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(開設2015年1月1日)

キティホークモデル1/48 ヴォートXF5U-1 フライング フラップジャック試作戦闘機 製作記・3

2021年10月01日 23時18分00秒 | キティホークモデル1/48 XF5U-1製作記
10月に入るとなぜか急に年末が近付いた気分になるのは何故なんでしょうか? 今年も残り3ヶ月ですが、政権も変わるしコロナの緊急事態宣言も解除されましたが、第6波の感染拡大が起こらない事を切に願いたいものです。

さて、約2週間振りのXF5U-1の製作記ですが、まだサフ吹きが終わっていません。2週間の間、何やってたんや!と言われそうですが、両親の介護の事であれこれ忙しく、道の駅のブログをアップするのが精一杯の状態で、模型作りに集中出来ない状態が続いています。夕方、1~2時間程度が何とか模型小屋に居られる状態です。

それでは、前回の続きです。キットのままではプロペラが回転しないので、ここは回転出来るようにしたいと思い、一手間かけることにしました。



スピナ内部に回転軸用の仕切りを1mmプラ板で自作し、それに2mmのプラ棒を差し込み接着して回転軸とし、それを支えるための軸受け用の円盤(中心の開口部は2mmより若干広くしています)を本体部分に接着するパーツ内部に接着。それにスピナを固定したプラ棒を通して、ストッパーを接着して完了です。ストッパーはポリキャップを探したのですが、サイズが合わないものばかりだったので、エポキシパテで自作しました。スムーズに回転と言う訳には行きませんが、固定よりはましになったかなと思います。ただ、プロペラブレードの取り付け部が強度的に心配なほど細いので、無理に回転させるのは破損リスクが高そうです。摺動部分には7Bの鉛筆を擦り付けて摩擦係数を減らしています。ストッパーは本体取り付け前に押し込み、プラ棒は最終的にはもう少し短くカットします。

プロペラブレードの方は、木目塗装まで終わっています。




上から順に、まず先端の黄色部分を塗装するためにベースホワイト(クレオスの缶スプレー)を吹き、次に白(Mr.カラー1番)を吹きました。続いて、ガイアカラー005サンシャインイエローを吹き、マスキング後、Mr.カラー43番ウッドブラウンを吹いた後、42番マホガニーで木目塗装を行ないました。前作V-173では艶ありにしましたが、XF5U-1の方はWikipediaの写真を見た感じでは艶ありには見えない(ブレードの形状もキットのものとかなり違っています)ので、デカール貼り後、半艶クリアを吹こうと思っています。プロペラブレードの塗装はまだこの後フラットブラックで根元の塗装が残っています。この写真でお分かりだと思いますが、スピナの取り付け部分の細さが気になります。

本体の方はと言うと、サフ吹きが遅れている原因となっているのが、吸気タービンのカバー部分のフィット感の悪さで、ここの修正で再びポリパテちゃんにお越し頂く事になってしまいました。ホントはあまり来て欲しくないんですけどね😅

前回修正した機首部分がどうも気に入らず、再度ポリパテを盛って修正しました。(修正後の写真は撮り忘れました🙇)



操縦席先端の計器盤カバー部分(で良いのかな?)を黒で塗り直しました。黒は手元に残っていたタミヤのマットブラック(缶スプレー)を使っています。かなりミストが飛んでいますが、問題ありません。


吸気タービンを塗装して、カバーを本体に接着した上下面の状態です。タービンは、コーン部分をMr.カラー71番ミッドナイトブルー、羽根部分を8番シルバーで塗装しています。カバーのフィット感が非常に悪く、最終的には瞬間接着剤の使用となりました。隙間は瞬間接着剤で何とかなるかなと思ったのですが、段差はどうしようもなく、結局ポリパテちゃんにお越し頂く事になりました。今回はタミヤからお越し頂きました。😄


ポリパテを盛った状態です。タミヤのポリパテを使いましたが、最初チューブから絞り出した時、油のような液体状の物だけ出て来て、その後ペーストが出て来ると言う状態で、これは使えんのかい!と一瞬不安になりましたが、固形剤を若干多目にしてキャップの色になるよう混合しました。(固形剤、足りなくなりそうやぁ!) 普段の状態に比べるとかなり粘度が低く、固まるのか気になりましたが、1日放置したら無事固まってくれました。これからサンディングの始まりです。


