑張ってますもんね。
 でも、少しずつ少しずつ、化けの皮がはがれていって、
 新人研修終了の飲み会で全てをさらけ出しますよね。」
と指摘されました。

・・・・ばれてら。
てか、「化けの皮」って!!!

砂時計

2007年06月08日 09時47分25秒 | テレビ鑑賞
■月~金13時放送
■出演
 美山加恋(子役)、小林涼子(中高校生時代)、佐藤めぐみ(大人時代)
 泉澤祐希(子役)、佐野和真(中高校生時代)、竹財輝之助(大人時代)
 川口翔平(子役)、青柳塁斗(中高校生時代)、渋江譲二(大人時代)
 山内菜々(子役)、垣内彩未(中高校生時代)、木内晶子(大人時代)
 小野真弓、羽場裕一、渡辺典子、伊藤裕子、大森暁美

■ストーリ
 12歳の冬、両親の離婚を機に母親 美和子の実家・島根に
 越してきた少女、杏(あん)。田舎独特の雰囲気に馴染めずに
 いたが、近所に住む北村大悟と知り合い、徐々に島根の雰囲気に
 慣れていく。しかし、杏の母、美和子(横山裕子)は生きることに
 疲れ、自殺してしまう。悲しみのあまり、母親との思い出の品
 砂時計を遺影に投げつけ、壊してしまう杏。そんな杏に大悟は、
 壊れた砂時計と同じものを渡し、ずっと一緒にいることを約束する。
 幼馴染として、大悟、月島藤(つきしまふじ)、藤の妹、椎香(しいか)
 と島根で過ごすうちに、杏は嫌で嫌でたまらなかったこの村に
 居場所を見つける。
 中学生になり、杏は大悟と付き合うようになる。
 藤も明るく元気な杏に次第に惹かれ、杏を見守り続ける。
 しかし、杏の父親が現れ、杏は東京の高校に進むことになり、
 やがて、杏と大悟はある事件をきっかけに別々の道を歩むことになる。

■感想 ☆☆☆☆☆
 NHK朝の連続テレビ小説が大好きで、毎回、どんな話かチェック
 していますが、「愛の劇場」シリーズも大好きでやはり毎回
 どんな話なのかチェックしています。
 いわゆる「昼帯」ですが、このシリーズは家族をテーマにした
 明るく爽やかなものや元気な主人公のお仕事奮闘ものが多く
 カラッと楽しめるのです。

 学生時代は、毎年夏休みになると子供向けシリーズが放映されていて
 「アイとサムの街」や「夏色の天使」や「子子家庭は危機一髪」を
 毎日、楽しみにしていました。・・・あ、マイナーな話題で
 スミマセン。「ぽっかぽか」や「天まで届け」といった
 人気シリーズは休み中ではありませんでしたが、ビデオ録画して、
 見てました。
 そんな「愛の劇場」シリーズが人気の少女漫画をドラマ化する
 と聞き、久しぶりに鑑賞。

 12歳から26歳までの14年間の少女の軌跡を丁寧に描いた
 この作品は、主要登場人物の4人を12歳編、中高生編、
 社会人編で演じ分けていて、ひとりの人物を3名が演じています。
 それぞれの年代の役者さんが、キャラクターに見事に合っていて
 年代が変わってもひとりの人物として、違和感なく、すんなりと
 受け入れられました。

 14年という長い年月をじっくりと描き、テーマは「絆」。
 親子の絆、幼馴染の絆、恋人同士の絆、兄弟の絆。
 様々な絆が登場し、それぞれが絡み合って、お互いを想う故に
 うまくいかなかったり、傷つけたり、慰められたりします。
 「好き」という気持ちは「好意」であって、プラスのものなのに
 なぜ、「好き」だけじゃうまくいかないんだろう。
 なんで「片想い」が存在するんだろう。なんで想ってくれる人、
 大事にしてくれる人を好きになれないんだろう。
 なんで一方通行の思いをあきらめきれずに、ずっと想い続けて
 しまうんだろう。
 いろんな「なんで」が去来し、もどかしい思い、やりきれない
 思いに襲われました。

