太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

9年で1ミリ成長

2020-02-11 07:54:38 | 英語とか日本語の話
先日、車のメンテナンスをしている待ち時間に、スターバックスに行ったのだが
頼んだコーヒーを飲みながら、しみじみ思い出すことがあった。

あれはまだ、ハワイに住み始めたばかりの頃。
今はもうなくなってしまった、本屋のBORDERSの中に、シアトル系のカフェがあった。
そこで私はコーヒーを買おうとしたのだったが、そんな簡単な英語が通じない。
その時の記事はコチラ
日付を見たら、このブログを書き始めて3日目ぐらいの記事だ。
ディカフェ、を伝えるのに苦戦。
カップに書く、自分の名前すら伝わらない。
私の本名はヒロコなのに、発音が悪いためにキロコだとか書かれるのだ。

私はこれからここで暮らしていくというのに、
こんな英語すら伝わらないなんて・・・・

と、落ち込む。
一応、落ち込んで、夫に愚痴をこぼしたりもするのだが
落ち込みが長続きしないのが私。
これから仕事も見つけようというのだから、英語をしっかり学んだほうがいいのでは。
一応、そんなふうに思ったりもするのだが、
それをしないのが私。
表面の私は、焦ったり、落ち込んだりしているが
深いところでは「どうにかなるさ♪」と高をくくっているのだ。



あれから9年。

英語も勉強せず、高をくくったまま今日まで来た。
図々しくも、日本人は私だけ、という職場で働き、
飼い猫相手に日本語を話す、という日常。
私がスゴイところは、ナンチャッテ英語で厚かましく暮らしていることだろう。


でも、いつのまにか自分の名前も一発で伝わるようになった。
9年前に比べれば、1ミリぐらいは成長しているかもしれない。
どんなことも当然に伝えられた、日本。
言葉のことなど、考えたこともなかった。
思えば遠くにきたもんだ。