旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

旅するどんぶり 沼津港「桜エビかき揚げ丼」

2018-02-28 | 旅のアクセント

 御殿場線を呑み潰したら、ぶらりと沼津港へ。目的は桜エビだ。
店先に干物を並べた「さかなや千本一」で "公認!ぬまづ丼(桜エビのかき揚げ)" を。
最初に茶塩でサクサク感を楽しむ。後半はだし汁を注いで "天茶漬" にして楽しむ。
かき揚げの香ばしい旨さに大満足だ。

file-004


夕暮れ湘南散歩 空から海へ 湘南モノレールを完乗!

2018-02-26 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

「空から海へ」と云うのが湘南モノレールのキャッチコピーらしい。
すっかり春の陽気となった土曜日、大船から空を飛んで江の島へ。もちろん初体験だ。
このルートを往くのなら1日フリーきっぷを求めると良い。単純往復したら既にお得だ。 

陽気に誘われて、江の島も賑やかだ。女子旅、カップル、訪日外国人も多いだろうか。
単車やバイクも結構いるな。ひとりで酒を飲みに来たオヤジは希少かもしれない。 

 

龍口寺の門前で、旧型の江ノ電車両が店舗に突っ込んでいるのを発見。
電車を覗くと和菓子の工房になっている。藤沢名物 "江ノ電もなか" の扇屋さんだ。
折角なので土産に抹茶味の粒餡を求める。ついでに店先で "わらび餅" を頬張る。美味い。 

湘南江の島駅のホームは5階、階段を上りきると赤いラインの3両編成が入線していた。
大船までは僅かに13分。湘南モノレールは、閑静な住宅地と豊かな緑の中を翔け抜ける。

会社は自らWeb上で「最高速度75km/h、まるでジェットコースター!」って謳ってる。
激しいアップダウンに、トンネルあり、急カーブあり、大胆に疾走する。揺れが酷い。
「アトラクション満載のコースをお楽しみいただけます」って上手く逆手に取ったな。

眼下の渋滞を尻目に湘南の丘陵を走り抜けると左手に柔和な白衣観音が見えてくる。  

大船駅に戻ってまだ15:30。でも大丈夫、立ち飲み鞠屋(まりや)の開店は11:00だから。 
東口から歩いて5分、にぎやかな仲通り商店街から大船市場に抜ける路地に迷い込む。
黒を基調としたシックな外観、ドアには「STAND MARIYA」 の文字が描かれている。

黒ホッピーとキンミヤとジョッキーは締りの悪い冷蔵ケースからセルフで取り出す。
そんなお作法を常連さんに指南いただきながら、カウンターに斜めに立つ。
"まぐろ切り落とし" は、味は良いのだが、スジに手こずった。 

 

ホッピー中をお替りして、"春の天ぷら"(ふきのとう、タラの芽、こごみ)をいただく。
春の苦みが塩をつけて美味しい。って写真撮るのを忘れていた。
山形の "特別純米超辛口 秀鳳" は、口当たりフルーティーでも切れが良い酒だ。
厚揚げ品切れに絶望しつつも、種にだし汁が浸み込んだ "おでん" が美味しい。 

 

これで1,400円だから、投稿にある通りの仰天価格なのだ。
ご常連の独り飲みも、30分、1,000円位で入れ替わっていく。皆さん飲み方が粋だね。
湘南の下町で「粋」を真似てみる土曜日の夕暮れ時だ。ごちそう様でした。

湘南モノレール 湘南江の島~大船 6.6km 完乗 

微笑みがえし / キャンディーズ 1978


妖精

2018-02-25 | 日記・エッセイ・コラム

中学校の朝の始業時に "そよ風の誘惑" がインストゥルメンタルで流れていた。
どこまでも爽やかで心地良い曲だった。

ある日、テレビからこの曲が流れてきて衝撃をうけた。
世の中にこんな美しいひとがいるんだって。まさに "妖精" だった。

ゆうべ、渋谷のオーチャードホールに彼女に会いに行った。
オープニングで流れてきたのは "Have You Never Been Mellow"。 

30数年の時を超えて、ボクは初恋のひとに巡りあった。

Have You Never Been Mellow / Olivia Newton John


旧東海道・品川宿でBiz-Lunch「Bamba Meat」

2018-02-24 | Biz-Lunch60分1本勝負

品川宿に新規開拓です。否、今まで見落としていたと云うのが正しいかな。
新馬場駅近くの「Bamba Meat」は本陣跡を背にして品川神社方面へ200m。
テーブルもベンチシートも焼肉屋特有のべたつき感がなく、ちょいお洒落で清潔感抜群。
幼児を連れたママ友がランチしている位だからね。女性を案内しても大丈夫。
ショーケースに並ぶ、明治33年創業の地元精肉店から仕入れたA4和牛がキレイ。
ランチは4種類、"石焼スンドゥブ" をいただく。アサリが利いたスープが美味しい。
辛みの煮込みを味わったら、後半は半熟玉子を箸で割ってマイルドに味わう。 
再訪必須のお店なのだ。 

