旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

くじら南蛮とラガーとちくてつ電車と 筑豊電気鉄道線を完乗!

2023-01-28 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

ガタガタとガーダーを鳴らして2連接の3000形電車が遠賀川の鉄橋を渡る。間も無く終点の筑豊直方だ。
筑豊電気鉄道は意外にも戦後の会社設立、全線開通は1956年、戦争を知らない電車たちなのだ。

橋上駅のJR黒崎駅は南口にペデストリアンデッキが広がる。さすがは政令指定都市だと思う。
ランドマークとも言えるCOM CITY(八幡西区役所)、ちくてつ電車はこのビルディングの1階から発車する。

起終点らしい頭端式ホームに鮮やかなグリーンに塗られた5002編成が停車中。
近ごろ見直されているライトレール(LRT)のようなスマートな超低床型電車で、まずは途中の筑豊中間へ向かう。

筑豊電気鉄道線は標準軌で全線複線の専用線、れっきとした鉄道事業だけれど、軌道用の電車を走らせているのは、
西鉄北九州線(市内電車)が乗り入れていたからだろうか。路面電車型の車両が専用線を60km/hで爆走する。

黒崎駅前の再開発から外れた一角に「エビス屋昼夜食堂」がある。日本有数の工業地帯、工場や港湾で働く
労働者を安価でボリュームのある食事で支えた町の食堂は24時間営業、豊富なメニューが並んでいる。
当然に昼呑みの余所者にだって優しいはずだ。11時過ぎ、ちょっと勇気を出して引き戸を開けてみる。

キリンラガーを開けてもらう。店名が描かれたグラスが昭和っぽさ全開で嬉しい。貰って帰りたいくらいだ。
お惣菜が並ぶカウンター上のケースからはボリュームたっぷりの “マカロニサラダ” を択ぶ。
そして “クジラ南蛮” 登場、素朴な味わいの一昔前のご馳走をケチャップをつけて堪能する。元気出ちゃうなぁ。

筑豊中間で待つこと15分、後続のちょっと古いタイプの3000形電車、これで終点の筑豊直方をめざす。

緩やかな右カーヴを描きなだら堤防を駆け上がる。っと急に視界が開けてガタゴトと遠賀川橋梁を渡る。
昭和30年代まで鉱山廃水により黒く汚れていた遠賀川は、現在では九州で唯一の鮭が遡上する川だと云う。

3000形電車は堤防の高さを保ったまま高架になった筑豊直方駅に、甲高いブレーキ音を響かせ終着した。

北九州(黒崎)から筑豊を経て福岡へ至る鉄道の計画は、長大な八木山峠のトンネルを掘る資金力がなく挫折した。
町を貫く県道に突き刺さるような駅の構造は、未だに福岡まで延伸する夢を見続けている様にも思える。

筑豊電気鉄道線 黒崎駅前〜筑豊直方 16.0km 完乗

<40年前に街で流れたJ-POP>
ギャランドゥ / 西城秀樹 1983


JY13 山手線立ち呑み事情 おぐろのまぐろ@池袋

2023-01-25 | 大人のたしなみ

 ビルの合間に覗く狭い空がパープルに染まったら、そろそろ呑んでもいい時間だね。その意味で冬はいいな。
今夕は東武百貨店を背に徒歩5分、ロサ会館までやって来た。肴がマグロづくしの面白い立ち飲みがあるのだ。

先ずは “枡盛り本マグロ”、お一人様一回限り数量限定299円、これ目当てのご同輩は多いんじゃないかな。
中トロと赤身のグラデーションがキレイでしょ。とりあえず “一番搾り” ではじめよう。

和からしをつけて “メバチマグロテール煮付”、すぅと箸がとおるくらい柔らかく甘辛く、美味しい。
酒は港町の蔵がいいだろうか。塩釜の “浦霞” は、やわらかな味わいと端正なキレの辛口の酒だ。

珍しく二人連れだから色々注文できて楽しい。“黒ホッピー” を泡立てて注いだら “ツナポテトサラダ” を抓む。
さらに “マグロレアカツ” が外はサクサク内はジューシー、レモンを絞り塩をまぶしてなかなかの美味。

