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自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

61年前、戦争が終わった日に・・・

2006-08-15 | 社会・時事
8月6日、私は家にいておきながら、広島の平和記念式典をテレビで見ることを失念してしまいました。
翌日の朝刊で読んだ、秋葉広島市長の平和宣言(要旨)、小泉首相のあいさつ(要旨)と並んで掲載された、こども代表の平和の誓い(全文)の素晴らしさに打たれました。

終戦記念日の今日、平和のありがたさを確認する意味でブログに残しておこうと思います。


こども代表・平和への誓い(全文)

 昭和20年(1945年)8月6日、午前8時15分。一瞬にして広島の街は何もかも破壊されました。原子爆弾は、高温と爆風で人々をおそい、さらに死の放射能で街を汚染していきました。そして、その年の終わりまでに約14万人もの命が失われました。14万の夢や希望、未来が奪われ、数え切れないほどの悲しみが生まれたのです。


 平成17年(2005年)11月22日。私たちの身近なところで、とても悲しい、辛い事件が起きました。その事件によって、私たちが当たり前だと思っていた日常は壊れてしまいました。好きな友だちとおしゃべりしながら登下校したり、一人で外へ出ることもできなくなりました。そして、私たちは事件を通して、一つの命の重みを知りました。


 この時奪われた命も、原子爆弾や戦争で奪われた多くの命も同じ命です。一つの命について考えることは、多くの命について考えることにつながります。命は自分のものだけでなく、家族のものであり、その人を必要としている人のものでもあるのです。


 「平和」とは一体何でしょうか。


 争いや戦争がないこと。いじめや暴力、犯罪、貧困、飢餓がないこと。


 安心して学校へ行くこと、勉強すること、遊ぶこと、食べること。


 今、私たちが当たり前のように過ごしているこうした日常も「平和」なのです。


 世界中のどこの国も「平和」であるために、今必要なことは、自分の考えを伝えること、相手の考えを受け入れること、つまりお互いの心を開くことです。人間は言葉をもっています。心を開けば対話も生まれ、対話があれば争いも起きないはずです。


 そして、自分だけでなく他の人のことを思いやること、みんなと仲良くすることも「平和」のためにできることです。


 私たちはこれまで、祖父母や被爆者の方から体験を聞いたり、「平和」について学習したりする中で、原爆や戦争のことについて学んできました。しかし、まだまだ知らないことがたくさんあります。これからもヒロシマで起きた事実に学び、それを伝えていかなければなりません。


 私たちは、命を大切にし、精いっぱい生きることを誓います。


 私たちヒロシマのこどもは世界中の国々や人々との間の架け橋となり、「平和」の扉を開くために一歩一歩、歩み続けていくことを誓います。

 平成18年(2006年)8月6日


 こども代表
 広島市立南観音小学校6年 新谷 望
 広島市立楽々園小学校6年 スミス・アンジェリア


(写真と本文はasahi.comから借用しました)







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街角のパンパスグラス

2006-08-15 | 花・木・実・いきもの・自然
広めの舗道の隅に、企業がスポンサーとなっている花壇があります。

そこにもりもりと育ったパンパスグラスがありました。
和名をシロガネヨシというイネ科の多年草です。

いままさに成長の時で、どこにも枯れた部分のない見事さです。
太陽と水だけでこれだけ育つ。

武器を持って美しい街を破壊する人間より、よほど上等の生き物だと思いませんか?





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