     
file-054


人生のそばから 那須烏山「つねや」

2018-02-22 | 旅のアクセント

 駅前には若衆が勢ぞろい、大騒ぎになっている。
那須烏山を訪ねた7月下旬、絢爛豪華な野外歌舞伎「山あげ祭」に偶然出くわしたのだ。

烏山を含めた栃木県東部には八溝山系の豊かな水が流れる。
寒暖の差ができる山間地域で栽培された香り高いそばは「八溝そば」として評判だ。
昭和レトロな老舗「つね屋」で “大ざるそば” をいただく。この手の店、味に間違いない。

祭の日、そばを茹でるオヤジさんの元にも、都会から孫が帰って来たようだ。
通りからお囃子の音が聞こえてくる。 

      
file-006


振り向く旅にせつないけれど 根岸線を完乗!

2018-02-20 | 呑み鉄放浪記

 赤レンガパークでは「FMよこはまマラソン2018」が開催されていた。
大桟橋のアマデア(旧飛鳥)が時折霧笛を鳴らしてランナーに声援を贈るかの様だ。 

横浜から根岸を経て大船を結ぶ根岸線、全線開通は1973年と意外と新しい。 
「できたばかりの根岸線で 君と出会った」って小田和正が歌っていた位だからね。 

1つ目の桜木町までグリーンラインが入線する。横浜線の8両編成は八王子へと駆ける。 

 

みなとみらいの日本丸から、山下公園の氷川丸まで臨港線廃線跡(汽車道)を歩く。 
1989年の横浜博覧会では実際に気動車を走らせたそうだ。トラス橋が青空に映える。 

山下公園では赤い靴の女の子が、埠頭(はとば)の氷川丸(ふね)を見つめていた。 

2つ目の関内は横浜スタジアムの最寄り駅。2017.シーズンの活躍が記憶に新しい。
ベイスターズのブルーヘルメットと京浜東北線のブルーラインがシンクロしている。 

根岸駅はオイルターミナルだ。無数のタキ1000と云うタンク車が入れ替えをしている。
エメラルドグリーンの長大編成が、電気機関車に牽かれ、連結器を鳴らして出て行く。 

新杉田駅と京急の杉田駅の間には、昭和レトロな雰囲気の商店街が延びている。
ノスタルジックな町並みには、当然に居心地が良いリーズナブルな居酒屋が在りそうだ。 

 

R16沿いに赤ちょうちんが揺れるのは「国民酒場じぃえんとるまん」、立ち飲み屋だ。
草野球帰りのグループと、ひとり飲みの常連さん数名、お姐さん2人連れが先客だ。 

 

豊富なメニューは一品200~400円、とってもリーズナブルな価格設定だ。
まずは "ホタルイカ酢みそ" と "厚切りハムカツ" を肴に生ビールを呷る。美味いね。

 

初孫純米吟醸「美咲」は春季限定酒、華やかな香り、美山錦で醸した山形の酒だ。
好物の "ねぎとろ"、唐辛子と刻みネギ、胡麻油で食べる "地獄どうふ" が旨い。
2杯目は菊水のにごり酒「五郎八」、濃厚でコクある味わいは、本当は鍋に合いそうだ。 

 

小1時間ほど堪能したら、常連さんで席が埋まる前に引き上げる。
これだけ旨い酒肴を味わって2,000円と少々。財布にも当に「じぃえんとる」なのだ。
新杉田からはトンネルと駅を4回繰り返し、ブルーラインの10両編成は大船に終着する。
港ヨコハマの風景と、粋な酒場を愉しんで、男独りじゃもったいない根岸線の旅なのだ。

