旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

磯部温泉 「舌切り雀のお宿」 にて

2011-11-30 | にいがた単身赴任始末記

 中山道を歩く途上で磯部温泉に遊びました。往来する旅人もきっとこのお湯に旅の疲れを癒したことでしょう。
滞在した「磯部ガーデン」は、ロビーから眺めることのできる中庭の紅葉が綺麗でした。

磯部温泉はおとぎ話「舌切り雀」の伝説の地。館内には正直者のお爺さんと “雀のおチュン” の人形があったり、
浴衣やビールグラスにも可愛らしいイラストが描かれていて楽しい雰囲気です。

夕食には上州牛の陶板焼きや松茸の土瓶蒸しなど秋の懐石を堪能、楽しく遊ばせてもらいました。
お楽しみの温泉は露天風呂も充実しており、ゆっくりと浸ってきました。明日も元気に歩けそうです。


中山道紀行12 安中宿~松井田宿

2011-11-27 | 中山道紀行

「安中宿」 09:10
 安中宿を出ると緩やかな上り勾配、やがて目の前に立ち塞がる碓氷峠を予感させる。
安中城下を発ち、碓氷峠の熊野大権現まで七里余りを走る「安政の遠足(とおあし)」は、
藩士の心身鍛錬のために行われた。さながら日本マラソンの起元と云えそうだ。

「原市の杉並木」 09:55
 原市には江戸期には700本余り、日光と並び称される立派な杉並木があったそうだ。
ずいぶん枯死し今では10週本だけが残る寂しい情景になっている。

「八本木地蔵堂」 10:30
 杉並木を過ぎると八本木に立場茶屋本陣跡と、その向えに八本木延命地蔵尊が現れる。
日本三地蔵に数えられる地蔵尊は、参勤交代の諸大名も下乗下馬して参詣したそうだ。

「妙義道常夜燈」 11:10
 郷原は街道情緒の残る緩やかな上り坂が続き、妙義山が視界に存在感を増してくる。
再びR18と合流する地点にあるのが妙義道常夜燈、台石には「是より妙義道」と刻まれる。
郷原の妙義講の人たちが、妙義山への参詣の道標として建立したものだ。

さらに300mほど進めると中山道はR18を離れ左に下り、碓氷川の崖上の切通し出る。
ここからは奇峰・妙義山の眺めが堪能できる。

「松井田宿」 11:50
 崖を回り込むと中山道は直線となり松井田宿に入る。やはり旧い遺構は残っていない。
松井田は信州諸藩の城米が集積され、江戸廻米の中継地で「米宿」とも呼ばれ繁栄した。
本陣跡近くの古い家並みをゴール地点とした今日の行程は9.6km、約2時間30分となった。


中山道紀行11 高崎宿~板鼻宿~安中宿

2011-11-26 | 中山道紀行

「高崎宿」 11:15
 江戸時代に「お江戸見たけりゃ高崎田町、紺ののれんがひらひらと」と詠われたほど
賑やかだった田町を過ぎるて、中山道は左・右・左と鉤状に折れて高崎城下を後にする。

「信州街道分去れ」 12:10
 烏川を君が代橋で渡るところからR17と別れて信濃追分まではR18と寄り添うことになる。
渡河後の下豊岡は脇往還・信州街道との分去れで、道標には「右くさつみち」と記され、
まさに温泉リゾートへのゲートになっている。

 

「茶屋本陣・飯野家」 12:50
 若宮八幡宮を過ぎると上豊岡では茶屋本陣・飯野家が公開されている。
茶屋本陣とは、宿場と宿場の間にあって、大名や上級武士の休憩に用いた休憩施設。
書院造の上段の間や庭など見ることができる。

「板鼻宿」 13:50
 上豊岡からは4車線のR18としばらく重なり、4kmほど進んで板鼻から旧道に入る。
この辺では仲の良い男女の双体道祖神を多く見かけるようになる。
板鼻宿にはさしたる遺構はない。木島本陣跡は公民館となり、その敷地奥には、
皇女和宮が降嫁の際に宿泊した書院が資料館として保存されている。

