太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

高層コンドミニアム都会の暮らし

2018-01-23 07:42:08 | 日記
日曜日、夫の友人の、9歳の子供のベビーシッターをした。

アメリカでは、13歳以下(11歳だったか?)の子供が一人で家にいることが禁じられているので、

ベビーじゃなくても、誰か大人が必要なのだ。

私が子供の頃、首から家の鍵を下げている『鍵っこ』といわれる友達が何人もいた。

小学生の子供が、弟や妹の面倒をみながら留守番しているなんてことは普通にあった。

それだけ日本は平和ということだろうか。



友人の家は海を見下ろすコンドミニアムにある。

入り口のインターフォンでドアを解錠してもらうのは日本のマンションと同じ。

ホテルのようなロビーには、24時間セクレタリーとガードマンがいる。

ゲストが使えるエレベーターは1基だけで、これが呼んでもなかなか降りてこない。

友人に電話をしようとしても、外に出ないと電話が通じない。

セクレタリーにエレベーターを呼んでもらい、ようやく乗り込む。

エレベーターは各部屋の専用だ。








ラナイ(ベランダ)には、庭がわりの緑がある。



14階からの眺め。1番上の41階の眺めはどんなんだろう?







夫が子供担当





シングルマザーの友人は、フリーのカメラマンで、部屋には彼女の写真がたくさん飾ってある



トイレの窓から(外からここは見えないんだろうか

居住者が24時間利用できるフィットネスルームやプールもある。



歩いてチャイナタウンに行く。

路地いっぱいに品物を並べて売る店が軒をつらね、アジア独特の活気に満ちている。

白菜とほうれんそうとみかん、香草を買った。

生臭い、混沌とした店の中でプレートランチを買い、吊るし売りのチャーシューを買った。

チャーシューなら、チャイナタウンに限る。

こってりとして、油が少なくて、表面がカリッとしたチャーシューは、いくらでも食べられそう。










窓からは、空とビルが見える。

普段、地べたに限りなく近い場所で暮らし、窓の外は山と空と緑だけの私にはここは異質の空間だ。

便利な場所にあって、セキュリティも固くて近代的。

買えば、億単位の物件だろう。

でも、大理石の壁に囲まれたロビーでエレベーターを待っていたとき、

「こういうところには住みたくないかも・・・」

と夫が言った。同感である。

どのみち、買えやしないけども。

私たちが住む田舎は、歩いて行ける場所になにもない。

ガードマンはいないけど、ドアに鍵をかけるのを忘れても、ガレージを閉め忘れても、1日ぐらい問題ない。

雨上がりには、山ひだを落ちる滝が見え、庭からは土の清浄な香りが部屋に入ってくる。

庭ではさまざまな果物が実り、風と、木々がたてる音だけがある。





年をとったら、街中の便利なところで鍵1本の生活がいいんだよと言う人がいる。

車を運転できるうちはいいけど、車がなかったら買い物ひとつできない、

あなたたちには助けてくれる子供もいないんだし、と。

それはそうかもしれない。

だけど、子供がいても近くに住むとは限らない。

実際、物価が高いハワイは、かなりの確率で子供たち世代は本土に拠点を移す。

年をとったら・・・・

そのとき考えよう。

じゅうぶんに年をとるまで生きるかもわからない。

もしうっかり長生きしてしまったら、そのときはそのときだ。







虹が出た。

たまになら、こんな暮らしもいいかもな。

買ってきたランチを食べながら、そう思う。














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