根岸線 横浜~大船 22.1km 完乗 

LOVE AFFAIR~秘密のデート~ / 桑田佳祐


東海道紀行1 日本橋~品川宿~川崎宿

2018-02-18 | 東海道紀行


Navi1 日本橋 →<国道15号>→ 八ツ山橋交差点 8.0km

08:40「日本橋」
 1年ぶりに日本橋にやってきた。云わずと知れた五街道の起点である。
現在も主要国道の基準点であり、橋の中央部には日本国道路元票が埋め込まれている。 
冬晴れの朝、日本橋を発つ。五街道最後となる東海道の旅、京都三条大橋をめざす。 

 

08:55「京橋」
京橋の架橋は日本橋と同年。京橋川は埋め立てられ、その上に首都高速を見上げる。
高速下には擬宝珠を残し、反対側(西側)には江戸歌舞伎発祥之碑が建っている。 

 

まだ静かな銀座を通過。
その地名は、慶長十七年(1612年)に設置された銀貨幣鋳造役所に因んでいる。 

東新橋1丁目でJR線のガードを潜ると左手に日比谷神社。虫歯虫封じに霊験があるそうだ。 

09:25「大門」
新橋から続くオフィスビル群の谷間を抜けると大門、少々増上寺方面へ寄り道する。
増上寺三解脱門、東京タワー、東京無線タクシーの「朱」が重なった風景が楽しい。 

09:35「金杉一里塚」
芝浦運河へと続く古川を金杉橋で渡る。最初の一里塚は跡形もなくその位置は不明だ。 

10:30「高輪大木戸」
高輪大木戸は江戸府内外の境になる。享保九年(1724年)に築造されたものだ。
治安維持のため夜は木戸が閉じられたと云う。ここを出ると江戸とはお別れになる。
往時は茶屋が軒を連ね、旅人と送迎の人々で賑わったそうだ。   


Navi2 八ツ山橋交差点(斜め左) → (旧東海道) → 鈴ヶ森交差点 4.1km

10:25「八ツ山一里塚」
八ツ山橋交差点を斜め左に折れ、京浜急行の踏切を渡ると品川宿に入っていく。
日本橋から二つ目の一里塚はこの辺りになるが、やはり跡形もなくその位置は不明だ。 

 

ひと筋東に入ると品川浦舟だまり、釣船や屋形船が浮かぶ。近くには鯨の供養塚がある。
この辺りの大妓楼では高杉晋作らが度々謀議をこらした。最近ではシンゴジラが上陸している。

品川宿 : 本陣1、脇本陣2、旅籠93、問屋場貫目改所1軒 

 

10:40~11:15「品川宿」
八ツ山口から目黒川までが徒歩新宿・北品川宿、その先鮫洲公園辺りまでが南品川宿だ。
3つの宿場からなる品川宿は、桜の御殿山、紅葉の海晏寺など名所がある行楽地でもあった。
加えて吉原と双璧をなすほど遊女を置く旅籠が多く、ずいぶん賑わったらしい。
本陣は北品川宿に所在し、跡地は聖跡公園となっている。 

北品川宿と南品川宿を分かつ目黒川。畔には「かっぱ祭り」で有名な荏原神社が鎮座する。
訪れたこの日は境内2本の "寒緋桜" が見頃を迎えていた。ピンクが鮮やかだ。

 

初日の街道メシはお気に入りの宝喜家で。復活した品川縣ビールで喉を潤す。
明治初期、品川に日本で最初のビール工場が建てられ生産されたものだ。 
"鴨なんばん" で身体を暖めたら、品川宿を後にする。 

 

12:00「鈴ヶ森刑場跡」
立会川に架かる浜川橋を "泪橋" と呼ぶ。鈴ヶ森で処刑される罪人と縁者が分かれた橋だ。
旧東海道はその罪人が運ばれた鈴ヶ森刑場跡まで来ると、国道15号線に上書きされる。 


Navi3 鈴ヶ森交差点(斜め右) → (国道15号) → 六郷橋南詰 7.0km  


Navi3-2 大森海岸交番(斜め左)  美原通りを1.0km 大森警察署前交差点でR15に戻る 

12:30「大森一里塚」
京急平和島駅辺りで旧道を歩くことができる。旧道はミハラ通り商店街と称している。 
江戸期の大森海岸は海苔養殖が盛んであった。養殖が終了した今でも流通の中心地だ。
軒を並べる海苔問屋のシャッターには東海道の風景が描かれていて楽しい。
日本橋から三つ目の大森一里塚はこの辺りのはずだが、やはりその位置は不明だ。  

13:35「六郷一里塚」
日本橋から四つ目の一里塚は六郷神社の辺り、しかしながら位置は特定されていない。
六郷神社は、前九年の役に勝利した源頼家・義家が石清水八幡を分霊を勧請したものだ。 