 板鼻宿から安中宿の間は僅かに3.3kmしかない。理由は現地を歩くと容易に理解できる。
この間蛇行する碓氷川を二度渡り、どちらも「徒歩渡し」かなりの難所だったようだ。
増水で川止めになるとかなりの旅人が逗留するため、旅籠など宿泊施設が必要になる。
なぜ二度渡すのか、安中城の防衛のため、それとも安中藩の経済政策のためだろうか。

「安中宿」 15:20
 安中宿は碓氷川とそれに合流する九十九川に挟まれた台地上に在る。
最も高いところに安中城址、その南側を東西に街道が伸び宿場が置かれている。

 

安中宿に遺構は殆どないが、郡奉行役宅と武家長屋が復元され、往時を想像させる。
高崎宿から板鼻宿を経て安中宿までは10.5km。上州の空っ風の中約4時間の行程となった。


娘々の「スタカレー」

2011-11-23 | にいがた単身赴任始末記

 炒めた豚挽肉、ニラ、玉ねぎを豆瓣醤で味付けした餡かけをのせたスタミナラーメン。
浦和のソウルフードで有名な「娘々」は、日頃から席待ちの列ができる人気店です。
今日は、少年団のソフトボールの練習を終え、お腹を空かせた息子と立寄りました。
スタミナラーメンの餡かけをかけたスタカレーは、一度食べると病みつきになります。
値段もリーズナブルで近隣の高校生にも人気のメニュー、餃子とともに楽しんできました。
「娘々」は北浦和駅東口からバスロータリーへ向かう路地に在ります。お試しください。


新潟ライスボール「味噌だれヒレカツ丼」

2011-11-19 | にいがた単身赴任始末記

 新潟旅館ホテル組合を中心に「新潟ライスボール」のプロモーションをしている。
新潟名産物コシヒカリと新潟産の具材がたっぷりはいった丼を楽しんでもらう趣向なのだ。
北陸自動車道上り線の栄パーキングエリアで「味噌だれヒレカツ丼」を食した。
ジューシーな越後もち豚のヒレカツと甘い味噌だれがよく合って旨い丼でした。機会があったらお試し下さい。


杜の賑い新潟「北前船絵巻」in朱鷺メッセ

2011-11-12 | にいがた単身赴任始末記

 朱鷺メッセで、伝統芸能イベント「杜の賑い新潟」を観賞してきた。
杜の賑いは、各地の伝統芸能やお祭を一堂に集めて楽しむエンターテイメント。
今回は “越後から東北(復興支援)へつなぐ北前船絵巻” のサブテーマが付く。
航路に沿って「佐渡おけさ」など新潟の、「花笠踊り」「さんさ踊り」など東北の演目、
それに様々な踊りのルーツといわれる「阿波踊り」が披露された。

音響とレーザーの演出は、テンポ良く花道や舞台を彩り、見るものを飽きさせない。
どの踊りもキレイでけど、さすがに阿波踊りは躍動感も美しさにも圧倒された。

踊りのほか「なまはげ郷神楽」や「竿灯まつり」なども登場し、楽しい90分だ。
フィナーレは全ての出演者と観客が一緒になって歌い踊り、楽しい交流の演出となる。
出演者の楽しそうな表情が印象的でした。この元気が東北へつながると良いね。


ご当地B級グルメ 赤倉温泉・レッド焼きそば「みよしや」

2011-11-05 | にいがた単身赴任始末記

仕事で訪ねた赤倉温泉で、ランチに “レッド焼きそば” を試した。参加の7店舗は其々趣向を凝らして味を競う。
イベントに出展する際は「みよしや」さんのレシピだそうだ。近頃、B級グルメのイベント開催は多い。
出張先や旅先で、B級グルメと云うちょっとした楽しみが増えることは良いことだ。プロモーションをきっかけに
提供する地域がまとまり盛り上がる効果は大きい。関係者の情熱に敬意を表しつつ、温泉たまごを溶くのだ。