のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

好きな気持ちが駄々漏れ

2013年09月01日 22時22分04秒 | 日常生活
本日の教会お昼ご飯は大好きなカレーでした。
やっほーい!と喜びながら鍋を覗き込むと、大大大好きなコーン入り!
さらにやっほーい!とテンションがあがり、思わず「コーン!!」と叫んじゃいました。

「え?そこ?!」と驚く教会トモダチ。
うふ。そこです。

だって、わたくし、祖母におやつとして与えられていた影響なのか
とうもろこしがとてつもなく大好きなのです。
友人たちと連れ立って訪れたハウステンボスでは
サラダバーに並んでいたとうもろこしの美味しさに興奮し、お椀に注いで3回ほどお代わりして
「まるでごはんみたいに食べるんやね。もう主食だよね、それ。」と呆れられたし
幼馴染たちと連れ立って訪れた鹿児島でもサラダバーに並んでいたとうもろこしに興奮し
「あー。おなかいっぱい。ごちそう様。」と手を合わせた直後に
「じゃ、デザート食べようかな。」ととうもろこしを取りに立ち上がって
幼馴染たちに驚かれました。

母上とスーパーに行っては「とうもろこし買ってください。」と毎週のようにお願いし(35歳・・・。)
「じゃ、一本入れなさい。」と許可された際に
「どうしても2本欲しいんですー!」と駄々をこねて隣のちびっこに笑われたし(35歳・・・。)
妹から北海道産のとうもろこしをお裾分けにいただいて本気で小躍りし(35歳・・・。)
そのとうもろこし3本の9割方を私の胃袋に収めました。

そう考えると、今年の夏はとうもろこしとの遭遇率が高かったような。
とうもろこし運(というものがあるのであれば。そ)の観点で言うと「大満足!」の夏だったよなー
ということを夕方に訪れたスーパーで、目に留まったとうもろこしを眺めながら
つらつら考えていると、隣に立ったお姉さまから突如
「とうもろこしはね、太いのが一番美味しいのよ。」と話しかけられました。

そうなんですよねー!とうもろこしは何と言っても太さ!そして一粒一粒の大きさ!
このふたつがいっちゃん大事ですよねー!と共感すると、「そうやろー!」と力強く頷き返され、
「これ!絶対、美味しいけん!」と、手に持っていたとうもろこしをぐいっと手渡されたのでした。
え?!と動揺してお姉さまのほうを覗き込むと、
手元にはとうもろこしを真剣に吟味し続けていたらしい痕跡があり。
そして、お姉さまの籠の中には吟味に吟味を重ねた結果
連れて帰られることが決まったらしいとうもろこしが4本ほど入っていました。
その中の1本をどうやら私に譲ってくれるらしい。

思わず「ありがとうございます!」と大喜びで受け取ったものの、
手に持ったとうもろこしを見た私の姿を発見した母上からは
「あんた・・・またとうもろこし?」と眉をひそめられたのでした。

ですよねー。
そういう反応になりますよねー。
だって、わたし、今年は夏中ずっととうもろこし食べてますもんねー。
そういう自覚がありますもの、さすがに。
常時、とうもろこしが冷蔵庫にあった気がするっていうのは
決して気のせいじゃない気がしますもの。

でも!これは!
私の意志ではなくて!
たまたま隣にいらっしゃったお姉さまの「親切」の結晶なのですよ!
あんなにも親切心の塊で吟味に吟味を重ねたとうもろこしを
1本わけてくれようとしている気持ちをむげにはできませんよー!どん!

と熱を込めて訴えていると、「あ!見つけた!」という声。
振り向くと先ほどの親切の塊を持ち備えたお姉さまで
「さっきのとうもろこしやけど。
 1本でよかった?まだあるよ?あと2本ぐらい持って行かん?」
と、籠に入っている更においしそうなとうもろこしを見せられたのでした。

おいしそう!
でも、1本で十分ですからー!
ありがとうございます!
と懸命にお礼を伝えながらも親切なお申し出を固辞し、
母上のほうに向きなおったところ、
「あんた・・・よっぽどもの欲しそうな顔をしとったんやろうね。」
と心底あきれた表情で伝えられたのでした。

わたし・・・もの欲しそうな顔をする場面とか使いどころとか
何もかも間違ってるんじゃなかろうか・・・と不安になった日曜の夜。

そもそも私ときたらニュアンスとか雰囲気で感情を伝え合うのが大の苦手なのに。
空気読めなくて、「あ。そういう情緒ない感じで?」と呆れられながら
身も蓋もなく感情を伝えることが多いっていうのに。
思いがけず、スーパーで袖擦りあっただけの方に
私の自分でも気付いていなかった「好き!!」という気持ちを
簡単に読み取られちゃいましたよー!
なんだ、私にも「そこはかとなく気持ちを伝える」ことができるんじゃん。
と嬉しくもなった日曜の夜。

やっぱり使いどころを間違えている気がしてなりません。