太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイで車を停めるときは上を見よ

2020-02-08 07:43:43 | 日記
車のメンテナンスがあって、TOYOTAに行った。
どのぐらいかかるのか聞くと、だいたい2時間だという。
1度家に帰るとすると、バスしかないが
バスの待ち時間と家までの時間、その往復を思うと、この近所で待っていたほうがいい。
道を渡ったところにショッピングセンターがあり、そこのスターバックスに行った。
普段、私はスターバックスにはいかない。
そういえば前回スターバックスに来たのは、去年の車のメンテナンスのときだったと、
店に入ってから思い出した。
カプチーノを頼んで、窓際の椅子に座り、文庫本を取り出した。

1時間あまり経過。
他の店を見てまわろうと外に出ると、ココナツ狩りをやっていた。
ココナツの木は高い高い



ハワイにいったい何本のココナツがあるか想像もできないけど、
街中にあるココナツに限り、ココナツ狩りは必須。
ココナツの実が落ちて、通行人に当たったりすれば大変なことになるからだ。
車に当たれば、相当なダメージになる。
固いココナツが、こんな高い場所から落ちるのだ。
このココナツ、取っても取ってもすぐ成長する。
島内のすべてのココナツが、しっかり管理下にあるとは限らない。
だからハワイで車を停めるときは、上を見なくてはいけない。
みんなが停めたがる駐車場所は、なにより日陰。
次が、店の入り口に近い場所。
そして忘れちゃいけないのがココナツの実なのである。











ハワイピープルは少し怒っている

2020-02-06 08:01:05 | 日記
ここのところ問題になっているコロナウィルス。
私の職場は世界中から人が集まってくるので、ひとごとではない。
ハワイにとって観光収入は大事だからかどうか、
こういうとき、ハワイの対策は案外、後手後手にまわることが多い。

そこを突かれたか、トランプ大統領がとんでもないことを言い放った。

中国からアメリカに来る人たちは全員、いったんハワイに寄ってから本土に来るように。


はぁ?
つまりハワイで泥を落としてから、本土に来いと?
ハワイにいる間に、ウィルスを持っているかどうか見極めて、
持ってない人だけ、本土に来いと、そういうことだ。
それってあんまりじゃないか。
その発言のあと、ハワイ州は中国人を期間限定で受け入れないことを決めた。

アメリカ本土の人は、ハワイを州だと思っていない。
むろん、知識的には州だとわかっている。
けれど、職場でよく聞かれる。

「Can I take this to STATE?(ねえ、これ、に持って帰れる?)」

ハワイだって州だっての!
州になっていったい何年たってると思う。
言葉に出しては言わないが、気分が悪い。
ハワイピープルは怒っている。




ハワイのゴミの捨て方 おまけ

2020-02-05 07:54:39 | 日記
ハワイのゴミの捨て方の記事を書いたが、そのおまけ。

日本のゴミの捨て方が厳しいのは、意識の高さはもちろんだけれど
町内会というコミュニティがあるからというのも絶対に、ある。
ハワイはこんな小さな島に、人間がひしめきあって、
ゴミ問題は深刻なはずなのだが、それを管理する手立てがない。
つまり、決まりを作っても、それを推進する人がいない。
すべては個人の判断にかかっており、リサイクルのゴミ箱の中に植木を混ぜてしまっても、誰も何も言わない。
ゴミの集積場は、いったいどういうことになっているんだろう。

ただ、ハワイのいいところは、いらなくなったものを簡単に寄付できること。
島のあらゆる場所に、寄付されたものを売る店(Good willとか)がある。
ショッピングモールの駐車場には、寄付を受け付ける小屋があるから、
その店まで持ち込まなくてもいい。
着ないけど、捨てるにはしのびない服。
サイズがあわなくなってしまった子供の服。
読まなくなった本、食器、バッグ、椅子、テーブル、ソファ、ランプ。
使わないけど、捨てるのはちょっと・・・というものを、どんどん寄付できて
捨てる罪悪感から解放される。

家を建てたとき、リビングの籐のソファとカウチは、Good willで夫が調達してきた。
寝室で使っているデスクは、ホテルが改装のために不要になった家具を売っている店で買った。
夫が仕事着にするジーンズは、いつもそういう店で買うし(150円ぐらい)
私はドレスを700円で買った。
そのドレスを着てゆくと、必ずほめられるのだ。

不要な家具類は、通りに出して、「FREE」などと書いた紙を貼っておけば
気に入った誰かが持っていってくれる。

ハワイに住む前には、古着だとかいう、誰かが使ったものに抵抗があった。
今でもその気持ちがまったくないわけではないが、ずいぶん変わった。
長く使うかどうかわかりもしないものは特に、新品を買うこともないと思う。
現に、スケートボードを始めるなどといって、肘あてやひざあてなどのセットを
Good willで200円ぐらいで買ったのだけど、とうとう1度も使わずじまい。
使わないまま、また寄付することになる。


