のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ヒロイン気質

2012年06月23日 23時37分32秒 | 日常生活
義弟君と妹さんが「父の日・母の日の予算が残ってるのよ」食事会を開いてくれました。
本日のメニューはなんと焼き肉!
しかも「北九州で一番美味しいと名高い名店」(義弟君&妹さん談)の焼き肉です。

わー!おにくー!脂身ー!!丸腸♪
と、わくわくしながらお店に向かい、
お店の門構えのすばらしさに圧倒されました。
いかにも高級チック!んまそう!!(←雰囲気に影響を受けるタイプ。)
個室に案内されると、義弟君がおもむろに口を開きました。

「お義父さん、お義母さん。
 おふたりが「父の日・母の日」のプレゼントを遠慮されるので
 本日の食事は僕たちがおごります。」

ほぉ。なるほど。そう来ましたか。
さすが気配り上手!人付き合いが上手なふたりらしい贈り物だなー。
と、感嘆していると、義弟君がこちらを見て(明らかに私を指さして)

「もっとも、ひとり父でも母でもない人がいますけどね。
 僕の誕生日に100円のアイスひとつおごって終わらせようとした人が!」

ほぉ。そお来ましたか。なるほどね。
実に効果的な牽制をしてきたもんだよ・・・・。
でも、来ちゃったもの。仕方がないよね。
でもって、来ちゃった以上は、食べちゃうよね。
ついでに、おごってもらっちゃうよね。
と、開き直り、実においしいお肉をたらふく食べました。
お肉がとろけてた!!

甥っ子君は本日も絶賛、内弁慶を発揮。
周囲の大人たちの「おいしい!!」というテンションにひっぱられたのか
いつも以上にテンション高く、ひっきりなしに動き回り、
大いに叫び、持参した離乳食をぱくつき、
個室のドアを開けては、店員さんたちに笑顔を振りまき
かわいらしいよそ行きヴォイスで「てへ☆」と笑ってみせておりました。
・・・あなた、完璧なよそゆきクオリティで愛想を振りまいてますけど
個室内でぎゃん泣きしたり叫んだりしている声も
もれなく外にでちゃってますからね!

とにもかくにも美味しく楽しいお食事会でした。
こんなにおいしいお肉にありつけたのも父上と母上のおかげです。
感謝、感謝。
もちろん、義弟君と妹さんにも心から感謝です。
うっかり私まで御馳走になってしまって申し訳ない。
本当にありがとう。

と、別れ際に珍しく低姿勢でお礼を伝えたところ、
義弟君が居住まいを正して言いました。
「お義姉さん。運転免許の更新受付は誕生日の一か月前後なんですよ。
 つまり、誕生日から1か月後も受け付けられるんですよ。」

・・・なるほどね。そう来ましたか。
でも、なんだろう。この安心感。
「それでこそ、義弟君!」と心の底から思いました。
思ったけど。
でもなぁ、義弟君が何がほしいのか、まったく分かんないんだもん。
名指しで「これがほしい」と言っているものも
本気で言っているのか、本気で使う気があるのかさっぱり分かんないんだもん。
むずかしいのよねぇ。と考え込んでいると。

隣で私と義弟君のやりとりを聞いていた母上が心配そうに私のほうを向きました。
「あんた、今年、免許更新なん?!早めに行きなさいよ??」

・・・義弟君の思い、母上にはてんで伝わらず。

そういえば。
こういう人、ドラマのヒロインでよく見るわぁ。
と、帰る道すがら、「ね?本当に免許更新じゃないと?大丈夫なん?」
と心配し続けている母上を横目に思いました。
ヒロインはたいてい、言葉どおりになんでも受けとめちゃって、
遠回りに告白されてることに気付かないのです。

そうか!母上は根っからのヒロイン気質なのか。
大いにすっきりしました。

電気屋奮闘記

2012年06月23日 01時29分56秒 | 日常生活
仕事帰り、高校時代の友人とお食事に。
今年はお互いに色々とあったらしく(既にあまり覚えてない)
会うペースが落ちているため、今年初めての「仕事帰りのお食事」です。

でもでも、夕ごはんのその前に!
大型電気屋さんへ寄ってくださいなー。
タブレットPCの保護カバーと保護フィルムがほしいのです。

と、お伝えすると、「なになに?タブレットPC買うとー?」
とハード大好きな友人が目を輝かせて身を乗り出してくれました。
やっぱりね。さすが電気屋さんに定期的に通うだけのことはありますな。
電気屋さんも電化製品も大好きなのね。すごいや。

それに対し、私と来たら。
これでもいちおーIT業界の片隅の隅で12年も歳月を見送った身。
にも関わらず、常に時代から取り残されつつあるものを愛用してきたのです。
もちろん、タブレットPCやスマートフォンを手にしたことなんて、あるわけもなく。
そんな私が何の因果か(って、因果も何もお仕事ですが)タブレットPCを手にする羽目に。
今週は、部門で購入したタブレットPCを使い、社内システムの動作確認をしていました。

・・・この私がよもや、ハイテクノロジィ的な機械を手にする日が来るなんて。
人生何が起こるか本当にわかりません。

それにしても。
ハイテクすぎちゃうこの機械、私の手に余ります。
おしゃれすぎて、電源すらわかりません。どこを押したらいいってのさ?
などと、ふざけ半分のつもりで、後輩に言ってみましたが、
本気で探し始めても、電源どころか、ケーブルの差し込み口すら分かりませんでした。
いったい、なんなのさ!
これからどうしろって言うのさ!
マニュアルなんか見なくても「なんとなく」で分かるからって言われたけど
まったくもってわかんないよ!これっぽっちもわかんないよ!
と、電源入れるだけでぐったり。

そんなこんなで、電源入れるだけでぐったりとした私に
几帳面で好奇心旺盛、かつ綺麗好き、整理好きな部長は
「画面に指紋がつくのはやっぱり相当、気になるねぇ。
 背面が指紋でぺたぺたしてるのも、あんまり好きじゃないっさね。
 保護カバーをしておこうか。あ、フィルムも貼ったほうがいいな。
 よし、買ってきてよ。」
と、実に気軽にお願いしたのでした。
というわけで、ここでようやく冒頭の「そうだ。電気屋へ行こう。」につながるのです。
長かった・・・。

とにもかくにも、ちょうどよかった!
ひとりで電気屋に行くのはちょう不安だったのです。
電気屋さん大好きな友人が傍で付き添ってくれている。
それだけでとっても心強い。
まして今回は、珍しく「購入したタブレットPCの型番を控える」という
(私にしては飛躍的に)丁寧な事前準備までしてきたのです。
もうこの型番を渡して
「このタブレットPCに最適の保護カバーとフィルムをください。」
と言っちゃいたい気分。

・・・そっか。そう言っちゃえばいいんだ。言っちゃえー!
と、メモをそのまま手渡し、「初めてのお使い」もびっくりの丸投げお願いを敢行。
電気屋さんのお兄さんには「なるほど。なるほど。」と若干、動揺されました。
私の拙い説明で伝えられる要望を「はい。はい。」と誠実に聞いてくれた店員さんは
聴き終えて、しばらく考えた後

「あの。まずは保護フィルムなんですけど。
 絶対にどれにでもサイズが合うっていうものがあるんでそれにしませんか?
 大きめのものなんで、それを切って使えば絶対にサイズが合いますよ。」

と、さわやかに提案してくれました。


・・・なんか違う。
私の用意した「型番メモ」がこれっぽっちも活かされていない。

思わず日本人的曖昧表現を手放し、
「それは却下でお願いします。」と断固拒否させていただきました。