“マグロ南蛮タルタル” もご自慢メニューのひとつ。まったりした自家製タルタルソースが口の周りに残ったら、
舌でぺろり。まるで子どもだねと笑う。中をお代わりした二杯目のホッピーで流す。楽しい。

お腹がいっぱいなのに勢いで注文した “本マグロ握り” を口に放り込んで、豊洲直送のマグロづくしを〆る。
山手線を巡って13駅めの池袋の宵、「おぐろのまぐろ」お奨めですよ。それでは次は目白でお会いしましょう。

<40年前に街で流れたJ-POP>
夢・恋・人 / 藤村美樹 1983


若戸大橋と藁炙り刺とNew Moonと 筑豊本線を完乗!

2023-01-21 | 呑み鉄放浪記

 18時、洞海湾を跨ぎ若松と戸畑を結ぶ赤い吊橋「若戸大橋」と「若松港石積護岸」に灯が点る。
1940年代の若松港は日本一の石炭積出港、当然のことながら若松駅の貨物取扱量も日本一となるのだ。
筑豊炭田で採掘される石炭を若松港まで輸送し、日本の近代化を支えた筑豊本線を今回呑み潰す。

始発の6620Dは06:57発、内燃エンジンが吐き出す排煙で煤けたキハ40、東日本で見ることは無くなった。
両端に運転台を持つ気動車がたった1両、かつての石炭の道を辿るこの旅のトップランナーになる。

まだ明けやらぬ空の漆黒が少しづつパープルに変化していく。
閑散とした原田(はるだ)駅には思い出したように小さな車が乗り付ける。親御さんが高校生を送ってくるのだ。
筑豊本線はここ原田で鹿児島本線から分岐し、かつて炭鉱で栄えた町々を繋いで若松で玄界灘に至る。

唸りを上げるキハ40が、3,286mの冷水トンネルで峠を越える頃、ようやく夜明けを迎える。
野球部の大きなバックを抱えたり、和弓を担いだり、乗客の殆どは高校生。ポツポツと夜勤明けのご同輩か。

左手から合流して来る篠栗線、博多発門司港行の1620Hと歩調を合わせて桂川(けいせん)着。この光景は楽しい。
筑豊方面へは博多発の篠栗線が直通して、本線の原田〜桂川の方が支線扱い、日に10往復でしかない。

狭い跨線橋を渡って1番線へ、並走してきた1620Hに乗り換える。
表示は直方行きになっているが、そのまま門司港行きとなる2時間40分90kmを駆ける長距離ランナーだ。

817系はJR九州管内に広く生息している車両、嬉しいことに転換クロスシート。しからばカポっと。
“寒山水” は八女の酒、軽やかな香りがあってキレの良い風味、ちょい辛の純米吟醸でした。
ところで鉄路は新飯塚から(若松まで)は複線になっていた。かつて石炭輸送の大動脈であったことを物語るね。

沿線の中心駅直方(のおがた)に途中下車。ちょっと平成筑豊鉄道に寄り道して呑んできます。
女子高生たちが取り囲んでいるのは元大関魁皇(現浅香山親方)、ここ直方市の出身なのだそうだ。

時刻は夕方に飛んで再びの直方駅、アンカーは6668Mの若松行き。
819系電車の「DENCHA(デンチャ)」という一見おふざけな愛称は「DUAL ENERGY CHARGE TRAIN」の略。
電化区間でパンタグラフを通じて電気を取り込み、非電化区間では床下の蓄電池がに蓄えた電力で走るらしい。
そういえばデザインもなんとなく単三乾電池っぽいなな。

直列に2つ繋いだ単三乾電池は折尾駅で再び鹿児島本線とクロスした後、(愛称)若松線区間をラストスパート。
このローカル線が複線なのも驚きだけど、架線もない鉄路を電車が軽快に走っていくのも不思議な光景だ。

約66キロ、本線としては短い旅は、錆びついて車止めに行手を塞がれてあっさり終わりを迎える。
かつては広大な貨物ヤードが広がっていたであろう若松駅、今では一面二線の寂しい終着駅だ。

