旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

人生のそばから 越後・新井「こそば亭」

2012-07-28 | にいがた単身赴任始末記

 「こそば亭」を訪ねた。雑誌「サライ」や「自遊人」など週刊誌にも取り上げられる通には有名なお店。
ここで食べられるのは希少在来種蕎麦 “こそば”、品種改良をしていない昔ながらの蕎麦なのです。
妙高山麓で少量栽培されている香り高い蕎麦は平日30食限り。是非とも味わってもらいたい妙高の逸品です。


上杉謙信の「春日山城址」にて

2012-07-21 | にいがた単身赴任始末記

 春日山城址に登ってきました。
上杉謙信、上杉景勝(会津移封まで)が居城とした春日山(鉢ヶ峰)山上の城郭です。

 

山全体を要塞化したのは、謙信の父長尾為景が入城した1500年代初頭以降のようです。
春日山神社下の駐車場から登り始めると高田平野を睥睨する謙信公像に遭遇します。
ここから大手筋の山道を登ること10分程、最初の大きな平坦地「三の丸」に到着します。

 

 三の丸は謙信の死後、景勝との跡目争いに破れ自刃した三郎景虎の屋敷跡があります。
伝承では相当な美男であったとされ、歴女が訪れる城址の中で最も賑わうポイントです。

 さらに10分、山道を上り詰めると、標高189mの山頂である「天守台・本丸」に達します。
高田平野の北西端に位置する春日山は、足元に湊と北陸道の入口を治め、
他3方を北信濃・魚沼・越後平野に睨みを利かす要衝です。

 

 搦手筋を下っていくと、本丸直下に謙信が出陣前に籠ったとされる「毘沙門堂」。
更に進めると「直江兼続屋敷跡」が広がります。この平坦地もかなりの広さです。
「虎口」「千貫門」を経由して山腹に戻ると「春日山神社」が広がります。
こちらは米沢の上杉神社から分霊され、謙信公を祀った神社で1901年創建のものです。
 8/25・26両日、「謙信公祭」が催されます。昨年の謙信役はGACKT。さて今年は?


京都慕情「貴船」で涼を楽しむ

2012-07-15 | にいがた単身赴任始末記

 京都で涼を楽しむ2日目はまず下鴨神社を訪ねました。
出町柳駅から北へ1kmほど、木漏れ日も通さないかと思うほど深い「糺の森」を抜ける。
下鴨神社は緑の中に鳥居の朱がひときは鮮やかです。

 今度は2両編成の可愛らしい叡山電鉄の鞍馬行きに乗車。
30分ほど揺られて通称もみじのトンネルを抜けると貴船口駅に到着します。
ここで会社の仲間と合流。貴船神社奥宮ちかくの料理旅館で川床と洒落込む訳です。
 は貴船川の流れと、頭上を覆う緑と御簾でひんやり涼やか。
殆んどのお客さんは懐石料理ですが、我々は通を気取って鱧鍋と燗酒で楽しみました。
ほんとこれで丁度良いほどに涼しいんです。ひと足お先に京都の夏を堪能しました。


京都慕情「高台寺」で涼を楽しむ

2012-07-14 | にいがた単身赴任始末記

 ひとり京都を訪ねました。とかく暑い京都の夏ですが、今回は「涼を楽しむ」をテーマに歩いてみました。

秀吉の正室北政所が開いた高台寺は夜の拝観を受けています。
日の入り前の18時半頃門をくぐり、書院や方丈を見学しているうちに日没を迎え、
最上部の茶室「傘亭」まで登る頃にはとっぷりと日が暮れて、京都の夜景が楽しめます。

下りの竹林は抜けてくる風が涼やかです。
最後にもう一度、ライトアップされた方丈前庭を眺めてきました。心地よい夕涼みです。

<40年前に街で流れたJ-POP>
京都慕情 / 渚ゆう子 1970


ご当地B級グルメ 新潟・タレかつ丼「とんかつ太郎」

2012-07-07 | にいがた単身赴任始末記

 

新潟市街に行く機会があったので、久しぶりに「とんかつ太郎」に立ち寄った。
玉子でとじずに揚げたてのトンカツを醤油ダレにくぐらせてご飯の上にのせる。これが新潟名物の "タレかつ丼"。
代名詞とも云えるこの店、まだ堀が巡った昭和の初期から屋台で営業していたそうです。病みつきになる一品です。