太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイのゴミの捨て方 おまけ

2020-02-05 07:54:39 | 日記
ハワイのゴミの捨て方の記事を書いたが、そのおまけ。

日本のゴミの捨て方が厳しいのは、意識の高さはもちろんだけれど
町内会というコミュニティがあるからというのも絶対に、ある。
ハワイはこんな小さな島に、人間がひしめきあって、
ゴミ問題は深刻なはずなのだが、それを管理する手立てがない。
つまり、決まりを作っても、それを推進する人がいない。
すべては個人の判断にかかっており、リサイクルのゴミ箱の中に植木を混ぜてしまっても、誰も何も言わない。
ゴミの集積場は、いったいどういうことになっているんだろう。

ただ、ハワイのいいところは、いらなくなったものを簡単に寄付できること。
島のあらゆる場所に、寄付されたものを売る店(Good willとか)がある。
ショッピングモールの駐車場には、寄付を受け付ける小屋があるから、
その店まで持ち込まなくてもいい。
着ないけど、捨てるにはしのびない服。
サイズがあわなくなってしまった子供の服。
読まなくなった本、食器、バッグ、椅子、テーブル、ソファ、ランプ。
使わないけど、捨てるのはちょっと・・・というものを、どんどん寄付できて
捨てる罪悪感から解放される。

家を建てたとき、リビングの籐のソファとカウチは、Good willで夫が調達してきた。
寝室で使っているデスクは、ホテルが改装のために不要になった家具を売っている店で買った。
夫が仕事着にするジーンズは、いつもそういう店で買うし(150円ぐらい)
私はドレスを700円で買った。
そのドレスを着てゆくと、必ずほめられるのだ。

不要な家具類は、通りに出して、「FREE」などと書いた紙を貼っておけば
気に入った誰かが持っていってくれる。

ハワイに住む前には、古着だとかいう、誰かが使ったものに抵抗があった。
今でもその気持ちがまったくないわけではないが、ずいぶん変わった。
長く使うかどうかわかりもしないものは特に、新品を買うこともないと思う。
現に、スケートボードを始めるなどといって、肘あてやひざあてなどのセットを
Good willで200円ぐらいで買ったのだけど、とうとう1度も使わずじまい。
使わないまま、また寄付することになる。


日本には、下取りしてくれる店はあっても、
寄付できるところはまだまだ少ないんじゃないだろうか。