国内有数の炭鉱地帯からの石炭積出港として栄えた若松の繁華街、今ではすっかりノスタルジックな町だ。
目星を付けていた酒場も、お休みだったりあまりにも寂しすぎたり、仕方なく折尾まで戻ることにする。

折尾駅の北口に「芽から鱗」って、ちょっと洒落た名前の炉端・藁焼の店を見つけた。
カウンターに1席のスペースが空いていて、運よく滑り込んだ19時。いつも通り生ビールから始める。

アテは “ごまヒラス” に “からすみのポテトサラダ” を。いかにも九州の匂いがするでしょう。
カウンターの中は若い子ばかりだけれど、手際は良いし、繰り出す肴は見た目も味もなかなかの出来映えだ。

大将格の兄さんが、サワラにニラの醤油漬けを添えた一皿をサービスしてくれた。これが美味い。
日本酒は全国の銘酒を取り揃えて、地酒を飲みたいボクにはちょっと残念。“鍋島” が唯一の九州の酒だ。
“New Moon” はしぼりたて生酒、フルーティーな香りで爽やか、酸味が心地よい純米吟醸原酒です。

“炭焼 野菜盛” は、ステーキ椎茸、つぼみ菜、ししとう、やまいも、ズッキーニ。其々の薬味が引き立てる。
三杯目は芋焼酎に変えて “赤兎馬” を水割りで、すっきりした味わいが野菜たちに違和感なく美味しいね。
最後に “海” をお湯割りで、立ち上る香りを楽しみながら、寒鰆、鰹、真鯛、活き穴子と “藁炙り刺” を抓む。

石炭を運んだ鉄路の終点若松、寒風吹き荒ぶ石積護岸、若戸大橋が真紅に浮かび上がってっている。
橋の袂から洞海湾を渡す若戸渡船が出る。今宵、小さな渡船の揺れに身を任せて、筑豊本線の旅を終えるのだ。

筑豊本線 原田〜若松 66.1km 完乗

<40年前に街で流れたJ-POP>
冬のリヴィエラ / 森 進一 1982


Go!Go!West! 3 駅そば日記・品川「品川丼」

2023-01-18 | 旅のアクセント

 甘辛のかつおだしのつゆが染みわたった “かき揚げ” がホカホカのご飯を覆って「品川丼」が登場した。
ゲソ・タコ・桜エビが入った “かき揚げ” を頬張ると、この濃い味がなかなか香ばしくて美味しい。
今やちょっとした名物となった「品川丼」はスープと香の物が付いて、けっこう満足のいく量なのだ。

かつてはホームに6店舗を構えた「常盤軒」は、山手線ホームの22号店と横須賀線ホームの26号店を残す。
山手線、京浜東北線、東海道本線に横須賀線が乗り入れるターミナルは、多様な車両が顔を出すので飽きない。
26号店の若草色の暖簾を揺らしてNEXが滑り出した。なお「品川丼」が食べられるのは山手線の22号店だ。

品川駅1番線ホーム「常盤軒」: 品川丼 500円

<40年前に街で流れたJ-POP>
春なのに / 柏原芳恵 1983


ディーゼルカーとボタ山と“とろろこぶうどん”と 後藤寺線を完乗!

2023-01-14 | 呑み鉄放浪記

赤地に白く抜いた「快速」の文字も誇らしげに、3531Dは23往復の後藤寺線にあって唯一の快速列車だ。

筑豊の日の出は7時20分、まだ山並みから昇ったばかりの朝日に照らされて、旧い気動車のドアが閉まる。
もはや東日本では見ることが無くなったキハ40系列の2両編成は、唸り声を上げてあくまでも鈍重に動き出した。

左手にカーヴを切って筑豊本線を離れた後藤寺線は、しばらく南東に向かう直線区間を加速していく。
右手に見える3つの三角錐は旧住友忠隈炭鉱のボタ山、その美しい姿から「筑豊富士」とも呼ばれる。

