太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイの10月

2023-10-15 16:15:51 | 日記
実は10月は、ハワイが1番暑い月ではないかと思う。
8月より9月より、ずっと暑い。
気温だけでいえば8月ごろと大差ないのだが、この時期、風がパタリとなくなってしまう日があるからだ。

ハワイが湿度のわりに涼しいのは、偏西風のおかげ。
紫外線は日本の10倍、日向にいると、肌の表面をチリチリと焼き付けるような日差しが容赦ないが、木陰に入れば瞬時にスーッと涼しくなる。
日向と日陰の体感気温差が半端ないのがハワイだ。
だから30度超えの日でも、庭に土があり、大木が茂っていたら、エアコンなどなしで過ごせてしまう。

それが10月になると、頼みの偏西風がどこかに行ってしまう日がある。
日本ほど気温も湿度も高くないけれど、じっとしているだけで汗が出ると、ああ日本も梅雨入りの頃はこんなだった、と思い出す。
夫が初めて日本の夏を過ごしたとき、たいして動いていないのに汗がダラダラ出て来て、悪い病気じゃないかと思った、と言っていたっけ。

2010年の夏が、私が体験した日本の夏の1番新しい記憶で、朝7時には既に30度で、網戸に止まったセミの鳴き声が暑苦しさ10倍増し。
そんな話を先月来た甥に話したら、このごろは気温が高すぎてセミもあまり鳴かないし、水たまりもすぐに蒸発するからか蚊も出てこないそうだ。
日本がそんなことになっているとは・・・・



昨日はその典型的な10月の1日で、夜、いつものように窓を開け放していても、1ミリも風が入ってこない。
庭の樹もそよがないし、すべてが息をひそめているような感じ。
天井扇を3の強さで一晩中まわして、アイスノンを枕に乗せて寝た。
エアコンがあったらいいのに、と思うのは1年のうち3,4日あるが、昨夜はまさにその1日であった。








ほぼ永遠の誘惑

2023-10-13 07:51:49 | 日記
休日の前夜はなにごとにも寛容になり、夫や猫にも優しくなる。
休日の朝は、目覚ましが鳴るとともに気持ちよく目覚め、今日が休みであることの至福感をしばし味わう。
特に、予定といったものがなにもない白紙の休日が二日続いてであればなおさらだ。

行きたいところに行けるし、どこにも行かなくてもいい。
やりたいことをできるし、何にもしなくたっていい。

この開放感たるや・・・・・

差しあたって今日は、

1 作品を仕上げる
2 読書
3 ギャラリー補充用のマットを作る
4 夕食の支度
5 庭の水遣り
6 家の掃除

順番は優先順位。
結果、作品は2日目に仕上がるほどまでには進んだ。
創作の合間に、しょっちゅう休憩をとって読書と飲み物。
私が仕事の日は、早く帰宅する夫が夕食を作るので、さすがにやらないわけにもいかず、週末に買ってあったビーツで常備菜を作ったり、ちょいと手のかかる料理(といっても簡単天ぷら)をした。
補充用マット作りは、3時ごろからボツボツやり始めたが終わらず。
水遣りは義父がやってくれ、家の掃除はしなかった(オイオイ!)


いいなあー、休み。

ベッドに大の字になって、思う。
毎日こんなふうだったら、どんなにいいだろう。
いっそのこと仕事を辞めちゃうか・・・・


二十歳で社会人になってからほぼずっと、フルタイムで働いてきた。
その間、数えきれないほど訪れた「仕事辞めちゃうか」の誘惑。
最初の結婚をしたとき、そのうち子供を産むだろうから、それを機に仕事を辞められると思っていたが、なんのことはない、それから30年、今も働いている。
その誘惑が頭をもたげたとき、

いやいや、こうして休みを数えて待つ生活だから楽しいのだ

と自分に言い聞かせてきた。


本当にそうなのかもしれない。
仕事をしているから、休日がこんなに嬉しいのだろう。
もし毎日が休日だったら、きっと嬉しいのは最初のうちだけで、すぐに慣れてしまうに違いない。
パンデミックの時にロックダウンになり、何か月も仕事をしなかったときは大きな声では言えないけど天国だった。家にいるだけで社会の役に立てて、しかもお金ももらえるなんて・・
それだって、いつかは仕事に戻るのがわかっていたから楽しかったのだ。

