旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

Alta Velocidad Española

2024-02-24 | 呑み鉄放浪記 番外編

バルセロナ・サンツ駅、07:00発、AVE3270に乗車してマドリードへ向かう。
"Alta Velocidad Española" は、バルセロナ〜マドリードを2時間30分で結ぶ、スペイン国鉄が誇る新幹線だ。

サグラダ・ファミリア聖堂、グエル公園、カサ・ミラ、と世界遺産となったガウディ建築を訪ねる。

午後はサン・ジョセップ市場を冷やかす。世界遺産よりむしろこちらが興味深い。
果物や野菜、ハムにソーセージ、魚介類、あるいはチーズやナッツの店を覗いたら
市場内のバルでタパスをアテにCavaを愉しむ。っと漸くスペインにやってきた実感を味わう。

ホテルはバルセロ・サンツ、宇宙船をイメージしたモノトーンな客室がクールだ。
ターミナル・サンツ駅真上のホテルは、明日の便が早いから絶好のチョイスだった。

改札と荷物のX線検査を通ったら、ラウンジでプシュッとセルベッサ。
横に2+1席と並んだ1等車の革張りシートに身体を沈めたらオムレツのサービス。白ワインの小瓶を開ける。

市街地を抜けたAVE3270は徐々に速度を増して、やがて300km/hに達する。揺れもなく、すこぶる快適だ。
荒涼とした丘、オリーブの林、牧草地と羊たち、ときおりひまわり畑を眺めながら2時間30分、
やかて列車は音もなくアトーチャ・セルカニアス駅に滑り込む。文化と芸術の都マドリードに到着。
午後はプラド美術館へ、着衣のマハ、裸のマハに会いにいくつもりだ。

Barcelona-Sants 〜 Estación de Cercanías de Atocha 完乗

Just a Joke / 国分友里恵 1983