 

13:50「六郷の渡し」
六郷橋で多摩川を渡ると神奈川県、東海道は川崎宿に入っていく。
多摩川には慶長五年(1600年)に、長さ200mの大橋が家康によって架けられた。
が、元禄元年(1688年)に洪水で流されると、その後再建はされず船渡しとなった。 


Navi4 六郷橋南詰ガード(右折) → (旧東海道) → 生麦一丁目交差点 6.8km

川崎宿 : 本陣2、脇本陣0、旅籠72、問屋場1軒

14:00「川崎宿」
六郷橋を渡りきると、直ぐに車道を潜って右折する。案内板があるので迷うことはない。
川崎宿には本陣が2軒、田中本陣は江戸よりに位置するので「下の本陣」と呼ばれた。
川崎宿が賑わったのは六郷橋が洪水で崩壊してから。渡船賃の収益で潤ったとそうだ。
渡し船の運営を川崎宿の請負にすべく幕府に働きかけたのが、本陣の田中休愚だと云う。 

 

川崎宿には旧い遺構は残ってないが、充実した案内板で往時を想像しながら歩ける。
東海道かわさき宿交流館には、宿場の模型や浮世絵が展示され訪ねてみると楽しい。
底冷えの日本橋を発って、高輪大木戸で江戸市中を後にし、品川宿を経て川崎宿へ。 
東海道紀行の第1日目は、20.0km、5時間10分の行程であった。

 


旅するどんぶり 舞鶴「岩がき丼」

2018-02-16 | 旅のアクセント

 毎夏、舞鶴では「岩がき丼キャンペーン」を展開していますね。岩がきは夏が旬です。

舞鶴岩がき丼 3つの条件 ってのがあって
 一.舞鶴の岩がきと「舞鶴かまぼこ」を使用すること。
 一.舞鶴の岩がきの「ぷりぷり感」を損なわないこと。
 一.おいしくて、また食べたくなること。
だそうです。

2013年8月、小浜線を乗り潰した折、東舞鶴の「割烹松きち」を訪ねました。
わずか1時間、列車の待ち時間の夕食でした。駅からタクシーを飛ばしたっけね。
岩がきを生で食べないなんて勿体無いと思うでしょう。
いやいや、卵でとじてもプリプリで抜群に美味しいのです。 

また訪ねるときには、ゆるりと味わいたいですね。丹後の酒でも飲みながら。

file-003


真澄

2018-02-14 | 日記・エッセイ・コラム

信州諏訪の酒「真澄」はお気に入りの銘柄のひとつ。
"辛口生一本" の透明感のある辛口の味わいが大好きだ。

親父は善光寺のお膝元で酒屋を営んでいた。「真澄」の看板を揚げて。
上京するまでは店を手伝って、料亭やら寿司屋やら配達をしたものだ。
10本入りの木のケースを担いでね。嫌々だったかな。

今日、紅い組み紐で飾られた黒い小箱をいただいた。
あれ、こんなエピソードを話したことあったっけ。
様々な想いが重なって、ほっこり嬉しい。

真冬の帰り道 / ザ・ランチャーズ
 


人生のそばから 信州・塩尻「本山そばの里」

2018-02-13 | 旅のアクセント

 蕎麦を細長く切って食べる「そば切り」の発祥地?
諸説あるなかの一つが信州は中山道本山宿、今では塩尻市になる。
松尾芭蕉門人の一人、森下許六が出版した「本朝文選」の中にこうあるのが根拠だそうだ。
「蕎麦切りといっぱ、もと信濃ノ国本山宿より出て、あまねく国々にもてはやされける」 

他に有力な2説、甲斐大和の天目山栖雲寺説、中山道須原宿の定勝寺説がある。 
何れも甲州街道から中山道沿いの狭隘な地。京や江戸から見たら大きな違いはなかったか。 

本山宿を歩いたのは2013年8月のはじめ、とにかく暑かった、気がする。
で、地産の玄そばを打った、冷たい "とろろそば" を喉ごしよく、ツルツルっといただいた。
「是より南、木曽路」である。

file-005


俺たちの旅

2018-02-12 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜の話し。
明日から東海道を歩くと私。俺も行くよと息子。

甲州道中、日光道中、奥州道中は一人旅だった。
今更この我儘な旅に連れができるとは想像していなかった。

中山道を京都へと旅立ったのは、彼が9才のとき。
宥めながら、励ましながら、延べ37日をかけて530km余を歩いた。

あれから7年、六尺豊かになった彼、今度は私が影を追うのか。
三条大橋まで何を語ろうか。"俺たちの旅" ふたたび。


俺たちの旅 / 中村雅俊


富士見町のワインバルにて 千葉都市モノレールを完乗!