峠とも言えない小さなピークを越えると、今度は左手に岩肌が剥き出して人工的に道付けされた山が現れる。
関の山鉱山に麻生セメント、列をなして走るダンプカーが巻き上げる土埃は白い。なるほど石灰石鉱山だね。

もともと後藤寺線は石炭や石灰石を輸送するための貨物鉄道を、鉄道国有法により国鉄が買収して開通した。
今では石炭鉱山は全て閉山して石灰石鉱山だけが残っている。後藤寺線はすでにセメント輸送を廃止している。

わずか16分、キハ40系列の2両編成は田川後藤寺に終着する。木製の跨線橋がレトロ感いっぱいの雰囲気だ。
この駅は日田彦山線に後藤寺線、さらには糸田線(平成筑豊鉄道)が乗り入れる要衝だが、相互に乗り入れはない。

かつて炭鉱関係者で賑わったであろう田川後藤寺駅前に、昭和の匂いもぷんぷんに「一平食堂」がある。
7時に開店する駅前食堂は老夫婦が切り盛りする。ウインドウにはお惣菜を並べてご老人や単身赴任者の御用達。

ウインドウから “切り昆布” を択んで、スーパードライをグラスに注ぐ。レトロな180mlのコップが泣かせる。
朝飯がわりに “とろろこぶうどん” を注文。うどんが茹で過ぎなのはご愛嬌、しっかりした出汁、とろとろの
昆布が美味しい。何しろ飲み疲れた胃に優しいね。小母ちゃんとの会話を楽しんで、小さな旅を終えるのです。

後藤寺線 新飯塚〜田川後藤寺 13.3km 完乗

<40年前に街で流れたJ-POP>
愛の中へ / 渡辺徹 1982


大人のたしなみ 急ナ階段ノ上ノMIDDLE RANGE@札幌

2023-01-11 | 大人のたしなみ

札幌のメンバーと会食を終えて大通公園、紫に浮かび上がったテレビ塔の電光時計は21:00を示している。
真っ直ぐに暖かい部屋に戻れば良いのに、狸小路に気になる立ち飲みを発見「急ナ階段ノ上ノ・・・」だって。

ウエスタンに出てくるようなウッディーなカウンター、肘をかけるのにちょうど良い高さが気に入った。
芳香を楽しみながら “キリン一番搾り黒生” がスッキリと、“牡蠣のオイル漬け” を肴に美味しい。

さっぱりとした “牛ハツのねぎ塩焼き” を抓みながら、“Canadian Club” のハイボールで今宵を〆る。
地元の方は出歩かない吹雪の夜、余所者の出張族がほろ酔いで、お帰りの「急ナ階段」にはお気を付けて。

<40年前に街で流れたPOPS>
汚れた英雄 / Rosemary Butler 1982


恋人も濡れる街角 相模鉄道本線を完乗!

2023-01-07 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 堂々の10両編成をくねらせて12000系が入線してきた。すでにLEDは折り返しの快速・横浜を表示している。
獅子の口をイメージした厳ついデザインに、深みのあるダークブルーは YOKOHAMA NAVYBLUE と云うらしい。

小田急、相模鉄道、JR相模線が乗り入れるターミナル海老名駅は西口に商業集積がある。
ショッピングモールVINAWALKの広場にはスケートリンクがあって、子どもたちの歓声が聞こえてくる。

2023年最初の呑み鉄旅は相鉄本線、すでに潰しているけれど、今春新線が開通するので乗り直そうと思う。
シルバーの車体にブルーとオレンジのラインを引いた車両は10000系、このスマートな特急で横浜をめざす。

海老名駅からトコトコと北へ20分歩くと泉橋酒造の蔵がある。住宅街はこの蔵を境に田圃が広がる風景になる。
と云うのも泉橋酒造は栽培醸造蔵、近隣で酒米の栽培から醸造までを一貫しているのだとか、まさに地酒だね。

っで直営ショップで求めた “とんぼのワンカップ” を携えて海老名を出発。でもさすがに開けられない。

3つ目の相模大塚駅には、一時的に電車を停めて置くための9本の電留線が設置されている。
停まっていたのはすべて埼京線から乗り入れてくるのJR車両、なんだか不思議な光景ではある。