 幼馴染4人組は、どの年代の俳優さんもしっかり演じていて
 それぞれの雰囲気を壊すことなく、物語の世界をつくり
 あげていました。でも、一番好きだったのは大人の藤君。
 報われないのにずっとずっと想い続けてしまう男性、という
 設定にとにかく弱いんです。杏ちゃんはどの年代も憂いを
 含んだ表情が素敵で、とにかく「守ってあげたい!」と
 思わせられました。どの子も本当にかわいい・・・。
 この二人があまりに好きすぎて、
 藤くんの想いを杏ちゃんが受け入れてくれたらいいのに!
 と切実に願いながら見続けていました。ふぅ。切ない。
 
 脇役もとっても豪華で、「うんうん、この人の演技なら
 安心して世界に入り込めるわ!」と納得できる人ばかり。
 自分のせいで妻を自殺に追い込んでしまい、杏に対して
 申し訳ない気持ちを抱き続けている父親は羽場さん。
 遠慮しながらも優しく杏を見守り続ける父親を、
 情けなさと優しさと併せ持った雰囲気で演じられていて
 本当にぴったりでした。
 そして、優しく厳しいおばあちゃんに大森さん。
 背筋がしゃんと伸びた愛情溢れるおばあちゃんを
 厳しさの根底にある優しさをきちんと見せつつ、演じていて
 何度もおばあちゃんに泣かされました。
 杏をすごくかわいがっているのに、愛情におぼれすぎず、
 杏だけではなく、大悟のこと、杏の父親のことも想いやりながら、
 全体を的確に見つめている姿がとにかく素敵でした。

 確かに少女漫画テイスト。
 でも叙情的で「あの頃」を思い返させられる素敵な作品でした。
 ぜひ原作も読んでみたいものです。

老人たちの生活と推理/ソーヤー

2007年06月08日 09時40分58秒 | 読書歴
■老人たちの生活と推理/コリン・ホルト・ソーヤー

■ストーリ
 サンディエゴに佇む、至れり尽くせりの高級老人ホーム「海の上の
 カムデン」で、人畜無害の老婦人が殺された。いったい誰が、なぜ?
 誇り高きアンジェラたちは、ありあまる好奇心を満足させるべく
 おっかなびっくり探偵活動に乗りだす。老人本格推理の決定版。

■感想 ☆☆☆
 ユーモアあふれるドタバタコメディ。と思いきやラストに近づくに
 つれ、哀切極まりない展開になっていく。
 生きていく上で避けられなかった過去の過ちを抱える老人たちを狙い、
 ただ「自分の楽しみ」のためだけに同じ施設で過ごしている仲間を
 脅す「悪意」の存在が怖い。
 そこからは、「好奇心」のためだけに母親の首を切ったり、
 「興味」によって、同級生を殺す現実の事件と重なる何かを感じる。
 「よく分からないけれど、嫌な気持ちになる。」
 「なんとも言えない辛い気持ちになる。」
 そう繰り返すアンジェラは、私たちの心情を見事に言い当てている。
 何が嫌なのか分からない。言葉では言い表せない。
 なぜなら、その悪意が一体どんなものなのか、私たちには
 分からないから。結局のところ、なぜ、そういったことをするのか
 私たちはまったく理解できないから、漠然とした不安や恐怖しか
 感じられない。はっきりと分からないから余計に怖いのだ。

 と、書き綴っていると、暗い話のようだが、好奇心旺盛で
 歯に衣着せない主人公キャンベラのお陰でそういった雰囲気は
 払拭されている。悪気はないのに毒舌で、友達思いなのにわがまま。
 いくつになっても「若者として」「女性として」の自分を
 大切にしているキャンベラが好奇心だけで、事件に首を
 つっこんでいく様子はとにかくおかしい。そんなキャンベラに
 負けず劣らずの存在感を発揮する     。
 若者になんか負けてられないとばかりに大活躍をするふたりだが
 そこはやはり老人で、他のミステリーであれば、難なくページが
 進むであろう箇所で、ふたりの労苦に描写が費やされたり
 一日の終わりにつかれきってベッドに倒れこむ様子が
 描かれていたりするところがまた面白い。

 終わり方が続きを許さないようなものに思えたのだが、どうやら
 シリーズ化され、9作目まで出ているらしい。
 2作目がどういった始まり方をしているのか、ぜひ見てみたい。