旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

単車でGO! 妙高温泉「山里の湯・香風館」へ

2012-04-28 | にいがた単身赴任始末記

 降雪期、ずっと構ってやれなかった750CCを引っ張り出し、妙高方面へ走らせました。
いもり池からの妙高山はたっぷりの残雪を抱え青空に映え、まもなく美しい新緑の季節。
妙高山麓を走ったあとは、妙高温泉「香風館」を訪ね、ご自慢の露天風呂に浸かる。
湯の花が浮く源泉掛け流しの露天風呂から県境の山々を眺め、ご機嫌な山里の湯です。


桜の宵

2012-04-24 | にいがた単身赴任始末記

 最近ではCNNでも取り上げられた高田公園の夜桜。
満開の週末を過ぎ、公園も落ち着きを取り戻しつつあります。

今晩あたりは、穏やかな風が花びらを散らし、散策が楽しい桜の宵です。
ぼんぼりに照らされた桜はお堀に映り、三重櫓を飾り、とても綺麗です。


高田の春は爛漫と 古城を包む春霞 2012.

2012-04-20 | にいがた単身赴任始末記

 高田公園の桜も咲きそろい、たくさんの観光客で賑わっています。
例年以上の積雪の影響で遅れた開花。百万人の観桜会は会期を4/29まで延長しました。
駅から高田公園に向かう道筋にも桜の見所があります。
市街地を南北に貫く川がふた筋。夜の街仲町を流れる儀明川は “小彼岸桜”。
閑静な住宅街大手町を流れる青田川は “染井吉野”。それぞれ桜を楽しめる散歩道です。


中山道紀行13 松井田宿~坂本宿

2012-04-15 | 中山道紀行

「松井田宿」 11:00
 行程第13日目、半年ぶりの中山道を松井田宿からスタート。
本陣・脇本陣などの遺構はないものの、古い木造の家並みが旧道の面影を残している。

「松井田八幡宮」 11:15
 創建は不明だが、建久8年(1197年)に源頼朝が立ち寄った記録がある松井田八幡宮。
重文に指定されている本殿は寛永年間(1624~1644年)の建立、桜が満開だ。

正面に奇峰・妙義山を見ながら、新堀一里塚辺りの旧道を往く。

道の左右に佇む道祖神、上州路に入ってからは最早珍しくなくなった。

「五料茶屋本陣」 11:50
 五料茶屋本陣は、名主・中島家の本家と分家が一年交代で茶屋本陣を務めていた。

其々が、お東、お西と称され、今では群馬県の史跡として一般公開されている。

五料茶屋を過ぎると、中山道は一層山道の様相を呈してくる。
正面には真っ白に化粧をした浅間山を望み、左手には奇峰・妙義山を供にする。
夜泣き地蔵が佇む山道を上り下りすると、中山道は一旦R18と重なって横川をめざす。

かつて碓氷峠越えの機関庫があったJR横川駅通過する。今日はSLが入線して賑やかだ。

「碓氷関所」 13:35
 元和9年(1623年)、江戸幕府によって設置された碓氷関所。
中山道は特に重要な交通路であったため、幕府は「入鉄砲と出女」を厳しく監視した。
東西に門が設置され、西門を幕府が、復元された東門を安中藩が管轄した。

「坂本宿」 14:05
 関所跡を過ぎて碓氷川を渡ると、刎石山を正面に見て一直線の登り坂となる。
現代の街道とも言うべき上信越道の高架橋を頭上に見て、下木戸跡から先が坂本宿。

関所と峠を前後に控えて、坂本宿は本陣2軒、脇本陣2軒、旅籠40軒と賑わった。
本陣の佐藤家、旅籠かぎやなどが往時を忍ばせている。
松井田宿から坂本宿は10.4Km、およそ3時間を満開の桜を見ながらの行程となった。
次回は中山道屈指の難所・碓氷峠を越え、いよいよ信濃路に入る。