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50回目のファースト・キス/2004年アメリカ

2011年06月22日 17時40分31秒 | 映画鑑賞
■50回目のファースト・キス/2004年アメリカ
■監督:ピーター・シガール
■出演
 ドリュー・バリモア、アダム・サンドラー
■ストーリ
ハワイの水族館で獣医師として働くヘンリーは後腐れのない一夜の恋を楽しむプレイボーイ。ある日カフェでルーシーという女性と出会い、意気投合するが、翌日会うと彼女はヘンリーのことをすっかり忘れていた。 実は彼女は交通事故の後遺症により、事故前日までの記憶は残っているが以後の記憶が全て一晩でリセットされてしまうという短期記憶喪失障害だった。そのことを知ったヘンリーは毎日、初対面から始め、愛を告白し続ける。二人は毎日恋に落ち、毎日ファースト・キスをする。ヘンリーにとっては23回目であろうが50回目であろうが、ルーシーにとっては常にファースト・キス。しかし、この恋にもいつか終わりがあって・・・。

■感想 ☆☆☆
開始早々、見事にどうしようもないプレイボーイぶりを見せ付けてくれるヘンリー。
だからこそ、ルーシーと出会ってからの彼の変化がいとおしい。
映画の中では、彼がなぜそこまでルーシーに惹かれたのか、
その明確な理由は特に触れられていない。
けれど、そういった理由を必要としないほど、
ルーシー演じるドリューの笑顔がチャーミング。
演じる人次第では少々、鼻につきかねないぐらい、
心が綺麗で素直で可憐なオンナノコをあの輝くようなキュートな笑顔で愛らしく
演じていて、私もヘンリーと同様彼女の笑顔に視線が釘付けになった2時間だった。

何回出会っても、何回忘れても、また恋を始められる二人の関係がとても羨ましい。
そして、何回忘れられても、何度でも始めからやり直したいと願い続ける
ヘンリーの思いの強さに胸を打たれる。
人を好きになるってこういうことじゃないかな、
こういうふうに人を好きになれたら素敵だな、と思った。