( 今年初めての ジギタリス。きつねの手袋 ともいう。そんな形に見えますか ?)
生命とは言えない微少なウイルスに 私たちの世界は席巻された。けんかしている米中も共に大きな被害を受けている。
環境問題に消極的なアメリカやブラジルが今も多数の感染者を出しているのは 象徴的な話し。コロナ危機は環境問題でも
あるのです。WHOに限らず 世界は協力してウイルスの治療薬 ワクチンを開発して 感染を収束させなくてはならない。
今既に 南半球の国々にもウイルスは 感染を広げている。人類77億の未来が かかっている。
遠い昔 日本人のほとんどが知らない中世ヨーロッパで ペスト(黒死病)という感染症がありました。海外旅行の添乗員を
して居た頃 ヨーロッパの教会や美術館で 『 死の勝利 』という絵画を時々見た。ガイコツが長い鎌を持って人間を殺し
地獄へ落としている。 朝は元気だった人が 夕には身体に斑点をつけ 高熱で苦しみ 死んでいく。人口の半分が死んだ。
貴族も召使いもない・・。金持ちは恐れて 郊外の森の中へ避難する・・。どれほどの効果があったものか ? 多くの人々が
祈ったことだろう 。原因も分からず 薬も対策もない時代 人々は恐怖のどん底に落ちたことだろう・・。
日本にも中世平安時代 疫病の流行は何度もありました。『 朝には紅顔ありて 夕べには白骨となれる身なり 』という
言葉もあります。京の都は群盗が横行し 鴨の河原には多くの死体が捨てられていたといいます。方丈記には京都だけでも
一夏で4万人の人々が亡くなったと書かれています。勿論 風水害 飢饉 内乱などの結果です。天然痘やコレラ 当時は
流行病(はやりやまい) と言われた感染症です。
ウイルスは感染し 増殖し 変異する。しかも宿主(しゅくしゅ 寄生生物に寄生される生物)を変えてその勢力を広げていく。
あっという間に世界に広がり 既に500万人以上がウイルスに感染している。実際はその10倍を超すだろう。ウイルスが
出す毒性で既に33万人が亡くなった。生活弱者が犠牲になっているという声もある。有無を言わせない強力な力で生命を
奪っていく 恐ろしいウイルスです。
私達も自然から生まれて 自然へと還っていく。他の生物も同じだ。自然の中であらゆる物が関係し合い 生きている。
この自然 生態系を土台にして 私たちは生命を与えられ 育まれてきた。如何に大都市を作ろうと 宇宙に乗り出そうが
私たちは自然の中で生かされている。人間社会も大事だが 自然を中心とした世界観を持っていたい。生態系の中で 動物
植物 微生物 細菌まで 好き嫌いの問題でなく私たちは互いに関係を持っている。 元々森林など野生生物の生息環境を
奪ったのは人間であり その距離を近づけたのは人間だから・・。 これからは 自然を敬い畏れつつ 共生とか共存とかを
考えなくてはならない。
クレマチスが 家庭の庭に。咲き出しています
地面には どくだみの花が 清楚に。咲き出しました
小海老草(こえびそう) メキシコ原産で 20世紀日本に渡来。
アメジストセージ。 アメジストは 紫水晶のこと。 そんな色ですね。
待宵草(まつよいぐさ) 開花時期は7月とありますが・・、夏の花ですね。
ついでに 昼咲き月見草。 5月から咲く花。
菜種の実です。
なずなかな ? と思ったのですが・・、
どうやら違うようです。 最近少し集中力が 落ちています・・。
ちょっと印象的な風景だったので 電線にいるのは スズメ ?