週に5日働いていたのを4日に減らしたときも、嬉しかったのは最初のうちで、今では3日にできないかなどと思っている。


大昔、仕事やめたいなーと、専業主婦になった友人にこぼしたら、

「辞めるのは簡単。でもさ、私も辞めてみてわかったんだけど、毎月お金が自分の口座に振り込まれるってことが、どんなにありがたかったかって思うんだよね」

なるほど、そうだ。
仕事を辞めて絵に専念しても、絵のほうは、すごく売れるときもあれば、そうでもないときもあって予測がつかない。
仕事は、適当にやっても、頑張っても、忙しくても暇でも、毎月決まった額が確実に振り込まれて、アメリカの場合、医療保険を全額払ってももらえるのも大きなメリット。
フルタイムで働いていなければ、自分で7、8万円の保険料を払わねばならないのだ。
誘惑は結局、誘惑のままか。

かくして、健康で働けることに感謝しよう、などと殊勝な気持ちになって、今から仕事に行く。





2週間で2キロ

2023-10-12 08:22:54 | 美容とか
夫と私が、朝起きてすぐに体重を測るようになって5年余りになる。
雑につけているだけだが、過去の記録が一目瞭然。

今年になって、暴飲暴食しているのでもないのに、私の体重が落ちなくなった。3年前の今頃は103パウンド(46キロ)あたりだったのが、今年は109パウンド(49キロ)から111パウンド(50キロ)を行ったり来たり。
身長が150センチちょいしかないから、46キロぐらいが、手持ちの洋服もすんなり着られてちょうどいい。50キロになると下腹部と太ももがむっちりになり、ジーンズがパツパツになって、履きたくなくなる。

体重は関係ない、見た目だよ

と言えていたのも、48キロぐらいまで。
歩くと太ももが擦れあうし、日々成長する腹肉は我が物顔。特別太ってはいないけど、全体にもたもたしている。
45,6キロの時に買った服が似合わないのが1番こたえる。

「ストレッチしてみなよ」

と夫が言う。夫は毎日、暇さえあればストレッチをしている。
仕事で肉体を酷使するので、毎日ストレッチしないと身体が固くなって痛みが出てくるという。
ストレッチなんてスジ伸ばすだけでしょ、と高を括っていたのだが、試しにやってみた。

踵をつけて立って、思い切り両手を上に伸ばして片手でもう片方の手首をつかみ、息を吐きながら左右に上半身を曲げる。

今度は腰を左右に捻ってみる。

脇腹や下腹がギュイ――ンと伸びるのがわかり、気持ちがいい。

そしてYouTubeで見つけた運動(いのさん)を取り入れてみた。
あまたな運動動画の中で、この人の動画は無駄がなく、テンポもよくて好き。動画を見ながら毎日やるとなると、説明やコメントが入っていると聞き飽きてしまう。
彼女自身、30キロ体重を落としたというのも説得力がある。
最初はひとつの動画だけ、3日目ぐらいからは2つを続けてやるようにした。
地味に見える運動でも、終わると汗が出てくる。
朝、これをやって、夜、テレビを観ながらストレッチをする。
動画の彼女の、ふくらはぎ痩せストレッチも毎日やった。
(壁に向かい、壁から30センチ以上離れて、踵をくっつけて立って、壁に両肘を付けてふくらはぎの裏側を伸ばす。そのあと、踵を上げ下げする。それを何回も繰り返す)

2週間で2キロ落ちた。
合わせて食事制限をしたなら、もっと減量できると思う。
脚も、隙間ができてきた。


年をとって太るのは、代謝が悪くなるからではなく、筋肉量が減るからだという人もいる。
だから、たんぱく質をしっかり摂り、筋肉を適度に鍛えれば太らない。

夫を見れば、そうかもなあ、と思う。
夫は今、身長197センチで、80キロ。
多いときは95キロあった。
日中は肉体労働をし、水を3リットル以上飲み、砂糖は摂らず、お酒も飲まず、スナックも小麦も穀物も食べない。
毎日たっぷりの野菜と果物、魚と肉、大豆製品を食べている。


身体が軽いと、気持ちも軽くなる。
このまま続けてみよう。





ABCストアで?

