太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

病院のシステム

2024-04-17 07:41:36 | 日記
年に1度、血液検査とマンモグラフィ検査を受けることにしているのだが、その1年の経つのの早いことといったらない。
忘れないように誕生日月(1月)に受けていたのが、翌年は2月にずれこみ、今年は4月になってしまった。
億劫になる理由の一つは、歯医者以外はみんなホノルルにあるからなのと、もう一つはそのシステムのまどろっこしさにある。
日本だったら、いきなりマンモグラムを受ける病院に赴けばいいのだけれど、こっちはそうはいかない。

まず、主治医に予約を取って、行く。
そこで主治医が病院を紹介する。
改めて、その病院の予約を取って、行く。

主治医の専門以外の症状であっても、まずは主治医に行かねばならない。予約状況によっては、行こうと思い立ってから1か月以上も先にしか予約が取れないということが、よく起こるのだ。
緊急の場合には、エマージェンシーに飛び込みで行くことになるが、平気で6時間ぐらい待たされて、その間に具合はどんどん悪くなる。
待てない状況なら救急車を呼ぶが、あとで何万円もの請求が来る。

2月に、日本人の友人が、ある手術を受けるために休職して、一時帰国した。
自分がかかりたい病院で、手ごろな医療費で、受けたい治療を受けることができるのは当たり前だと思っていたが、今となっては夢のよう。
住民票を取って、国民健康保険に加入すれば、日本国籍であればそれが可能なのである。
ありがたいことに私は丈夫で、検診か、皮膚湿疹ぐらいしか病院にかかることがない。
けれども、この先、深刻な状況になることがあったら、私は迷わず帰国するつもりでいる。


さて、ハワイに来たばかりの頃、私は病院に「診察券」がないことに戸惑った。
日本の病院には診察券があって、行くたびにそれを出し、帰る前に精算していた。
最初の頃、予約日を書いてくれたカードがあったので、診察券の代わりにそれを出してみたら、「それはあなたが持っていていいのよ」と言われ、診察券というものは存在しないのだとわかった。
そして、その場で精算はせず、あとから郵送で請求書がくる。
でも、歯医者でたまにその場で払うこともあったので、一応、帰る前に聞く。

「Good to go?(行ってもいい?)」

「Sure !(もちろん!)」

かかってから、半年ほどたって請求書が来ることもある。
アメリカの医療システムがどうなっているのか、永久にわかる気がしない。







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