日本には、下取りしてくれる店はあっても、
寄付できるところはまだまだ少ないんじゃないだろうか。








2月の第一日曜日

2020-02-03 07:51:41 | 日記
2月の第一日曜日は、世間ではスーパーボウルの決勝戦の日だ。
アメリカ人は、スーパーボウルに熱い。
フロリダで行われるゲームを観戦するチケットが、400万円だという。
それを手に入れるために、今年も離婚する人あり、臓器を売る人あり、だと新聞に載っていた。
スポーツ観戦はからっきし興味がない、野球ですらルールがわかっていない
私のような者には、とうてい理解できない。
殆どの人は、家でゲームを観るのだが、
友人たちが集まって、わいわいと賑やかに観戦するのがいいらしい。
スーパーマーケットのビール売り場から、ほとんどのビールが消える。
チップスなどのつまみ類も、あらかた消える。
みんな家にいるので、道路は信じられないぐらい空いている。

スーパーボウルには興味がない私たち夫婦にとって、2月の第一日曜日は「節分会」の日だ。
節目に行くお寺『妙法寺』で、節分会のお祓いがあるのだ。
この日のために、毎年、千葉からお坊さんが来てくれて、妙法寺の住職さんと一緒にご祈祷をしてくれる。
お坊さんがご祈祷をしながら、参会者をひとりひとりお祓いをするのだが、
お坊さんの手が両肩と頭に触れたとき、
目を閉じているのに目の前が「パーーっ!」と明るくなった、と夫が言った。
夫はいつも何かしら、不思議な体験をする。
私はといえば、なーんにも感じない。


ちょうどその日は、父の四十九日でもあった。
姉が、父の祭壇に供えたお膳を下げに行ったら、
誰もつけてないのに2本のろうそくに灯がともっていたという。
父が、もう行くよー、といって知らせてくれたんだと私は思う。
お寺でのご祈祷の間も、ずっと父のことを思っていた。
父が幸せであるように、毎日祈っていた。
父はすてきなところに行ったんだろうか。









ハワイのゴミの捨て方

2020-02-01 08:34:33 | 日記
ハワイでの暮らしで戸惑うことは数あれど、ゴミもまた、そのひとつ。
日本にいたときは、燃えるゴミを出せる日が週に2日ぐらい、
燃えないゴミを出す日は月に1度あって、燃えないゴミの日には
町内の人が当番で見張りに立って、おかしなものを捨てないかどうか見張っていた。
私も、冬の寒空の下を足踏みしながら立っていたし、
真夏の夜には誰かが出したビールの缶の中に潜んでいた せせらぎ(ゴ、のつく虫) が、ゴム手袋の中に入り込んで絶叫したり、なんてこともあった。
瓶は瓶、缶は缶、アルミとスチールを分ける街もあった。
スプレー缶は、キリで穴をあけてから。
乾電池は、別にしてまとめないとだめだし、
電球や蛍光管も、その他のものとは一緒にできなかったと思う。
段ボールや、古新聞はどうしたんだったか・・・
さらには、粗大ごみは、市に予約をして、引き取りにきてもらわねばならなかった。
とにかく、いちいち神経を使って捨てなければならない。
前の夫が名古屋に単身赴任していたときには、普通紙とFAX紙は別で
封筒の窓についている透明のプラスチックもはがしていた。

それがどうだ。

ハワイじゃ、
1.生ごみ → 週に1度
2.リサイクル → 隔週に1度
3.庭木などの植物 → 隔週に1度
これに加えて、1か月に1度、粗大ごみがあるだけ。
その粗大ごみも、だいたい月が変わったはじめのあたりに車が回ってくるので
だいたい月の終わりぐらいから、ぼつぼつ家の前に出しておけばよい、といういい加減さ。

小柄な人なら入ってしまいそうな大型の、キャスターつきのゴミ箱に、
生ごみやらリサイクルなどを入れて、家の前に出しておくのだが、問題なのはその中身。
電球も、乾電池も、ドレッシングの空き瓶も、はたまたスプレー缶も、
そのままポイポイと生ごみの中に捨ててしまう。
生ごみと瓶がいっしょくた・・・・?
捨てるたびにうずく、日本人としての罪悪感。
けれど、ほかに捨てようがないのだから仕方がない。
最初の頃、私はスプレー缶をゴミ箱から拾って、穴をあけて捨てたりしていたものだけれど、それもしなくなってしまった。
瓶や乾電池や電球が、いったいどうなってしまうのか。
楽でいいけど、やはりどこかに不安は残る。