2023-10-11 09:23:25 | 日記
ABCストアは、ハワイに来たことがある人なら必ず知っていると思う。
いわゆるコンビニエンスストアで、ワイキキには1ブロックごとに店があるのではないかと思うほどたくさんある。
コンビニエンスストアといっても、日本のそれとはだいぶ違う。巻き寿司やサンドウィッチなどの手軽に食べられるものもあるが、Tシャツなどのお土産品がほとんどを占めている。

ABCストアといえば、35年ほど前に(古!)父の会社の社員旅行でハワイに初めて来たときに、ホテルの近くのABCストアに妹と毎日のように行って、パパイヤを買って食べたことを思い出す。
半分にカットされたパパイヤにレモンが添えられたのが、3ドルぐらいだったと思う。初めて食べたパパイヤの美味しさに驚いた。
その18年後に今の夫と結婚するのだが、それまでハワイに興味などなかったし、まさか自分がそこに住むとは夢にも思わなかった。
人生というのはおもしろくできている。



ABCストアは、ホノルルにしかない。それもワイキキとアラモアナショッピングセンターに限られている(と思う)。
だから私は店の中に入ったことは2回ぐらいしかないのだが、先日、甥が来ていたときに、アラモアナショッピングセンターのABCストアにお土産を買いに行った。

センターコートの右奥に昔からある店に最初に行ったら、何も買うものがなくて手ぶらで出てきた。
新しいABCストアが、ショッピングセンター内の郵便局の並びにできているのを発見し、そこに行ってみたら、あっというまにすべてのお土産が調達できてしまった。
同じABCストアでも、品揃えの傾向が違うようだ。

しかも、そこで私は自分用のワンピースを衝動買いした。
ワンサイズで、1着18ドル(2500円ぐらい)。
家に帰って着てみたら、なんとも着やすくて、翌週にもう1着買いに行ったほどである。

緑のが最初に買ったもの。

ストンと被って着られるムームー風で、首回りと脇口がわりと詰まっているので、下に何も着なくても大丈夫。(巨乳の人は別)


生地は柔らかいコットンで、肌になじむ。
この18ドルは本当にお得。今度アラモアナショッピングセンターに行ったら、きっともう一つ買うと思う。6種類ぐらい柄があって、どれもいい。
これを買ってから、部屋着は交互にこればっかり。リラコなど、そのうち断捨離対象になりそう。
まさか、ABCストアで服を買うとは思わなかった。








もう10月?

2023-10-05 07:24:03 | 日記
先月、甥が日本から来ていたとき、虹をたくさん見ることと、日本よりずっと涼しいことに驚いていた。
「ハワイって常夏だと思ってた」
たぶん、日本の夏が暑くなりすぎたのもある。
子供の頃、夏に30度を超えると夏日だった記憶があるし、エアコンがある家のほうが少なかったけど、暑さで亡くなる人はあまりいなかったように思う。


この1週間、なんだかせわしなかった。
同僚の一人が突然仕事に来なくなって、その対応とスケジュール調整に追われた。

ハロウィンが近くなったので、職場をハロウィン仕様にする作業もあった。

ラップトップの充電ケーブルが弱くなったという表示が出てきたため、休日に買いに出かけた。
私は自分を信用していないので、最初から店の人に聞いて、勧められたのを買ったのに、帰宅して試してみたら合わなかった。よく見たらワット数が違っていた(よく見なかった自分が悪い)。
再びそれを持って店に引き返し、正しいワット数のものに取り換えたが、それも合わない。それだって、店の人に確認して買ったのだ。
片道35分、3回も行くのはさすがに嫌なので、週末に行くことにした。

その翌日は車の修理の日で、朝7時にTOYOTAに車を持って行き、7時半のシャトルで家に送ってもらう。
半月前の点検で、ブレーキパッドの消耗と、オイル漏れが発覚した。今回はブレーキだけをやり、オイル漏れは新たに見積もりを出してもらうことにした。
2時半、電話があって、義父に送ってもらってTOYOTAに行く。
今日のブレーキの修理は、約10万円。
オイル漏れの見積もりは、37万円なり・・・・😱

「すぐにすぐやらなきゃどうにかなるものじゃないから安心して」

とは言うものの、どうせやらねばならないものならやるしかないじゃないか。
その修理は数日かかるので、代車を出してくれるという。
後日、改めて予約をとることにする。
私の車も12年選手。人間と同じで、あちこちガタが来るものかも。

のびのびと掛かった虹

大きすぎてカメラに収まらない。

雲を背景にした虹も素敵だ

反対側はワイキキの真上に向かって伸びる

気がつけばもう10月。
日本もすっかり涼しくなったようで、暑さが苦手な姉から秋の喜びのメールが届く。
『もう涼しくって嬉しくなって、掃除やらなにやら張り切ってる。今日は豚汁にしたよー』
豚汁かあ、いいなあ!
夫は里芋が食べられないので、豚汁はほとんど作ったことがないけど、作ってみようかな。
余った大根でふろふき大根もいい。
食欲の秋ですな。