2018-02-11 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 やや暖かな日曜日の午後、千葉駅です。今日は千葉都市モノレールを呑み潰します。

とは云っても都市鉄道のロングシートでは缶ビールすら呑み辛い。呑みは後のお楽しみ。
まずは2号線を千城台まで往く。この車両 "URBAN FLYER" だって、洗練されて格好良い。

ビルディングと公園の緑の中を走る "URBAN FLYER" は絵になりそうです。 

 

2号線の沿線は公園や動物園があって、ベビーカーや子ども達も乗って賑やかに走る。
若い母親やお年寄は1区間だけ乗る人も多い。市民の足として定着している様ですね。
団地の只中にある千城台までは千葉から25分の空の旅。郊外行きのバスが連絡します。 

小高い丘にあるのは城郭の型をした郷土博物館。猪鼻城って砦の跡に建っている。

丘を下ってくると近未来都市のような無機質な県庁前駅、1号線の終着駅なのです。

ここから起点の千葉みなと迄は、栄町、JR千葉駅、市役所を繋いで6駅10分の旅。
でも一つ目の葭川公園で降りて「立飲酒場富士見バル」へと吸い込まれるのだ。 

グラスワインや樽生ベルギービールが愉しめる富士見バル。肴は地産地消の小皿料理。

  
 

キャンディーシュガーが入ったビール "ファロ" は甘味と酸味のバランスが楽しい。
人気の "自家製スモーク" は、エビ、塩サバ、カマンベールをいただく。美味い。
"オイルサーディンのポテトサラダ"、これ逸品だね。2杯目はシャルドネを。 

いつもと趣向の違う立飲みを堪能したら、1号線のラッピング車両で千葉みなとへ向かう。
懸垂式の軌道が右直角にカーブ、暫し京葉線の電車と並走すると、終着駅に滑り込む。
潮の香に誘われて駅前から西へと延びる通りを歩く。夕陽に染まった東京湾が穏やかだ。

千葉都市モノレール1号線 県庁前~千葉みなと 3.2km
千葉都市モノレール2号線 千葉~千城台 12.0km 完乗 

二十才前 / 岩崎宏美 1978


旧東海道・品川宿でBiz-Lunch「中華 一楽」

2018-02-10 | Biz-Lunch60分1本勝負

 お世辞にもキレイとは云えない昔ながらの中華屋さんが新品川橋の南詰に在る。
目黒川の畔、「中華 一楽」は60代くらいのご夫婦が切り盛りしている。
真っ昼間からジョッキーを呷っている小父さんも居るな。人のこと云えないけどね。
でもこういう店って味に外れがない。地元の人に愛されているしね。
少し黄ばんだ御品書で気になった "揚鳥うまに丼" を注文する。
五目丼に鶏唐揚がのっかって、この界隈らしくボリューム満点なのだ。ご馳走様でした。 

      
file-053


旅するどんぶり 三崎港「とろとろ丼」

2018-02-08 | 旅のアクセント

 三崎港の「紀の代(きのだい)」です。
訪れたのは昨年3月、京急の「みさきまぐろきっぷ」で、ちょっと遠出の散歩だ。
胡麻油風味の鮪ユッケ、たっぷりのネギトロ、脂がのったビントロ、鮪の漬け。
4種のまぐろネタ満載の "とろとろ丼" がこの店のお奨め一丼だ。とろっと旨い。
さてっと、お腹を満たしたら城ヶ島をぶらりと歩いてみますか。 


file-002


人生のそばから 信州・小諸「そば蔵 丁子庵」

2018-02-06 | 旅のアクセント

 夏の終わり、北国街道を信濃追分から雄大な浅間山を眺めながら小諸宿に至る。
小諸の町は旧い商家や町家を保存し、街道時代の情緒を醸しだしている。
そんな町並みに溶け込んでいる「そば蔵丁子庵」。黒い漆喰仕上げの土蔵造りだ。
創業は1808年(文化5年)。映画「男はつらいよ」では寅さんも訪ねている。
お薦めの "辛味大根おろしそば" を雰囲気の中で愉しむ。半端なく辛旨なのだ。

      
file-004