寝る時には、パジャマを着るものだと信じて生きてきた。
が、
今、パジャマは箪笥の肥やしになっている。
なんでそういうことになったかというと。
帰宅してすぐに、シャワーを浴びる。
着替えて食事をし、パジャマに着替える。
そこで素朴な疑問。
帰宅してからベッドに行くまでの、たった２時間あまりの間に
２回も着替える意味があるのか？
着替えないで寝てみたら、なんら問題はない。
シャワーのあとに着るのは、伸縮性のあるコットンのタンクトップや
短パンが主流で、
着心地のよさはパジャマと同じ。
それでいて、行こうと思えば買い物にも行ける。
買い物に行くなら、ブラトップや、しゃっきりした素材の短パンに着替えたいところだけれど、
まあ、行けないこともない。
パジャマは、どう見てもパジャマのように作られており、
郵便受けを見に行くことも、両親側の家に行くこともできない。
今は毎晩、着ているものが違う。
楽なものなら何を着てもいいから、楽。
それに、朝起きて、そのまま朝食の支度をしても
起き抜けという感じがしない。
朝食を食べて、夫を見送りに外に出ることもできる。
そうなってくると、
そうなってくると、
パジャマで寝なければならない意味が、まったくない。
なぜ今までわざわざパジャマに着替えていたのかわからない。
こうなった理由のひとつに、シャワーを浴びるタイミングがある。
日本に住んでいた頃は、お風呂は寝る直前に入っていた。
それは日本の気候もあるだろうし、子供の時分からの習慣でもあった。
そんなわけで、パジャマはすっかり箪笥の肥やしになっているのである。