JR埼京線の車両は、相鉄本線内を特急で走ると、西谷駅から地下へ潜って湘南新宿ラインを新宿へ向かう。
この新横浜線、3月からは東急東横線・目黒線へも乗り入れて、渋谷・目黒を経由して都心にアクセスする。

一方、本線は帷子川に沿いながら、谷底から丘の上までびっしり建て込んだ横浜の住宅街をひた走る。

帷子川の流れに従って90°転針した特急は、暫し東海道本線に並走して高島屋のビルディングに吸い込まれる。
いかにもターミナルらしい頭端式(櫛形)ホームにゆっくりと進入した10両編成、降車ホームに満員の乗客を
吐き出すと、すぐさまほぼ同じ位の乗客を呑み込んでしまう。横浜の街の大きさを感じる場面である。

横浜駅を背に、鶴屋橋で首都高の高架を潜って150mほど歩を進めると、モルタル塗りの雑居ビルが見えてきた。
板塀のような看板には「横浜商店」の文字がレトロなランプで浮かび上がっている。

お約束の “生ビール” を注文すると、これは珍しいプレモルの大ジョッキー。ハッピーアワーは200円で飲める。
アテは “キャベツとコンビーフの炒め”、これ3人くらいでシェアできるボリュームだね。

今日のお薦め串は “おもち巻き” と “とまと巻き” に “半熟うずら” (写真には遅刻)、これは食べておきたい。
メガなジョッキーで “角ハイボール” を飲みながら、カリカリのベーコンにトマトの酸味が絶妙に美味い。

“作りたてポテサラ” は、目の前で和えてくれるまだ温かい一皿なのだ。これは嬉しい美味しい。
ごろっと大きなポテトが入ってすごいボリューム。これで “黒ホッピー” を2杯いけてしまう。大満足なのだ。
「横浜愛」溢れるご常連に混じって小1時間、2,310円、横浜のご同輩が羨ましいと感じた相鉄本線の旅だ。

相模鉄道本線 海老名〜横浜 24.6km 完乗

<40年前に街で流れたJ-POP>
恋人も濡れる街角 / 中村雅俊 1982


Biz-Lunch 札幌「新洋食KAZU」

2023-01-04 | 旅のアクセント

 北海道の美味しい食材を楽しめる人気店、空港から直行したけれど、開店時間を少しすぎて40分待ち。
午後のミーティングに間に合うだろうか?でも過去2回袖にされているから、この機会は逃したくない。

というわけで “KAZU風エスカロップライス” が登場、っと根室で食べたのとなんだかビジュアルが違うぞ。
ライスの上にメンチカツとオムレツ、ご自慢のデミグラスソースをたっぷりかけて、いただきます。

ジュワッと肉汁溢れるメンチに、ふわふわオムレツ、濃厚なデミグラスソースがマッチして無敵に美味い。

ランチにはちょっと高めと思いきや、先ずはミネストローネ(これが絶品!)、創作的な前菜が付いてコース風。
食後にはストロベリーソースのアイスクリーム(これにも唸ってしまった)で大満足。時間にして小1時間。

ちょっと不味いな。地味な雑居ビルの地下から階段を駆け上がると、電車通りは横殴りの雪が飛んでいく。
歩いて10分の距離だけど、信号待ちの空車の赤いランプを追いかけて、ミーティングの20分前滑り込み。

ちょっとヒヤッとしたけれど、美味しい札幌出張のスタートなのだ。ご馳走様でした。


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<40年前に街で流れたJ-POP>
涙のペーパームーン / 石川秀美 1983


旅の途中 2023. 明けましておめでとうございます!

2023-01-01 | 日記・エッセイ・コラム

明けましておめでとうございます。
首都圏では穏やかな青空が広がった元日の朝です。
今年はどんな 風景、人情、酒肴 に出会えるだろうか。
とりあえず風にまかせて彷徨ってみましょうか。
旅の酒場でお会いしましょう。

時代おくれ / 吉田類