太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

つくづく損な性分

2024-01-05 06:38:02 | 日記
私の週に3日ある休みのうち、2日は平日だ。
夫は仕事なので、普段どおり4時半に起きる。
寝起きはいい方で、たいてい目覚ましを止めてすぐに起き上がる。ここで数分の惰眠をむさぼっても意味がないとわかっているからだ。
ただ、夢の真ん中など、目覚ましが鳴るタイミングが悪いと、起きるのに気力がいる。
そしてそれが休みの日であればなおさらで、このまま眠れたらどんなにいいだろうと思う。
グズグズしながら、夫を送りだしてから寝たっていいんだから、と自分を説得し、「エイ!」と気合を入れて起きる。

夫が出かけても、窓の外はまだ夜で、何をするにも照明をつけねばならない。
さあ、睡眠の続きを楽しむぞ、とベッドに戻るが、これがまったく眠れない。
あんなに眠かったのが嘘のように、ギンギンに目が冴えてしまっている。
ベッドから出るのも腹立たしいので、本を読む。そのうち眠くなったら寝ようと思うが、いっこうに眠くならないで本ばかりが進む。

あのタイミングを逃したら、私は眠れないのだ。ついでに言うと昼寝もできない。
土曜日は私が仕事で、夫が休みだが、夫は私が出かけるまで寝ている。

ズルイ!

と思う。夫はあの二度寝の幸せを味わっている。
じゃあ、私も寝ていればいいのだ。
そうしても、夫は何も言わず、自分で適当に食べて用意して出かける人だ。
実際、シュートメは絶対に義父のために早起きなどしない。仕事をしていたとき、義父はいつも一人で朝食を食べ、一人でそっと出かけていた。
シュートメも仕事があったけど、せめて起きて顔を合わせるぐらいしたらいいのにと私は思って見ていた。
2人で出かけて夕方戻ってきて、シュートメはお腹がすいていないからと言ってさっさと自分の部屋に行ってしまう。義父は一人でピーナツバターとクラッカーなどで簡単に夕食を済ませる。
そういう家庭で育った夫は、それに慣れているし、何でも自分でできるように育てられたため、自立しているのだ。


私の母が用事で出かけるとなったら、父は開口一番、
「オレの飯はどうなってる!?」
と言うような家庭で育った私は、それが身にしみついてしまっているのか、放っておくことができない。

夫が出かけるまで寝ていたとしても、何を食べているのか気になるし、自分だけ寝て何もしないことの罪悪感が、私を嫌な気持ちにして、結局眠れないのではないかと思う。
だから、私が早起きして食事を用意するのは、私がそうしたいからだ。夫もそう思っているだろう。
それなのに、この割り切れない思いは何なんだ。

寝ていたーい
寝てればいいじゃん
でも気になる
じゃ、起きれば
でも眠い
じゃ、寝てれば
あーーー!!!

つくづく損な性分である。