神ヤスの120番から800番まで総動員でサンディングを行ない、何とかここまで修正出来ました。パテの粉が飛ぶのを防ぐために水研ぎしましたが、パテの粉と水が混ざり合ったものが表面にかなり付着していたので、水洗いしています。離型剤もこれで完全に取れているはず。脚庫カバーはサフ吹きに備えて先に本体に仮付けしましたが、ここで時間が掛かるとは予想外でした。まだサンディング跡が残っているので、もう少しサンディングしてからサフ吹きに入ろうと思っています。スジボリの再生もしなくっちゃ!ですね。

次回、サフ吹きから塗装に入れそうです。

塗装に入れそうな、その4に続く。


キティホークモデル1/48 ヴォートXF5U-1 フライング フラップジャック試作戦闘機 製作記・2

2021年09月16日 20時54分30秒 | キティホークモデル1/48 XF5U-1製作記
台風14号の動きがちょっと気になりますが、今日は良い天気でした。まだ少し蒸し暑さが残っていますが、お彼岸も間近ですし、秋の気配も徐々に深まるものと思います。

XF5U-1は本体(主翼?)上下を合体する所まで進みました。今回はそこまでの過程報告となりますが、その前に、前回のキット紹介時にマーキング紹介を忘れてしまったので、まずはマーキングの紹介をしておきます。

箱絵に描かれている一番よく見られるマーキングですね。Wikipediaにも写真があります。ハセガワのキットもこのマーキングが選択されています。ハセガワはネイビーブルー指定でしたが、このキットではミッドナイトブルー指定となっています。

全面シルバー塗装(無塗装?)のマーキングですが、恐らく架空マーキングだと思います。2機しか作られていないし、画像も見付かりません。

こう言う遊び心も嫌いではないですが、なぜこう言うマーキング(もちろん架空マーキング)を選択しようとしたのか、メーカーの意図する所が分かりません。自由に楽しんでくれ!って事でしょうか?

そしてこれが日本版で問題となり、デカールがカットされたマーキングが描かれたページですが、糊付けされてしまっています。それを無理やり剝がそうとして破いてしまい、交換することになってしまいました。その時の画像はこちらの過去ログをご覧下さい。

それでは、製作の続きです。

本体上下を合体する前に、脚庫の組み立てを行ないました。箱組となっていますが、この部分の組み立ては歪みもなくスムーズに進みました。塗装指示はMr.カラー27番ですが、351番ジンク・クロメイト タイプⅠ FS34151を使用し、タミヤの墨入れ塗料のブラックで軽くウェザリングを施しました。


脚庫部分の塗装は表面をマスキングして351番を吹きました。このマスキング、必要なかったかもしれません。(後で気付く😲)

排気ダクトを組立て、黒サフを吹き、自作の焼鉄色を塗って本体に接着しました。見えなくなるので、合わせ目のサンディングは軽く行なっただけです。内面は黒サフのままです。脚庫も接着しましたが、本体側のプラに反りが生じているようで、ある程度の力技も使い、瞬間接着剤で固定しました。脚庫はハセガワのキットでは本体色(ネイビーブルー)となっているのですが…。

説明書では、脚庫の組み立てと同時に脚の組み立てを行ない、脚庫に取り付けた状態で本体に接着するようになっていますが、そうすると塗装時のマスキングが厄介なことになるので、後付け出来るか確かめてみた所、何とか後付け出来そうなので、ここでは接着していません。写真はありませんが、脚関係の組み立ても一応終わっています。

本体上面の裏側には写真のような刻印があります。2015年謹製のキットで、この年のクリスマスに届きました。


本体上下を接着しました。一部分を除いてフィット感は悪くはないのですが、上でも書いたように、プラ素材が柔らかいせいか、歪みが生じているようで、スンナリとは接着出来ず、ここでも力技が必要となりました。この絵、何だか人の顔に見えるんですが、私だけ?


その一部分と言うのがここです。機首の左右に目立つ隙間と段差が生じます。と言う事で、パテの出番となりました。写真を取り忘れましたが、コクピットは本体下部の内面に接着するように説明書では指示されていますが、これは明らかに誤りで、上部内面に接着するのが正解です。下面に接着しようとしてもどこに接着していいのか分かりません。

で、ここでちょっと気が付いたのがこの赤丸部分。何も考えずに351番で塗装したものの、ここは黒とちゃうやろか?と、ネットで画像がないか探したんですが見つからず、そんじゃハセガワのキットはどうなんやろ!と昔の説明書を探し出し、確かめた所、やはり黒となっています。あとで塗り直しですね。この時、脚庫の塗装もネイビーブルーになっているのを知りました。

ポリパテを盛り付けました。外周部分も念のためにパテを塗布しています。今回、訳ありでウェーブのポリパテを使用しましたが、これってタミヤのポリパテと同じ代物なんですかね? 見た目、見分けがつきません。

サンディングが終了しました。隙間は消えたように見えますが、サフを吹いたらどうなりますかね? 最終800番で終わった状態です。消えてしまったスジボリとリベットを再生しないといけませんね。

現在の状態です。着艦フック(だと思う)収納部分も機内色で塗装しましたが、正解かどうかは分かりません。説明書には塗装指示がありません。

次は尾翼部分の組み立てからとなります。塗装までもう少しかかりますね。

製作記・3に続く。






キティホークモデル1/48 ヴォートXF5U-1 フライング フラップジャック試作戦闘機 製作記・1

2021年09月07日 21時45分35秒 | キティホークモデル1/48 XF5U-1製作記
ヘッツアー完成後、何を作ろうか迷っていた所に父の体調不良によるドタバタが発生し、模型作りまで手が回らない状態でしたが、やっと介護施設への入所となり、少し落ち着いて来ました。この先、父がどうなるかは分かりませんが、母の疲弊度を考えると介護施設への入所が最善策だと思っています。

さて、模型の方ですが、自分で決めたローテーションで、今回は日独機以外の1/48クラスの飛行機を作る順番となり、更に作った事のないメーカーのキットと言う条件で積みプラの中からあれこれ(と言うほど、日独機以外の1/48クラスの飛行機キットは持っていないのですが)引っ張り出しては引っ込めを繰り返しつつ最終選考に残ったのが、ICM1/32ポリカルポフI-16とキティホークモデル1/48 XF5U-1 フライング フラップジャック試作戦闘機となりました。で、なぜI-16が外れたのかと言うと、ブロ友のヒロシ殿が以前、素晴らしい作品を完成させており、とても太刀打ちできないと思い、なら異形の飛行機の方が良いだろうとの思いで、XF5U-1に決定しました。ヘンテコ飛行機が好きなんですよね😅

今回製作するのはこちらのキットです。奇しくも、キティホークモデル倒産のニュースが飛び込んで来ると言うタイミングでの製作となりました。同社のキットは1/32P-39などを積んでいますが、製作するのは今回が初めてです。

まずはキット紹介です。


メインとなるパーツはこれだけです。スジボリの彫りも深く、私好みです。パーツの切れは若干のダルさを感じなくもないですが、悪くはない印象です。ゲートがやや太いのと、一部アンダーゲートになってる部分があるのが気になる点ですかね?

デカール、透明パーツ、真鍮製のエッチングパーツです。右のデカールですが、半分カットされています。この理由は後述しますが、最初届いた時は不良品が届いたと思いました。「最初届いた時は」と書きましたが、実は一度返品交換しています。この理由についてもあとで紹介します。エッチングパーツはシートベルトのみとなっています。

この写真、何かわかりますか? 上で紹介したパーツ群下段のAパーツとBパーツのランナー枠が上下繋がった状態で袋に入っていました。上の写真はこの部分をカットしてばらした状態で写しました。(当たり前や!)今まで長年模型を作って来ましたが、こんなのは初めて見ました。😲

製作開始前に、実機について簡単に紹介しておきます。 以前、スペホ1/48V-173の製作記を拙ブログにアップしましたが、そのV-173を実用機化しようとして計画された飛行機で、2機が試作される事になりました。ただ、時代はジェット機が全盛となりつつある時期で、レシプロエンジン搭載の戦闘機を開発する必要性がなくなったことなどが理由で、初飛行さえすることなく破壊されてしまった飛行機です。箱絵のような状況は叶う事なく終わった、ある意味不運な運命を辿った飛行機と言えるかもしれません。キットに関しては、昔ハセガワから1/72が出ていて、私も完成させていますが、開発は”u”と言う模型ショップが製品化したキットです。1/48のインジェクションキットはこのキットが唯一の存在だと思います。キットの紹介文にはエンジンもパーツ化されていると書かれていますが、そのようなパーツはありません。箱絵には”フラップジャック”と書かれていますが、”フライングパンケーキ”と言う方が馴染みがありますね。

それでは製作開始です。飛行機キットのセオリー通りコクピットから製作開始です。 で、いきなりのトラップ?

ピンぼけですみません。コクピットのサイドパネルに接着するパーツに赤丸で示したピンがあるのですが、このピンを差し込む穴が上にあるパーツにはなく、このままでは接着出来ません。これはピンではなく、単なるバリ(押し出しピン?)と判明して、カットして接着しました。取り付け位置決め用のピンと勘違いした私がアホなだけ(笑)

さらにトラップが続きます。床面パーツの裏側にはシート取り付け用の凹みがありますが、表面にはありません。開口して取り付けます。


こちらは表面です。ご覧のように、シートを取り付けるための穴がありません。シートにはちゃんと位置決め用の突起があります。

説明書です。デカールの表示部分を見ると、カットされた部分(赤で囲んだ部分)が載っています。実はこのキャラが日本では版権の関係で使えないと言う理由で、日本向けのキットのデカールではこの部分をカットしてしまったらしいです。返品交換した理由はこのデカールを不良品だと思った事が理由ではなく、説明書の塗装図にこのキャラを使ったマーキングが掲載されているのですが、その塗装図部分は糊付けされており開くことが出来なくなっています。ただ、糊付けが弱くてひょっとしたら開けるんじゃねぇと下心が疼き、無理やり開こうとしたら見事失敗して破けてしまったので、交換出来ないかダメ元で問い合わせたら、交換OKだよとの返事だったので、交換してもらったと言う訳です。なんでこう言うキャラのデカールを使用することにしたのかは分かりません。

コクピットの各パーツを塗装しました。計器盤はデカールを貼り付け、艶消しクリアを吹いた後、ガラス面にクリアを落としています。コクピットの塗装に使用したのは、説明書に指定されているMr.カラー340番フィールドグリーンFS34097で、初めて使用する塗料です。店頭で買って来ました。因みに脚庫は27番が指定されていますが、これは違うだろと思い、351番ジンク・クロメイト タイプⅠ FS34151を使用することにしています。(以前セット販売されていたWWⅡアメリカ陸・海軍機/イギリス空軍機インテリア塗装色の中の1色。現在は単品販売されています。)340番と分けている理由は不明? タミヤのウェザリング塗料のグレーでウォッシングしています。 説明書の指定位置に操縦桿を取り付けていますが、これは間違いだと言うのが後程判明することに。

コクピットが出来上がりました。(写真がピンボケばかりですみません。)これでお分かりだと思いますが、操縦桿の取り付けを説明書指定の所に取り付けると計器パネルが取り付け出来ません。説明書で操縦桿を取り付けるよう指示されている部分は、計器パネルをはめ込む場所で、操縦桿はその後ろの穴に取り付けるのが正解です。分からないのは、爪楊枝を差し込んでいる穴で、最初は本体に接着する際の固定用の穴かなと思いましたが、本体にはそれ用のピンはありません。組み込んでしまえば覗き込まない限り見えないので、このまま進めます。今から穴を塞ぐのは結構面倒な作業になりますしね。サイドの操作部分の右側はデカールを貼りましたが、左側は突起物が多くてデカールを貼りは困難なので、塗装しています。

次はなぜか脚周りの組み立てとなっています。

主車輪は左右張り合わせとなっていますが、ゲートがアンダーゲートで、接着面のサンディングがかなり面倒です。アンダーゲートにする必要ないやろ!とつい叫びたくなってしまいました。接着すると案の定隙間が…😢

今まで月1キット完成を保って来ましたが、恐らくこのキット、今月中の完成は難しいと思います。両親の事もさることながら、妻のご両親の方も芳しくないので、時間の調整が難しい状況です。自分でのペースで、作れる時間に少しずつ進めていこうと思っています。以前、苦労して完成させたスペホのV-173と並べてみたいですね。

次回に続く。